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西飯降2遺跡丁ノ町・妙寺遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27455
引用表記 (財)和歌山県文化財センタ− 2010 『西飯降2遺跡丁ノ町・妙寺遺跡』(財)和歌山県文化財センタ−
(財)和歌山県文化財センタ− 2010 『西飯降2遺跡丁ノ町・妙寺遺跡』
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ファイル
書名 西飯降2遺跡丁ノ町・妙寺遺跡
発行(管理)機関 (公財)和歌山県文化財センター - 和歌山県
書名かな にしいぶり2いせきちょうのまち・みょうじいせき
副書名 一般国道24号京奈和自動車道(紀北東道路)改築事業に伴う第1次・第2次発掘調査報告書
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
(財)和歌山県文化財センタ−
発行機関
(財)和歌山県文化財センタ−
発行年月日 20100329
作成機関ID
郵便番号 640-8404
電話番号 073-433-3843
住所 和歌山県和歌山市湊571-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 丁ノ町・妙寺遺跡
遺跡名かな ちょうのまち・みょうじいせき
本内順位
遺跡所在地 和歌山県伊都郡かつらぎ町丁ノ町 妙寺
所在地ふりがな わかやまけんいとぐんかつらぎちょうちょうのまち・みょうじいせき
市町村コード 30341
遺跡番号 27
北緯(日本測地系)度分秒 341820
東経(日本測地系)度分秒 1353103
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.3089 135.5147
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20060520-20070327
20070516-20080229
調査面積(㎡)
18776
17223
調査原因 一般国道24号京奈和自動車道(紀北東道路)の改築
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
主な遺構
竪穴建物
竪穴状遺構
埋設土器
配石移行
集石遺構
土坑
ピット
自然流路
主な遺物
縄文土器
土製品
石器
特記事項 縄文時代後期の集落
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
弥生
主な遺構
竪穴建物
竪穴状遺構
土器棺墓
土坑
ピット
自然流路
主な遺物
弥生土器
石器
木製品
特記事項 弥生時代中期後葉から後期の集落と土器
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴建物
土坑
ピット
落ち込み
自然流路
主な遺物
土師器
須恵器
製塩土器
石製品
特記事項 古墳時代中期の集落
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
平安
主な遺構
掘立柱建物
焼成土坑
柱穴
土坑
水田
主な遺物
土師器
製塩土器
黒色土器
墨書土器
須恵器
木製品
石製品
特記事項 主軸をそろえた掘立柱建物群、墨書土器
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
鎌倉
南北朝
主な遺構
掘立柱建物
礎石建物
柱列
焼成土坑
耕作溝
主な遺物
土師器
瓦器
国産陶器
輸入陶磁器
鉄製品
特記事項 鎌倉時代〜室町時代の生産地
遺跡名 西飯降2遺跡
遺跡名かな にしいぶり2いせき
本内順位
遺跡所在地 和歌山県伊都郡かつらぎ町西飯降
所在地ふりがな わかやまけんいとぐんかつらぎっちょうにしいぶり
市町村コード 30341
遺跡番号 26
北緯(日本測地系)度分秒 341823
東経(日本測地系)度分秒 1353119
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.3097 135.5192
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20060520-20070327
20070516-20080229
調査面積(㎡)
18776
17223
調査原因 一般国道24号京奈和自動車道(紀北東道路)の改築
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
弥生
主な遺構
竪穴建物
方形周溝墓
土器棺墓
土坑
ピット
自然流路
主な遺物
弥生土器
絵画土器
石器
木製品
特記事項 弥生時代中期の集落、絵画土器
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
古墳
主な遺構
竪穴建物
焼成土坑
土坑
ピット
自然流路
主な遺物
土師器
須恵器
製塩土器
石製品
特記事項 古墳時代前期、古墳時代後期の集落
種別
集落
時代
平安
主な遺構
掘立柱建物
土坑
水田
主な遺物
瓦器
土師器
須恵器
国産陶器
鉄製品
特記事項 条理地割に基づく水田
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
鎌倉
室町
主な遺構
掘立柱建物
土坑
水田
主な遺物
瓦器
土師器
須恵器
国産陶器
鉄製品
特記事項 鎌倉時代?室町時代の生産地
要約 [丁ノ町・妙寺遺跡 要約]
 西飯降2遺跡、丁ノ町・妙寺の調査を行った。縄文時代では立石を伴う配石遺構を中心に、竪穴住居3棟、埋設土器、集石遺構が配置され、縄文時代後期初頭の集落を良好な形で検出した。同時期には竪穴建物1〜2棟が存在しており、近畿地方における縄文時代集落の特徴を端的に表す。  弥生時代では、西飯降2遺跡では弥生時代中期中葉から後葉を中心とする集落を検出した。竪穴建物9棟、方形周溝墓4基、土器棺墓5基などから構成され、調査区東側に居住域、居住域の西側で墓域が展開する。自然流路から絵画土器が出土している。一方、丁ノ町・妙寺遺跡では、弥生時代中期後葉から弥生時代後期にかけての小規模な集落を検出した。2つ集落はその盛行期が異なり、弥生時代中期に盛期を迎えた西飯降2遺跡の解体・分散を示す。また自然流路から出土した土器群は、紀伊の弥生時代中期末葉の指標となる一群である。  古墳時代後期では、竈と持つ竪穴住居、焼失建物、水制を備える自然流路、溝などを検出そた。遺物では県内最古の出土例となる下駄を検出した。古代では平安時代前期(9世紀)の掘立柱建物群8棟と、古代の条理水田を検出した。掘立柱建物群は方位をそろえ整然と並び、出土遺物には硯、墨書土器を含む。条理水田は、現在も周辺の地割りとして名残をとどめる妙寺条理を管理する施設であろう。中世では鎌倉時代(13世紀後半)に相当する掘立柱建物や、工房、水田を検出した。これらの遺構は高野山領官省符荘に関連するを思われる。
[西飯降2遺跡 要約]
 西飯降2遺跡、丁ノ町・妙寺の調査を行った。縄文時代では立石を伴う配石遺構を中心に、竪穴住居3棟、埋設土器、集石遺構が配置され、縄文時代後期初頭の集落を良好な形で検出した。同時期には竪穴建物1?2棟が存在しており、近畿地方における縄文時代集落の特徴を端的に表す。  弥生時代では、西飯降2遺跡では弥生時代中期中葉から後葉を中心とする集落を検出した。竪穴建物9棟、方形周溝墓4基、土器棺墓5基などから構成され、調査区東側に居住域、居住域の西側で墓域が展開する。自然流路から絵画土器が出土している。一方、丁ノ町・妙寺遺跡では、弥生時代中期後葉から弥生時代後期にかけての小規模な集落を検出した。2つ集落はその盛行期が異なり、弥生時代中期に盛期を迎えた西飯降2遺跡の解体・分散を示す。また自然流路から出土した土器群は、紀伊の弥生時代中期末葉の指標となる一群である。  古墳時代後期では、竈と持つ竪穴住居、焼失建物、水制を備える自然流路、溝などを検出そた。遺物では県内最古の出土例となる下駄を検出した。古代では平安時代前期(9世紀)の掘立柱建物群8棟と、古代の条理水田を検出した。掘立柱建物群は方位をそろえ整然と並び、出土遺物には硯、墨書土器を含む。条理水田は、現在も周辺の地割りとして名残をとどめる妙寺条理を管理する施設であろう。中世では鎌倉時代(13世紀後半)に相当する掘立柱建物や、工房、水田を検出した。これらの遺構は高野山領官省符荘に関連するを思われる。

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