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富山市内遺跡発掘調査概要

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54328
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.54328
引用表記 富山市教育委員会埋蔵文化財センター 2019 『富山市埋蔵文化財報告97:富山市内遺跡発掘調査概要』富山市教育委員会
富山市教育委員会埋蔵文化財センター 2019 『富山市内遺跡発掘調査概要』富山市埋蔵文化財報告97
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書名 富山市内遺跡発掘調査概要
発行(管理)機関 富山市 - 富山県
書名かな とやましないいせきはっくつちょうさがいよう
副書名 北代遺跡
巻次 20
シリーズ名 富山市埋蔵文化財報告
シリーズ番号 97
編著者名
編集機関
富山市教育委員会埋蔵文化財センター
発行機関
富山市教育委員会
発行年月日 20190329
作成機関ID 16201
郵便番号 939-2798
電話番号 076-465-2146
住所 富山県富山市婦中町速星754番地 婦中行政サービスセンター本館3階
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 北代遺跡
遺跡名かな きただいいせき
本内順位
遺跡所在地 富山市北代
所在地ふりがな とやましきただい
市町村コード 16201
遺跡番号 0207
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 364302
東経(世界測地系)度分秒 1371109
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.717222 137.185833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20000228-20000328
調査面積(㎡)
250
調査原因 個人住宅建築
遺跡概要
種別
時代
縄文
弥生
奈良
主な遺構
奈良-竪穴建物
土坑
ピット
主な遺物
縄文-縄文土器
磨製石斧
打製石斧
石棒
磨石
砥石
石核
剥片
弥生-弥生土器
奈良-土師器
須恵器
鉄滓
炉壁
羽口
特記事項 奈良時代の竪穴建物と土坑を検出
要約  北代遺跡は、長岡台地に立地する。呉羽丘陵一帯は旧石器時代から近世までの長い間、居住・墓、生産など各種の遺跡が形成された。
 調査では、竪穴建物1棟、土坑5基、ピット12基を検出した。竪穴建物の平面プランは方形と推定され、壁際に沿って細く浅い溝が廻る。カマドは東壁の北寄りの隅に付設されているが残存状況が悪く上部構造については不明である。土坑のうち1基からは鉄滓28,334gと炉壁・羽口、被熱によって割れた石が多く出土し、鉄生産に関わる遺構の可能性も考えられるが、壁面及び底面の被熱等は検出されなかった。この土坑と竪穴建物の帰属年代は8世紀代、ピットは古代とみられる。土坑から出土した鉄滓は断面観察およびX線分析により原料に砂鉄を用いた製錬や精錬鍛冶に伴って発生した鉄滓と推定された。
 北代遺跡ではこれまでの調査で古代の竪穴建物、掘立柱建物、鍛冶工房等が検出されている。今回の調査で確認された遺構を含めて、精錬鍛冶などの製鉄作業が行われていた初期開墾集落と考えられる。

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