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築地館跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/15646
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.15646
引用表記 熊本県教育委員会 2013 『熊本県文化財調査報告283:築地館跡』熊本県教育委員会
熊本県教育委員会 2013 『築地館跡』熊本県文化財調査報告283
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ファイル
書名 築地館跡
発行(管理)機関 熊本県教育庁教育総務局文化課 - 熊本県
有償頒布・配布ページ http://www.kumamoto-bunho.jp/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな ついじやかたあと
副書名 一般国道208号玉名バイパス改築事業に伴う埋蔵文化財発掘調査
巻次
シリーズ名 熊本県文化財調査報告
シリーズ番号 283
編著者名
編集機関
熊本県教育委員会
発行機関
熊本県教育委員会
発行年月日 20130331
作成機関ID 43000
郵便番号 8628609
電話番号 0963831111
住所 熊本市中央区水前寺6丁目18番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 出土弥生土器の時期的変遷
英語タイトル
著者
宮崎 敬士 , MIYAZAKI Takashi
ページ範囲 159 - 161
NAID
都道府県 熊本県
時代 弥生
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類) 土器
学問種別 考古学
テーマ 編年
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約) 住居跡出土土器群を既存の編年観に基づき検討した結果、連続した4つの段階を析出し、木崎康弘編年の野部田I式から野部田IIb式に時期比定した。
タイトル 打製石器の分類と同定
英語タイトル
著者
株式会社有明測量開発社
宮崎 拓 , MIYAZAKI Taku
ページ範囲 163 - 204
NAID
都道府県 熊本県
時代 旧石器 縄文 弥生
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類) 石器
学問種別 考古学
テーマ 技法・技術 素材分析
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引用表記
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抄録(内容要約) 合計947点の打製石器を肉眼観察し、黒曜石(5種類)、安山岩(2種類)、チャート、頁岩、泥岩、緑色片岩、結晶片岩の計12種類に石材同定した。
タイトル 花粉分析
英語タイトル
著者
パリノ・サーヴェイ株式会社
ページ範囲 205 - 208
NAID
都道府県 熊本県
時代 弥生 中世(細分不明)
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 集落 城館
遺物(材質分類) 自然物
学問種別 文化財科学
テーマ 素材分析
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引用表記
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抄録(内容要約) 2条の溝(SD)の土壌試料20点を対象として、花粉分析を実施した。花粉化石はほとんど検出されなかった。
タイトル 放射性炭素年代測定
英語タイトル
著者
株式会社パレオ・ラボ
ページ範囲 209 - 212
NAID
都道府県 熊本県
時代 弥生 中世(細分不明)
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 集落 城館
遺物(材質分類) 自然物
学問種別 文化財科学
テーマ 年代特定
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引用表記
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抄録(内容要約) 試料7点について、加速器質量分析法(AMS法)による放射性炭素年代測定を行った。その結果、弥生時代中期~後期、鎌倉時代末期~室町時代、近世以降の3群の年代を得た。
タイトル 弥生集落の変遷と中世館跡
英語タイトル
著者
宮崎 敬士 , MIYAZAKI Takashi
ページ範囲 213 - 215
NAID
都道府県 熊本県
時代 弥生 中世(細分不明)
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 集落 城館
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ 編年 年代特定
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引用表記
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抄録(内容要約) 弥生時代後期の集落は、条溝、竪穴住居等の各要素から4段階の集落変遷を捉えることができる。中世館跡は、壕の最下層検出試料の放射性炭素年代測定結果から、中世の遺構であると確認できた。
所収遺跡
遺跡名 築地館跡
遺跡名かな ついじやかたあと
本内順位 1
遺跡所在地 熊本県玉名市築地字那木野
所在地ふりがな くまもとけんたまなしついじあざなぎの
市町村コード 43206
遺跡番号 168
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 325612
東経(世界測地系)度分秒 1303153
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 32.936666 130.531388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090421-20100331
調査面積(㎡)
6647
調査原因 道路
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居
主な遺物
土製品(弥生土器
土錘)
石製品(打製石鏃
石匙
楔形石器
石錐
掻器
二次加工剥片
剥片
砕片
石核
原石
磨製石鏃
石斧
砥石
石庖丁
石皿
磨石
台石
敲石)
鉄製品(袋状斧
圭頭鏃
棒状工具)
ベンガラ
特記事項 拠点集落(環濠(条溝+側溝)+竪穴住居)+鉄製品+ベンガラ+打製石器+ジョッキ形土器
種別
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
主な遺物
特記事項 方形壕+土塁残存
要約 築地館跡の近傍は、弥生時代後期の遺跡で野辺田式を出土する築地遺跡として知られていた。遺跡の詳細範囲確定過程を経て、発掘調査前には、築地館跡の範囲は中世城館として認識されるようになる。丘陵上に方形に巡る溝、残存した土塁等がその根拠である。今次調査では、竪穴住居24棟、溝2条、土壙等で構成された弥生時代後期の集落、掘立柱建物1棟、溝1条、土壙等で構成される中世館跡が検出された。いすれも集落、館跡の一部分を確認したに過ぎない。
弥生時代後期の集落は、土器から4段階に時期区分することができる。竪穴住居は、(古)3棟、6棟、12棟、2棟(新)と変遷する。条溝は、下位層に全段階の土器が包含されており、集落が存続した全時期にわたり存在している。
中世館跡の溝は、下位層出土の炭化物試料を用いた放射性炭素年代測定値及び弥生土器出土量が極めて少ないことから、中世とした。

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