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小出川河川改修事業関連遺跡群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25361
引用表記 かながわ考古学財団 2010 『かながわ考古学財団調査報告251:小出川河川改修事業関連遺跡群』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2010 『小出川河川改修事業関連遺跡群』かながわ考古学財団調査報告251
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ファイル
書名 小出川河川改修事業関連遺跡群
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな こいでがわ かせん かいしゅう じぎょう かんれん いせきぐん
副書名 小出川河川改修事業に伴う発掘調査/茅ヶ崎市七堂伽藍跡2
巻次 3
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 251
編著者名
編集機関
かながわ考古学財団
発行機関
かながわ考古学財団
発行年月日 20100315
作成機関ID
郵便番号 232-0033
電話番号 045-252-8689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3丁目191番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 七堂伽藍跡
遺跡名かな しちどうがらんあと
本内順位
遺跡所在地 神奈川県茅ヶ崎市下寺尾4-1番地他
所在地ふりがな ちがさきししもてらお4-1ばんちほか
市町村コード 14207
遺跡番号 34
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352144.9
東経(世界測地系)度分秒 1392342.7
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.362472 139.395194
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20010601-20090131
調査面積(㎡)
5730.7
調査原因 小出川河川改修事業
遺跡概要
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
道状遺構2
溝状遺構28
土坑23(墓壙1含)
畑状遺構1
畝状遺構7
竪穴状遺構1
井戸3
主な遺物
かわらけ
中世陶磁器(青磁・白磁・常滑・古瀬戸)
近世陶磁器(肥前・瀬戸・美濃他)
土製品(泥面子)
石製品(砥石)
銭貨
特記事項 中世〜近世の耕作址の調査。
種別
集落
古墳
社寺
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居址89
堀立柱建物18
柱穴列12
ピット群8
焼土址1
土器集中5
竪穴状遺構2
溝状遺構38
土坑21
河道1
主な遺物
土師器
須恵器
緑釉陶器
灰釉陶器
金属製品(銅鈴・銭貨・刀子等)
鍛冶関連遺物(鉄滓等)
特記事項 下寺尾寺院跡の西方に広がる集落域の調査。多数の住居の他、寺院・官衙付属施設、幢竿支柱と思われる大型柱穴等を検出。河道からは祭祀関係の遺物が出土した。
種別
集落
古墳
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居6
方形周溝墓1
主な遺物
土器
銅製品(銅釧)
特記事項 東三河地からの集団移住と思われる集落址を調査。
種別
時代
縄文
主な遺構
焼土址1
土坑1
集石1
主な遺物
土器
石器
特記事項 集落縁辺部に相当する遺物包含層の調査。
要約 [七堂伽藍跡 要約]
小出川河川改修事業関連遺跡群は、茅ヶ崎市西方A遺跡・七堂伽藍跡、寒川町岡田南河内遺跡・大曲五反田遺跡の4つの埋蔵文化財包蔵地を包括し、本書は七堂伽藍跡の一角を対象に報告する。遺跡は縄文・弥生〜古墳・奈良・平安・中世・近世の各時代に亘り、とりわけ古代に関する遺構・遺物が数多く発見された。一帯は下寺尾寺院跡および高座郡家が近接する古代高座郡の中心地にあたり、調査地点は寺域西方に展開する集落域を調査したことになる。調査の結果、竪穴住居89軒・掘立柱建物18棟等が確認され、7世紀後半〜11世紀初頭に至る集落の変遷課程を把握出来、その中には寺院・官衙に付属する関連施設や幢竿支柱と思われる大型柱穴等があるなど、寺域外縁部の景観要素が明らかとなった。また、小出川沿いの低地部では古代の河道跡が検出され、多量の灯明皿、墨書土器、県下8・9例目の発見となる墨書人面土器、県内初の事例である人形・絵馬などの祭祀具が出土した。これらは、水辺における祓え等の祭祀行為が行われた形跡と考えられる。 

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