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両総農業水利事業第3揚水機場建設工事埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31084
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.31084
引用表記 千葉県教育振興財団 2009 『千葉県教育振興財団調査報告608:両総農業水利事業第3揚水機場建設工事埋蔵文化財調査報告書』関東農政局両総農業水利事務所他
千葉県教育振興財団 2009 『両総農業水利事業第3揚水機場建設工事埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団調査報告608
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書名 両総農業水利事業第3揚水機場建設工事埋蔵文化財調査報告書
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな りょうそうのうぎょうすいりじぎょうだい3ようすいきじょうけんせつこうじまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 山武市八幡神社北 1・2・3遺跡 ; 第1分冊(本文編)
巻次 2
シリーズ名 千葉県教育振興財団調査報告
シリーズ番号 608
編著者名
編集機関
千葉県教育振興財団
発行機関
関東農政局両総農業水利事務所
千葉県教育振興財団
発行年月日 20090225
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-424-4848
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 八幡神社北1遺跡
遺跡名かな はちまんじんじゃきた1いせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県山武市千葉県山武市成東字八幡台3301-1ほか
所在地ふりがな ちばけんさんむしなるとうあざはちまんだい3301-1ほか
市町村コード 12404
遺跡番号 011
北緯(日本測地系)度分秒 353606
東経(日本測地系)度分秒 1402314
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.6049 140.384
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040506-20041029
調査面積(㎡)
4,726
調査原因 揚水機場建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
主な遺構
旧石器集中3
主な遺物
旧石器
特記事項
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
陥穴4
主な遺物
縄文土器
石器
特記事項
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居跡2
主な遺物
弥生土器
特記事項
種別
集落
時代
古墳
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居跡43
掘立柱建物跡9
柵列5
土坑10
主な遺物
土師器
須恵器
金属製品
土製品
石製品
特記事項 古墳時代後期後半に開始された集落が平安時代前半まで継続、変遷する様相があきらかとなった。
主な時代:古墳後半から奈良 平安
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
台地整形区画2
掘立柱建物6
柵列2
方形竪穴3
粘土貼土坑3
土坑40
ピット50
溝状遺構17
主な遺物
陶磁器
土器
石製品
金属製品
特記事項 中世の13世紀から14世紀は、台地整形や溝で区画された、名主層の屋敷群を中心とした村落景観が復元できる。
遺跡名 八幡神社北3遺跡
遺跡名かな はちまんじんきゃきた3いせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県山武市成東字八幡台3287ほか
所在地ふりがな さんむしなるとうあざはちまんだい3287ほか
市町村コード 12404
遺跡番号 012
北緯(日本測地系)度分秒 353605
東経(日本測地系)度分秒 1402311
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.6046 140.3831
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041001-20041015
20041117-20041130
調査面積(㎡)
1,393
調査原因 揚水機場建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居3
主な遺物
土師器
須恵器
石製品
特記事項
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
台地整形区画
掘立柱建物跡2
溝状遺構7
主な遺物
陶磁器
石製品
特記事項 中世の13世紀から14世紀は、台地性消えや溝で区画された、名主層の屋敷群を中心とした村落景観が復元できる。
要約 [八幡神社北1遺跡 要約]
旧石器時代では小さなブロックであるが、石器集中地点が5地点検出され、時期は5つの文化層(IX層下部・VII層・VI層〜V層・III層)にわたる。縄文時代の遺構は陥穴のみで、出土遺物も調査面積に比して非常に少量である。弥生時代では小規模であるが、中期後半宮ノ台式期の集落が確認された。隣接する八幡神社南遺跡では同時期の方形集溝墓と竪穴住居跡が検出されており、強い関連が考えられる。古墳時代後期後半から平安時代前半には継続的に集落が形成された。遺構は竪穴住居跡(約100軒)が主体で、古墳時代終末期に集落は拡大し、奈良から平安時代前半にかけて住居軒数は減少する。中世の台地整形により遺物の遺存状況は不良だが、一般土器類のほかに銅製品、墨書土器、鉄鉢形・大型台付鉢、石帯、転用硯、土馬等特殊遺物も出土した。中世では台地上が地山整形・溝・柵列等によって区画され、内部の各種遺構のあり方は区画によって異なる。常滑を中心とする中世陶磁器類の組成は主に 13世紀後半から14世紀前半であり、点在する名主層(有力農民層)の複数の屋敷を核として周囲に墓域や畑地が展開する村落景観が復元できる。また、一部の溝は中・近世を通して機能したことが推測される。
[八幡神社北3遺跡 要約]
旧石器時代では小さなブロックであるが、石器集中地点が5地点検出され、時期は5つの文化層(IX層下部・7層・6層〜5層・3層)にわたる。縄文時代の遺構は陥穴のみで、出土遺物も調査面積に比して非常に少量である。弥生時代では小規模であるが、中期後半宮ノ台式期の集落が確認された。隣接する八幡神社南遺跡では同時期の方形集溝墓と竪穴住居跡が検出されており、強い関連が考えられる。古墳時代後期後半から平安時代前半には継続的に集落が形成された。遺構は竪穴住居跡(約100軒)が主体で、古墳時代終末期に集落は拡大し、奈良から平安時代前半にかけて住居軒数は減少する。中世の台地整形により遺物の遺存状況は不良だが、一般土器類のほかに銅製品、墨書土器、鉄鉢形・大型台付鉢、石帯、転用硯、土馬等特殊遺物も出土した。中世では台地上が地山整形・溝・柵列等によって区画され、内部の各種遺構のあり方は区画によって異なる。常滑を中心とする中世陶磁器類の組成は主に 13世紀後半から14世紀前半であり、点在する名主層(有力農民層)の複数の屋敷を核として周囲に墓域や畑地が展開する村落景観が復元できる。また、一部の溝は中・近世を通して機能したことが推測される。

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