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和知白鳥遺跡(旧石器時代の調査)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25462
引用表記 財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2011 『財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書38:和知白鳥遺跡(旧石器時代の調査)』財団法人広島県教育事業団
財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2011 『和知白鳥遺跡(旧石器時代の調査)』財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書38
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ファイル
書名 和知白鳥遺跡(旧石器時代の調査)
発行(管理)機関 (公財)広島県教育事業団 - 広島県
書名かな わちしらとりいせき(きゅうせっきじだいのちょうさ)
副書名 中国横断自動車道尾道松江線建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告 ; 15
巻次 1
シリーズ名 財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書
シリーズ番号 38
編著者名
編集機関
財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室
発行機関
財団法人広島県教育事業団
発行年月日 20110331
作成機関ID
郵便番号 733-0036
電話番号 082-295-5751
住所 広島県広島市西区観音新町4丁目8番49号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 和知白鳥遺跡
遺跡名かな わちしらとりいせき
本内順位
遺跡所在地 広島県三次市和知町
所在地ふりがな ひろしまけんみよししわちちょう
市町村コード 34209
遺跡番号 34209-1098
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344807
東経(世界測地系)度分秒 1325436
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.801944 132.91
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20060417-20061222
20070925-20071221
調査面積(㎡)
206
960
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
主な遺構
遺物集中部6ヶ所
主な遺物
ナイフ形石器
台形様石器
二次加工ある剥片
微細剥離痕ある剥片
台形様石器
剥片
石核
敲石類
配石
特記事項 敲石類が多数出土。
要約 [和知白鳥遺跡 要約]
 本書では,本遺跡で確認された古墳時代を主体とする時期と後期旧石器時代を主体とする時期の2文化層のうち,旧石器時代文化層を報告の対象とする。本文化層の時期は,石器群の出土層準及び石器組成から,台形様石器と小型のナイフ形石器を指標とする後期旧石器時代ナイフ形石器文化前半期に位置付けることができ,さらに,接合関係及び母岩の共有関係から,単一の時期に形成されたと解釈できる。  石器群のうち打製石器については,硬質石材から製作される小型・精製の石器と,軟質石材から製作される大型・粗製の石器に大別可能であり,目的とする石器の用途等に応じて石材の使い分けがなされていたことが窺えた。また,敲石類については,大型品と小型品の間で使用痕の内容や石器集中部との位置関係に差異を認めることができた。  その他にも配石,被熱石器など多様な遺物が認められたことから,本文化層に対しては,多様な活動痕跡を整えた集落跡としての機能を想定することができ,中国山地地域における旧石器時代の生活文化の解明に大きく資する基準資料と位置付けることができる。とりわけ,先行研究成果から植物質食料の加工具と想定される敲石類の大型品が多数出土したことは,狩猟中心とみられがちな従来の日本列島の旧石器時代の生業観に対して再考を迫る重要な資料と評価できる。 

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