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栫城跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/22611
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.22611
引用表記 鹿児島県立埋蔵文化財センター 2010 『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書155:栫城跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター
鹿児島県立埋蔵文化財センター 2010 『栫城跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書155
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書名 栫城跡
発行(管理)機関 鹿児島県教育委員会 - 鹿児島県
書名かな かこいじょうあと
副書名 南九州西回り自動車道建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 ; 30
巻次 第1分冊/第2分冊/第3分冊
シリーズ名 鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書
シリーズ番号 155
編著者名
編集機関
鹿児島県立埋蔵文化財センター
発行機関
鹿児島県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20100323
作成機関ID
郵便番号 8994318
電話番号 0995485811
住所 鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森2番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 栫城跡
遺跡名かな かこいじょうあと
本内順位
遺跡所在地 鹿児島県いちき串木野市上名字門前・字栫鼻・字大堂庵
所在地ふりがな かごしまけん いちきくしきのし かんみょう あざもんぜん・あざかこいばな・あざだいどうあん
市町村コード 46361
遺跡番号 361-5-10
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 314329
東経(世界測地系)度分秒 1301732
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 31.724722 130.292222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20001106-20040312
調査面積(㎡)
50830
調査原因 南九州西 回り自動車道川内道路建設
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
落し穴
石斧埋没遺構(デポ)
土器集中遺構
柱列
掘立柱建物跡
方形竪穴建物跡
土壙墓
溝状遺構
炉状遺構
石切遺構
鍛冶関連遺構
屋敷跡
石垣
石列
排水溝
石切遺構
一字一石遺構
墓壙
主な遺物
三稜尖頭器
石坂式土器
押型文土器
撚糸文土器
磨敲石
曽畑式土器
深浦式土器
黒川式土器
石鏃
打製石斧
磨製石斧
磨石
敲石
石錘
石錐
砥石
石皿
有溝砥石
削器
松木薗式土器
成川式土器
土師器
須恵器
墨書土器
刻書土器
刻印土器
黒色土器
赤色土器
提砥
土錘
木製品(椀
桶底板
木錐)
土師器
須恵器
瓦質土器
カムィヤキ
青磁
白磁
青花
輸入陶器
備前焼
銭貨
羽口
鉄滓(椀形滓・流動滓・ガラス質滓・鉄塊系遺物)
石臼
茶臼
滑石製石鍋
五輪塔
薩摩焼
在地系磁器
肥前系陶磁器
砥石
煙管
六道銭
石工用具
土人形
一字一石経
木製品  
特記事項 調査後の遺跡調査範囲については消滅したが,その他の部分については遺跡が残存する。
要約  本遺跡は,旧石器時代から近世までの長期にわたる複合遺跡である。主体となるのは古代から近世の時代で,古代では墨書土器・刻書土器・鉄鉢などが出土し,中世では掘立柱建物跡をはじめとする数々の遺構や,五輪塔,多数の外来系遺物が出土した。また中世から近世にかけての石切場跡が検出され,県内初の調査事例となったほか,石造物や石垣,石工用具,鍛冶遺構など石切場に関連する遺構・遺物も出土した。さらに,近世では郷士年寄屋敷跡や寺院に関連すると思われる遺構・遺物が検出された。古代から近世にかけての本遺跡は,全体的に寺院の性格を色濃くもちながらも,政治的情勢や立地的特徴に応じて,他の様相が現れるような性格をもっていたと推定される。薩摩における寺院の様相や,石切場,流通の在り方などを考察する上で,貴重な資料を数多く提示してくれる遺跡である。

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