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春日町(小石川後楽園)遺跡第11地点

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/47149
引用表記 文京区教育委員会 2011 『B-99:春日町(小石川後楽園)遺跡第11地点』学校法人中央大学
文京区教育委員会 2011 『春日町(小石川後楽園)遺跡第11地点』B-99
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ファイル
書名 春日町(小石川後楽園)遺跡第11地点
発行(管理)機関 文京区 - 東京都
書名かな かすがちょう こいしかわこうらくえん いせきだい11ちてん
副書名 中央大学後楽園キャンパス新2号館建設に伴う埋蔵文化財緊急発掘調査報告書
巻次
シリーズ名
シリーズ番号 B-99
編著者名
編集機関
文京区教育委員会
発行機関
学校法人中央大学
発行年月日 20110428
作成機関ID 13015
郵便番号 112-8555
電話番号 03-5803-1305
住所 東京都文京区春日1丁目16-21
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 春日町(小石川後楽園)遺跡 第11地点に関する文献調査の成果
英語タイトル
著者
岩淵 令治
吉成 香澄
藤尾 直史
ページ範囲 74 - 95
NAID
都道府県 東京都
時代
文化財種別
遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 春日町(小石川後楽園)遺跡 第11地点
遺跡名かな かすがちょういせき
本内順位
遺跡所在地 東京都文京区春日1丁目13-27
所在地ふりがな とうきょうとぶんきょうくかすが1-13-27
市町村コード 13105
遺跡番号 48
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354229
東経(世界測地系)度分秒 1394458
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.708055 139.749444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20100315-20100423
20100426-20110428
調査面積(㎡)
546
調査原因 中央大学後楽園キャンパス新2号館建設工事
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴住居跡4
主な遺物
土器242
特記事項 第Ⅵ地点で確認された集落の北東側を調査

遺跡名かな:かすがちょう こいしかわこうらくえん いせき
種別
城館
時代
江戸
主な遺構
地下室9
井戸7
溝状遺構2
土坑42
植栽痕4
硬化面1
礎石列1
小穴54
性格不明2
主な遺物
磁器1,783
炻器338
陶器1,921
土器3,710
瓦4,137
土製品28
金属製品782
木製品6
石製品41
自然遺物579
ガラス製品1
その他12
特記事項 屋敷跡
近世初期は武家屋敷、明暦大火(1657年)以降は水戸藩徳川家の上屋敷であった場所を調査。
17世紀初頭から前葉頃の遺物が多く出土
水戸藩徳川家の家紋である六葉葵文が貼付された瓦出土
緑釉の施された瓦出土
井戸の底面から完形の釣瓶桶出土
要約  本調査では、弥生時代後期から古墳時代前期の竪穴住居跡と、近世の武家屋敷・大名屋敷に関連す
る遺構・遺物が調査された。
 弥生時代後期から古墳時代前期の調査では、第Ⅵ地点で存在が明らかにされた集落の北東部に含
まれるであろう竪穴住居跡が発見され、北西約700mに位置する伝通院裏貝塚において検出された竪
穴式住居跡も含めて、小石川台地の突端部一帯に集落が展開している可能性を指摘できた。
 近世の調査では、検出された遺構を5期に分けて土地利用の変遷を確認できた。17世紀前葉頃は鉄
砲師の屋敷や賄方の組屋敷であり、17世紀中葉以降は水戸藩徳川家の上屋敷地に含まれ、明治時代
以降は政府の兵器工場の敷地となった。遺構は、水戸藩邸に組みこまれて以降急激に増え、付近に
長屋が存在したものと考えられる。18世紀前・中葉頃から遺構数は減少し、「御守殿」が造られたとさ
れる19世紀前葉以降は遺構がなくなり、空閑地のような景観へと変化したものと推測される。

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