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台東区 向柳原町遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27210
引用表記 (財)東京都生涯学習文化財団 東京都埋蔵文化財センタ− 2005 『東京都埋蔵文化財センター調査報告169:台東区 向柳原町遺跡』(財)東京都生涯学習文化財団 東京都埋蔵文化財センタ−
(財)東京都生涯学習文化財団 東京都埋蔵文化財センタ− 2005 『台東区 向柳原町遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告169
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ファイル
書名 台東区 向柳原町遺跡
発行(管理)機関 (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
書名かな たいとうく むかいやなぎはらまちいせき
副書名 東京都台東地区単位制高等学校の改築及び大規模改修工事に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名 東京都埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 169
編著者名
編集機関
(財)東京都生涯学習文化財団 東京都埋蔵文化財センタ−
発行機関
(財)東京都生涯学習文化財団 東京都埋蔵文化財センタ−
発行年月日 20050731
作成機関ID
郵便番号 206-0033
電話番号 042-374-8044
住所 東京都多摩市落合1-14-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 松浦家浅草鳥越屋敷とその庭園
英語タイトル
著者
渋谷 葉子
ページ範囲 279 - 288
NAID
都道府県 東京都
時代 近世(細分不明)
文化財種別
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別 その他
テーマ
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 向柳原町遺跡
遺跡名かな むかいやなぎはらまちいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都台東区浅草橋五丁目1番
所在地ふりがな とうきょうとたいとうくあさくさばしごちょうめいちばん
市町村コード 13106
遺跡番号 84
北緯(日本測地系)度分秒 354201
東経(日本測地系)度分秒 1394656
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7035 139.779
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20031215-20040430
調査面積(㎡)
1788
調査原因 東京都台東地区単位制高等学校改築及び大規模改修工事
遺跡概要
種別
城館
時代
江戸
主な遺構
池状遺構3
流れ2
溝1
石組溝3
建物跡69
護岸石組2
護岸杭列2
石垣護岸2
杭列2
木樋2
敷石2
石組1
木組2
洲浜
苑路
洞窟跡
船着
植栽痕
土坑8
主な遺物
陶磁器
土器
木製品
漆器
繊維製品
石製品
石塔
土製品
金属製品
銭貨
特記事項 種別:大名屋敷
要約 [向柳原町遺跡 要約]
遺跡は隅田川右岸の低地に位置し、平戸藩松浦氏の上屋敷跡の庭園部分に相当。池を中心とした「回遊式庭園」で、隅田川に続く三味線堀から水を引いた「潮入りの庭」。庭園の起源は藩主松浦隆信が小堀遠州と僧江月と謀って作庭したとされる。庭園は大きく2時期に分かれる。1641年頃から1689年頃までの初期庭園期の遺構は護岸石組・洲浜・護岸杭列などを検出。南護岸から浮石と岩島を検出。創建期の西護岸石組と洲浜は、地割をある程度復元することができた。1689年頃から1923年頃までの蓬莱園期には、園池南西部を拡張し、園池南側を含む護岸を石垣状護岸に改修。護岸東南部に櫓状の張り出しがあり、その基礎には初期庭園期の附属建物の材を転用していた。流れからは柵や桝や水門跡などの付帯構造も共に検出。遺物は17世紀中頃から18世紀前半に及ぶ。7-F-9層から17世紀に廃棄された中国産磁器、肥前系磁器などが大量に出土。鍋島様式の小型変形皿や伊万里の柿右衛門様式の染付皿・蓋物などを含む。香炉や向付けや掛花生には特注品も含まれる。木製品は17世紀後半から18世紀前半の文字資料が多く含まれ、荷札からは平戸から江戸へ国元の特産品が送られたという記述が読み取れた。

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