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神山古集落

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/36059
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.36059
引用表記 沖縄県立埋蔵文化財センター 2019 『沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書99:神山古集落』沖縄県立埋蔵文化財センター
沖縄県立埋蔵文化財センター 2019 『神山古集落』沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書99
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書名 神山古集落
発行(管理)機関 沖縄県立埋蔵文化財センター - 沖縄県
書名かな かみやまこしゅうらく
副書名 普天間飛行場雨水排水施設整備に伴う発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 99
編著者名
編集機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20190301
作成機関ID 470007
郵便番号 9030125
電話番号 0988358752
住所 沖縄県中頭郡西原町字上原193-7
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 神山古集落
遺跡名かな かみやまこしゅうらく
本内順位
遺跡所在地 沖縄県宜野湾市神山
所在地ふりがな おきなわけんぎのわんしかみやま
市町村コード 47205
遺跡番号 281
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 261624.7
東経(世界測地系)度分秒 1274549.5
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 26.273527 127.76375
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170316-20170817
調査面積(㎡)
6800
調査原因 沖縄防衛局による普天間飛行場雨水排水施設整備工事
遺跡概要
種別
集落
その他
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
グスク
主な遺構
植栽痕
建物
井戸
土坑
主な遺物
本土産陶器
沖縄産陶器
中国産陶磁器
ガラス製品
プラスチック製品
銭貨
金属製品
砲弾・銃弾片
石器・石製品
特記事項 在沖米軍基地普天間飛行場内の戦前以前の集落跡、沖縄戦時の陣地・防空壕も確認
要約  沖縄防衛局による普天間飛行場雨水排水施設整備工事に伴う神山古集落の記録保存発掘調査を実施した。神山古集落は米軍により接収された集落跡で、沖縄戦時には日本軍が駐屯し物資を補給する野戦倉庫が設置されており、上陸してきた米軍と応戦したとされる。今回の発掘調査では屋敷地の区画を12ヶ所確認し、空中写真や聞き取りで伝わっていた戦前の神山集落と概ね一致する。その区画は溝として検出できたが、その周囲全体に石積み囲いがあるような形跡は窺えなかった。その区画内には、井戸や石積みやレンガで囲われた土坑が確認できた一方、明確に建物跡として認識できたのは2基に留まった。なお、その建物は掘立柱によるものだが、1基は石柱を基礎にもつものであった。
 一方、沖縄戦に伴う遺構も多く見られ、その性格が分かるものとして交通壕・いわゆるタコツボ、防空壕がある。交通壕は集落の旧道の端に掘られた側溝であるがその形態日本軍が構築したものと考えられる。タコツボは交通壕の周囲に配置され、壁面に足掛かりをもった深さ1m近い土坑であった。他にも数mに及ぶ長大な土坑が随所に見られ、日本軍の陣地に関する可能性もある。また、防空壕については幾つかの形態が見られ、多くは沖縄産陶器壺などの日用的な陶磁器や爆弾片が出土している。その中には酒器と考えられる陶磁器や多量の豆類が出土することなどから、その構築・使用には住民だけでなく日本軍が関与した可能性も想定される。

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