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湘南新道関連遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25495
引用表記 かながわ考古学財団 2007 『かながわ考古学財団調査報告208:湘南新道関連遺跡』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2007 『湘南新道関連遺跡』かながわ考古学財団調査報告208
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ファイル
書名 湘南新道関連遺跡
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな しょうなん しんどう かんれん いせき
副書名 都市計画道路3・3・6号(湘南新道)建設に伴う発掘調査/大会原遺跡・六ノ域遺跡
巻次 1
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 208
編著者名
編集機関
かながわ考古学財団
発行機関
かながわ考古学財団
発行年月日 20070331
作成機関ID
郵便番号 232-0033
電話番号 045-252-8689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3丁目191番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 大会原遺跡
遺跡名かな だいえばらいせき
本内順位 1
遺跡所在地 神奈川県平塚市真土字四ノ域204-2A他
所在地ふりがな かながわけんひらつかししんどあざよんのいき204-2Aほか
市町村コード 14203
遺跡番号 188
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352117.9
東経(世界測地系)度分秒 1392127.9
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.354972 139.357749
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20000701-20060115
調査面積(㎡)
1335.5
調査原因 都市計画道路3・3・6号(湘南新道)建設に伴う発掘調査
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
主な遺構
主な遺物
特記事項 ※遺跡概要は六ノ域遺跡に一括記載
遺跡名 六ノ域遺跡
遺跡名かな ろくのいきいせき
本内順位
遺跡所在地 神奈川県平塚市真土字六ノ域232-9他
所在地ふりがな かながわけんひらつかししんどあざろくのいき232-9ほか
市町村コード 14203
遺跡番号 191
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352117.1
東経(世界測地系)度分秒 1392127.9
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.35475 139.357749
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20000701-20060115
調査面積(㎡)
1346.1
調査原因 都市計画道路3・3・6号(湘南新道)建設に伴う発掘調査
遺跡概要
種別
集落
官衙
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
畝状遺構5
道状遺構1
溝状遺構3
段切状遺構1
土坑59
炭化物集中1
主な遺物
土器
陶磁器
金属製品
銭貨
土製品
石製品
獣骨
特記事項 宝永火山灰降灰前後の畠跡を検出
種別
集落
官衙
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
道状遺構6
溝状遺構23
竪穴状遺構5
井戸2
土坑37
主な遺物
土器
陶磁器
金属製品
銭貨
土製品
石製品
獣骨
特記事項 伝杉浦屋敷跡の隣接箇所の調査で、15世紀代を中心とした区画溝・井戸等を検出。
種別
時代
古墳
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居38
竪穴状遺構9
掘立柱建物12
井戸2
溝状遺構14
炉跡1
集石3
遺物集中3
畝状遺構1
土坑299
主な遺物
土師器
須恵器
緑釉陶器
灰釉陶器
金属(製品・鍛冶関連遺物)
土製品
石製品
炭化種実
獣骨
特記事項 多量の土器・陶器の他、焼印・漆付着土器・鍛冶関連遺物等、国府域内の生産活動を裏付ける遺物が出土。また、カマド土壌内の炭化種実からは、当時の生業の一端が明らかとなった。
種別
集落
官衙
古墳
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴住居3
主な遺物
土師器
石器
特記事項 散居的な集落景観が確認された。
種別
集落
官衙
時代
縄文
主な遺構
なし
主な遺物
縄文土器
特記事項 砂丘の形成時期を探る上で、貴重な資料が得られた。
要約 [大会原遺跡 要約]
大会原・六ノ域遺跡は相模川下流域右岸で、相模湾岸沿いに発達した砂丘・砂州上に立地する。縄文時代中・後期、弥生時代後期〜古墳時代前期、古墳時代後期〜奈良・平安時代、中世、近世以降に至る土地利用痕跡が多数確認された。特に、古代において当該地区周辺は、いわゆる相模国府関連遺跡の一角に位置し、竪穴住居・掘立柱建物等が著しく重複・密集して検出された。出土遺物には、土師器・須恵器・緑釉陶器・灰釉陶器の他、円面硯、朱墨痕を有する転用硯、漆付着土器、焼印(判読不明)・帯金具・墨書・刻書土器等が認められた。また調査区北西端は、中世の溝状遺構(区画溝)・竪穴状遺構等が発見された。付近には小田原後北条氏の家臣で杉浦藤左衛門の屋敷という伝承も残されているが、出土した遺物の様相は伝承内容よりも古い15世紀代を主体としたものであった。 
[六ノ域遺跡 要約]
大会原・六ノ域遺跡は相模川下流域右岸で、相模湾岸沿いに発達した砂丘・砂州上に立地する。縄文時代中・後期、弥生時代後期〜古墳時代前期、古墳時代後期〜奈良・平安時代、中世、近世以降に至る土地利用痕跡が多数確認された。特に、古代において当該地区周辺は、いわゆる相模国府関連遺跡の一角に位置し、竪穴住居・掘立柱建物等が著しく重複・密集して検出された。出土遺物には、土師器・須恵器・緑釉陶器・灰釉陶器の他、円面硯、朱墨痕を有する転用硯、漆付着土器、焼印(判読不明)・帯金具・墨書・刻書土器等が認められた。また調査区北西端は、中世の溝状遺構(区画溝)・竪穴状遺構等が発見された。付近には小田原後北条氏の家臣で杉浦藤左衛門の屋敷という伝承も残されているが、出土した遺物の様相は伝承内容よりも古い15世紀代を主体としたものであった。 

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