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前比良遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/62825
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.62825
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 1988 『青森県埋蔵文化財調査報告書108:前比良遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 1988 『前比良遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書108
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書名 前比良遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな まえひらいせき
副書名 県営三戸地区広域営農団地農道整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 108
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 19880331
作成機関ID 022012
郵便番号 0300042
電話番号 0177885701
住所 青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
現遺跡名:前比良(1)遺跡
所収論文
タイトル 地滑りについて
英語タイトル
著者
赤平 智尚
ページ範囲 53 - 54
NAID
都道府県 青森県
時代 古代(細分不明)
文化財種別
遺跡種別 集落
遺物(材質分類)
学問種別 地質学
テーマ
他の電子リソース
引用表記
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=智尚|last=赤平|contribution=地滑りについて|title=前比良遺跡|date=1988-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/62825|location=青森市大字新城字天田内152-15|ncid=BN03438590|doi=10.24484/sitereports.62825|series=青森県埋蔵文化財調査報告書|volume=108}} 閉じる
抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 前比良遺跡
遺跡名かな まえひらいせき
本内順位
遺跡所在地 三戸郡南部町大字赤石字前比良28番地他
所在地ふりがな さんのへぐんなんぶまちおおあざあかいしあざまえひら28ばんちほか
市町村コード 02445
遺跡番号 445089
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 402422.9
東経(世界測地系)度分秒 1411745.2
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.406361 141.295888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19860423-19860617
調査面積(㎡)
1400
調査原因 広域営農団地農道整備事業
遺跡概要
種別
散布地
その他
時代
縄文
主な遺構
土壙 10
溝状ピット 6
主な遺物
土器(前期・中期・後期・晩期)
石器
特記事項
種別
集落
時代
奈良
主な遺構
竪穴住居跡 3
竪穴遺構 1
主な遺物
土師器
砥石
土製紡錘車
鉄製品
炭化材
特記事項 竪穴建物のうち2棟は焼失住居である。炭化した丸太材、板材、角材等のほか、床面上の敷物と思われる網代状に編まれた炭化物が出土している。
要約  遺跡は名久井岳北麓の標高120mの丘陵西斜面に立地する。奈良時代後期の集落跡を主体とした縄文時代前期・中期・後期・晩期との複合遺跡である。
 縄文時代では少量ではあるが前期・中期・後期・晩期の土器、石器の他に土壙10基、溝状ピット6基を検出した。溝状ピットは「狩猟用の落し穴」と考えられているものである。少なくとも4本を単位とし、斜面に直交するように設置されている。縄文時代の後半期と考えられる。
 奈良時代後期の遺構は竪穴住居跡が3軒、貯蔵庫と推定される竪穴遺構が1基である。いずれも火災を受けていることや配置から、同時に機能していたと考えられる。年代は8世紀後半に位置づけられ、集落としては短期間の存続とみられる。この地方は当時の「弐薩体(にさて)村」であり、他の東北地方北部の各村と同様、大和政権の制圧の対象地であった。当時としては貴重品であろう鉄製品を含む生活用品をそのまま残したことは、不慮の災害時における避難に急を要したことが想定される。この後再びこの地に居を構えることがなかった。
 また、集落廃絶後の8世紀後半以後に起こった地滑りの跡が遺跡全体で確認された。
 

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