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中郡遺跡群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/22772
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.22772
引用表記 公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター 2014 『公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書1:中郡遺跡群』公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター
公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター 2014 『中郡遺跡群』公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書1
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書名 中郡遺跡群
発行(管理)機関 鹿児島県教育委員会 - 鹿児島県
書名かな なかごおりいせきぐん
副書名 南九州西回り自動車道建設(出水阿久根道路)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書
シリーズ番号 1
編著者名
編集機関
公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター
発行機関
公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター
発行年月日 20140300
作成機関ID
郵便番号 8994318
電話番号 0995700574
住所 鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森2番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 中郡遺跡群
遺跡名かな なかごおりいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 鹿児島県出水市野田町下名
所在地ふりがな かごしまけん いずみし のだちょう しもみょう
市町村コード 46208
遺跡番号 208-48-1
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 320429.28
東経(世界測地系)度分秒 1301604.44
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 32.0748 130.2679
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090508-20121221
調査面積(㎡)
20910
調査原因 南九州西回り自動車道建設に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
旧石器
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
礫群
土坑
集石
落し穴状遺構
横転内礫集中
掘立柱建物跡
竪穴住居跡
土坑状遺構
大型土坑状遺構
堀跡
溝状遺構
杭列跡
道状遺構
帯状硬化面  
主な遺物
ナイフ形石器
台形石器
チップ
石坂式土器
中原式土器
押型文土器
塞ノ神式土器
石鏃
磨製石斧
打製石斧
石斧未製
磨石
敲石
石皿
轟式土器
沈線文土器
入佐式土器
黒川式土器
弥生土器
成川式土器
古式土師器
須恵器
土師器
楠葉型黒色土器
須恵器
布目瓦
土師器
須恵器
瓦質土器
青磁
青白磁
青白磁龍首水注
中国陶器
国産陶器
滑石製石鍋
滑石製品
鞴羽口
砥石
鉄製品
木製品
陶磁器類
寛永通寶
特記事項
要約  中郡遺跡群は,旧石器時代〜近世にかけての複合遺跡である。特に中世では,島津氏初代忠久の居館跡とされる「屋地の館跡」に比定される遺跡である。発掘調査では,旧石器〜近世にかけての遺構・遺物が検出された。
 旧石器時代は,石器製作の痕跡が認められないことから,短期間の猟場として,何度かこの地が利用されたと思われる。縄文時代は,早期を中心とする土器が認められ,主に八代海沿岸や中九州地域に分布圏を持つ中原式土器や押型文土器群で構成される。また,集石遺構や土坑,落とし穴状遺構が検出されている。
 弥生・古墳時代では,在地土器のほか,肥後地域の弥生終末期土器や古式土師器が出土している。古代では,土師器の甕・坏・埦が一括して埋納された土坑が出土している。また,在地系の土師器・須恵器のほかに畿内系の楠葉型黒色土器や瓦等が出土している。
 中世では,堀跡や掘立柱建物跡,竪穴建物跡等の遺構が検出されている。出土した貿易陶磁器の中には,青白磁の龍首水注等の稀少な資料もあり,遺構を含めて,本遺跡の性格を示す重要な成果品として注目される。また,低湿地で,杭列が検出され,木製品も多く出土している。
 近世では,溝状遺構等が検出され,肥前系等の陶磁器類が出土している。

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