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奈良文化財研究所紀要

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/14507
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.14507
引用表記 独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所 2005 『奈良文化財研究所紀要:奈良文化財研究所紀要』独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所 2005 『奈良文化財研究所紀要』奈良文化財研究所紀要
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書名 奈良文化財研究所紀要
発行(管理)機関 奈良文化財研究所 - 奈良県
有償頒布・配布ページ https://www.nabunken.go.jp/publication/goods.html
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな ならぶんかざいけんきゅうじょきよう
副書名
巻次 2005
シリーズ名 奈良文化財研究所紀要
シリーズ番号
編著者名
編集機関
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
発行機関
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
発行年月日 20050610
作成機関ID
郵便番号 6308577
電話番号 742306733
住所 奈良県奈良市二条町2丁目9番1号
報告書種別
年報・紀要・研究論集・市史研究等・文化財だより
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 001 図版
英語タイトル
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 1 - 8 , 図版1-8
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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抄録(内容要約)
タイトル 002 奈良文化財研究所紀要目次
英語タイトル
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 1 - 1
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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抄録(内容要約)
タイトル 003 奈良文化財研究所紀要例言
英語タイトル
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 1 - 1
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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抄録(内容要約)
タイトル 004 キトラ古墳石室内の発掘調査-飛鳥藤原第135次調査-
英語タイトル Excavation inside the stone burial chamber of the Kitora tomb ― Asuka and Fujiwara excavation no. 135 -
著者
花谷 浩
ページ範囲 3 - 6
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 005 古代建築の棟-平城宮大極殿の復原研究-
英語タイトル Ridge form in ancient Japanese architecture: Research toward the reconstruction of the Nara Palace Great Audience Hall
著者
島田 敏男
ページ範囲 7 - 7
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 006 唐長安城大明池宮太液池の共同発掘調査
英語タイトル Cooperative excavation at the Taiye pool. Darning Palace, in the Tang dynasty capital of Chang'an, China
著者
今井 晃樹
ページ範囲 8 - 9
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 007 西安旧飛行場跡地発見の唐三彩窯に関する覚書
英語タイトル The discovery at the ancient Chan'gan city site of Tang tricolour pottery kilns and their significance
著者
巽 淳一郎
ページ範囲 10 - 11
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 008 平城宮跡を中心とした国有遺跡の管理・運営・活用の現状
英語タイトル Present Management of National Archaeological Sites centering on the Nara Palace Site
著者
粟野 隆
ページ範囲 12 - 13
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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抄録(内容要約)
タイトル 009 ドイツ・トリアーにおける遺跡の保存と活用
英語タイトル Preservation and utilization of cultural heritage in Trier, Germany
著者
小野 健吉
内田 和伸
ページ範囲 14 - 15
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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抄録(内容要約)
タイトル 010 アメリカにおける庭園の発掘調査と復元整備
英語タイトル Excavation and restoration of gardens in the United States
著者
中島 義晴
ページ範囲 16 - 16
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 011 ベトナム・ハタイ省ドンラム村の民家調査
英語タイトル Survey of historical architecture and conservation policy in Lang Duong Lam, Ha Tay, Vietnam
著者
箱崎 和久
ページ範囲 17 - 17
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 012 楢川村・平沢地区の特質-伝統的建造物群保存対策調査から-
英語タイトル Characteristics of the townscape of historic Hirasawa ‾From an investigation toward the conservation of historic buildings in Narakawa village, Nagano prefecture
著者
西山 和宏
窪寺 茂
ページ範囲 18 - 19
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 013 五條市新町町並み調査
英語タイトル Investigation of historic buildings in "Shinmachi, Gojo city, Nara prefecture
著者
清永 洋平
ページ範囲 20 - 20
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 014 「橋」としての建築 -高梁市立吹屋小学校の調査から-
英語タイトル Buildings as bridges ‾Fromthe investigation of Fukiya primary school buildingsin Takahashi city.Okayama prefecture-
著者
清水 重敦
ページ範囲 21 - 21
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 015 測量法改正(世界測地系導入)に伴う測量業務の対応
英語タイトル The introduction of Japanese Geodetic Datum2000: Keeping abreast with the revised law
著者
内田 和伸
小澤 毅
金井 健
ページ範囲 22 - 23
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 016 鳥羽八代神社の神宝2
英語タイトル Sacred treasures of Kamishima Yatsushiro shrine of Toba city. Mie prefecture (Part 2)
著者
金子 裕之
ページ範囲 24 - 25
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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抄録(内容要約)
タイトル 017 興福寺一乗院跡出土の葡萄文硯
英語タイトル Inkstone with design of grapevines from the Ichijoin site on the former precinct of Kofukuji temple
著者
次山 淳
ページ範囲 26 - 27
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 018 法隆寺若草伽藍出土の鬼瓦と百済
英語タイトル A terminal ridge-end tile from Horyuji Wakakusa Garan and its relation to Paekche
著者
千田 剛道
ページ範囲 28 - 29
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 019 中国における獣頭人身十二支像の展開
英語タイトル Change in distribution and style of the twelve horary animals with human bodies in China distribution and style
著者
加藤 真二
ページ範囲 30 - 31
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 020 仕丁木簡一題
英語タイトル A wooden tablet concernine shiteiservants of the Ritsuryo system
著者
市 大樹
ページ範囲 32 - 33
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 021 鎌倉時代周防国庁関係文書
英語タイトル Kamakura period documents concerning the provincial government office of Suo
著者
吉川 聡
ページ範囲 34 - 35
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 022 中国黒色磨研瓦の調査
英語タイトル Black-polished roof tiles from the Tang dynasty Darning palace
著者
今井 晃樹
ページ範囲 36 - 36
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 023 携帯型マルチレーザーラマン分光分析装置の開発と応用
英語タイトル Development of a mobile Raman spectroscope equipped with multiple lasers
著者
高妻 洋成
降幡 順子
肥塚 隆保
ページ範囲 37 - 37
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 024 マイクロフォーカスX線CTによる非破壊年輪年代測定
英語タイトル Non-destructive tree-ring dating using micro-focus x-ray computerized tomography
著者
光谷 拓実
ページ範囲 38 - 39
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 025 シンクロトロン顕微赤外分析による古代絹の材質分析
英語タイトル Analysis of ancient silk fibers by using FT-IR microscopy with a synchrotron radiated beamline
著者
佐藤 昌憲
ページ範囲 40 - 41
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 026 古墳時代出土「土玉」の材質分析
英語タイトル Material analysis of dodamabeads recovered from the Kofun period
著者
降幡 順子
肥塚 隆保
ページ範囲 42 - 42
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 027 大阪狭山池東樋に使われた鉄釘の断面観察
英語タイトル Cross section of an iron nail excavated at Sayama-ike, Osaka
著者
村上 隆
ページ範囲 43 - 43
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 028 重要文化財 平原遺跡出土品の保存修復
英語タイトル Conservation and restoration of bronze mirrors unearthed from the Hirabaru site
著者
肥塚 隆保
ページ範囲 44 - 44
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 029 2003 ・2004年度 飛鳥藤原宮跡発掘調査部発掘調査・立会調査一覧ほか(表9~11)
英語タイトル
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 46 - 46
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 030 II-1 藤原宮の調査 藤原宮発掘調査位置図
英語タイトル 1 Excavations at the Fujiwara palace site
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 47 - 47
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 031 朝堂院東第三堂・東面回廊の調査 -第132次
英語タイトル Excavation of the eastern Third Hall and cloister eastern sector in the State Halls Compound (no. 132)
著者
市 大樹
飛田 恵美子
筧 和也
渡部 圭一郎
ページ範囲 48 - 59
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 032 朝堂院東第六堂の調査 -第136次
英語タイトル Excavation of the eastern Sixth Hall (no.136)
著者
市 大樹
ページ範囲 60 - 60
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都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 033 内裏東官衙地区の調査 -第127-8次
英語タイトル Excavation of the governn!ent offices sector east of the Imperial Domicile (no. 127-8)
著者
筧 和也
ページ範囲 61 - 63
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 034 朝堂院東地区・内裏東官衙地区の調査 -第133-11次
英語タイトル Excavation of the eastern area in the State Halls Compound and government offices sector east of the Imperial Domicile (no. 133-11)
著者
小池 伸彦
ページ範囲 64 - 66
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
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抄録(内容要約)
タイトル 035 II-2 藤原京の調査 藤原京発掘調査位置図
英語タイトル 2 Excavations at the Fujiwara capital site
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 67 - 67
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都道府県
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抄録(内容要約)
タイトル 036 本薬師寺の調査 -第133-3次
英語タイトル Excavation at the Moto Yakushiji temple site (no. 133-3)
著者
冨永 里菜
ページ範囲 68 - 69
NAID
都道府県
時代
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遺物(材質分類)
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抄録(内容要約)
タイトル 037 左京六条二坊の調査 -第133-7次
英語タイトル Excavation at East Second Ward on Sixth Street (no. 133-7)
著者
山崎 信二
ページ範囲 70 - 70
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
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抄録(内容要約)
タイトル 038 II-3 飛鳥地域等の調査 飛鳥地域発掘調査位置図
英語タイトル 3 Excavations in and around the Asuka area
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 71 - 71
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
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抄録(内容要約)
タイトル 039 豊浦寺の調査 -第133-9次
英語タイトル Excavation at the Toyura temple site (no.133-9)
著者
小澤 毅
ページ範囲 72 - 73
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時代
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抄録(内容要約)
タイトル 040 石神遺跡(第17次)の調査 -第134次
英語タイトル Excavation at the Ishigami site (no. 134)
著者
金田 明大
市 大樹
渡部 圭一郎
ページ範囲 74 - 80
NAID
都道府県
時代
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抄録(内容要約)
タイトル 041 高松塚古墳の調査 -第137次
英語タイトル Excavation of the Takamatsuzuka tomb (no. 137)
著者
松村 恵司
渡部 圭一郎
ページ範囲 81 - 82
NAID
都道府県
時代
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遺物(材質分類)
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抄録(内容要約)
タイトル 042 2004年度 平城宮跡発掘調査部発掘調査一覧ほか(表14~16)
英語タイトル ⅢExcavations at the Nara palace and other sites
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 84 - 84
NAID
都道府県
時代
文化財種別
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抄録(内容要約)
タイトル 043 III-1 平城宮の調査 平城宮発掘調査位置図
英語タイトル 1 Excavations at the Nara Palaces site
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 85 - 85
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都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
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抄録(内容要約)
タイトル 044 中央区朝堂院の調査 -第367・376次
英語タイトル Excavation of the Former State Halls Compound (nos.367 ・376)
著者
清永 洋平
森川 実
深澤 芳樹
豊島 直博
金田 明大
渡辺 晃宏
ページ範囲 86 - 95
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抄録(内容要約)
タイトル 045 朝集殿院の調査 -第370次
英語タイトル Excavation of the Assembly Hall Compound (no. 370)
著者
林 正憲
ページ範囲 96 - 103
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抄録(内容要約)
タイトル 046 東院地区西北部の調査 -第381次
英語タイトル Excavation of the northwest part of the East Palace sector (no.381)
著者
神野 恵
ページ範囲 104 - 104
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時代
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史跡・遺跡種別
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抄録(内容要約)
タイトル 047 III-2 平城京と寺院の調査 平城京発掘調査位置図
英語タイトル 2 Excavation at the Nara Capital site and Nara temples
著者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
ページ範囲 105 - 105
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 048 興福寺中金堂院の調査 -第369次
英語タイトル Excavation of the Central Image Hall of Kofukuji temple (no.369)
著者
清永 洋平
ページ範囲 106 - 107
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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抄録(内容要約)
タイトル 049 興福寺旧境内の調査 -第371次
英語タイトル Excavation at the former precinct of K5fukuji temple (no. 371)
著者
山本 崇
高橋 克壽
林 正憲
ページ範囲 108 - 109
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 050 旧大乗院庭園の調査 -第374次
英語タイトル Excavation of the garden of the former Daijoin temple (no. 374)
著者
大林 潤
中川 あや
次山 淳
ページ範囲 110 - 119
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 051 興福寺一乗院跡の調査 -第383次
英語タイトル Excavation at the Ichijoin site on the former precinct of Kofukuji temple (no.383)
著者
森川 実
ページ範囲 120 - 120
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 052 薬師寺の調査 -第368次
英語タイトル Excavation at Yakushiji temple (no. 368)
著者
豊島 直博
ページ範囲 121 - 121
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 053 西隆寺の調査 -第378次
英語タイトル Excavation at the Sairyuji temple site (no. 378)
著者
豊島 直博
ページ範囲 122 - 122
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 054 左京三条一坊の調査 -第379次
英語タイトル Excavation at East First Ward on Third Street (no. 379)
著者
森川 実
ページ範囲 123 - 123
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 055 左京七条一坊の調査 -第372次
英語タイトル Excavation at East First Ward on Seventh Street (no. 372)
著者
次山 淳
ページ範囲 124 - 127
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
タイトル 056 左京二条二坊の調査 -第375・377次
英語タイトル Excavation at East Second Ward on Second Street (nos. 375・377)
著者
馬場 基
中川 あや
次山 淳
ページ範囲 128 - 133
NAID
都道府県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 飛鳥寺
遺跡名かな あすかでら
本内順位 1
遺跡所在地 明日香村飛鳥
所在地ふりがな あすかむらあすか
市町村コード 294021
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342842.73
東経(世界測地系)度分秒 1354911.82
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.478536 135.81995
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040114-20040227
調査面積(㎡)
10
調査原因 住宅改修
遺跡概要
種別
社寺
時代
主な遺構
主な遺物
特記事項 127-7次。調査地区5BAS-S・T
安居院の門・塀設置に伴う立会調査。掘削を伴わない施工方法であったため、地下遺構に影響はなかった。
遺跡名 藤原宮内裏東官衙地区
遺跡名かな ふじわらきゅう
本内順位 2
遺跡所在地 橿原市高殿町
所在地ふりがな かしはらしたかどのちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343007.04
東経(世界測地系)度分秒 1354834.40
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.501955 135.809555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040212-20040302
調査面積(㎡)
240
調査原因 水路改修
遺跡概要
種別
宮都
時代
飛鳥白鳳
主な遺構
石敷
含炭土坑
建物
暗渠
主な遺物
土器
特記事項 127-8次。調査地区5AJF-C・D・E。
『紀要2005』藤原宮期以前と藤原宮期の遺構を検出した。藤原宮期以前の遺構はいずれも時期不明である。藤原宮期の遺構として、調査区北半において内裏東官衙地区の官衙Bの建物にともなう石組溝と石敷を検出、また、調査区南半では同地区の官衙Cの建物に相当する掘立柱建物2棟を検出した。
(『紀要2004』より:水路改修にともなう事前調査。南北125m、東西約2mの南北に長い調査区を設定した。第58次、61次、67次、71次調査区が東西に隣接する。それらの調査で確認した遺構とつながる藤原宮期の東西溝や石敷き、建物の柱穴などを検出した。詳細については次年度の紀要で報告する。)

遺跡名かな:ふじわらのみやだいりひがしかんがちく
遺跡名 高松塚古墳
遺跡名かな たかまつづかこふん
本内順位 3
遺跡所在地 明日香村平田高松
所在地ふりがな あすかむらひらたたかまつ
市町村コード 294021
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342744.75
東経(世界測地系)度分秒 1354821.75
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.46243 135.806041
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20030728-20030801
20030906-20031008
調査面積(㎡)
933
調査原因 壁画緊急保存対策
遺跡概要
種別
古墳
時代
主な遺構
主な遺物
特記事項 127-9次。
国宝高松塚古墳壁画緊急保存対策の一環としておこなわれた竹林の伐採と、指定地の北~西辺に設置したU字溝敷截工事に伴う立会調査。
遺跡名 藤原宮朝堂院東第三堂・東面回廊
遺跡名かな ふじわらきゅう
本内順位 4
遺跡所在地 橿原市高殿町
所在地ふりがな かしはらしたかどのちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342958.91
東経(世界測地系)度分秒 1354830.56
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.499697 135.808488
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040107-20040518
調査面積(㎡)
1011
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
宮都
時代
飛鳥白鳳
主な遺構
藤原宮朝堂院東第三堂
藤原宮朝堂院南面回廊
土坑
主な遺物
土器
金属製品
石製品
銭貨
埴輪
特記事項 132次。調査地区5AJG-K・L・C・D。
(1)東第三堂の梁行規模の変化
 東第三堂の南半を非常に良好な状態で検出でき、これまで知られていなかった重要な知見をいくつか得ることができた。その第一は、東第三堂の梁行規模が5間から4間へ計画変更されたことが判明した点であろう。
 東第三堂は、所用瓦の型式にもつづく検討などから、東第一堂・東第二堂と同じく、藤原遷都当初には成立していなかった可能性が高い。六国史によれば、「大極殿」の初見は文武2年(698)、「朝堂」の初見は大宝元年(701)である。これらは初見史料にすぎないが、朝堂の成立が初見の時点から大きく遡るとは考えにくい。朝堂が成立してから和銅3年(710)の平城遷都まで約10年間しかない。しかも平城遷都計画はすでに慶雲3年(706)頃には持ち上がっており、これ以後にあえて大改造をしたとは考えがたい。こうした限られた期間に大規模な建て替えをおこなったとすれば、東第三堂はほとんど機能しないことになってしまう。だが「朝堂」に関する史料は、慶雲2年(705)・同3年・和銅2年にも認められ、この間にも恒常的に利用されていたことは明らかである。このような点からみても、東第三堂の梁行規模の変更は、造営段階になされたものと判断される。
(2)朝堂の建物形態の差
 第2の成果は、東第一堂~東第三堂の建物形態の違いが明確になった点である。
 これまで藤原宮の朝堂は、古文化研究所の調査成果のほか、平城宮の例などから、第一堂がもっとも梁行が大きく、第二堂以下と格差があるといわれてきたが、これが発掘調査によって裏づけられた。東第一堂は入母屋造もしくは寄棟造の屋根をもち、基壇外装に凝灰岩を用いた土間の建物と考えられる。一方、東第二・三堂は切妻造で、基壇外装に凝灰岩を用いた痕跡はなく、床張りであるなど、東第一堂と形態が明らかに異なる。
 「儀式」『延喜式』によれば、東第一堂は太政大臣・左右大臣、東第二堂は大納言・中納言・参議、東第三堂は中務省・図書寮・陰陽寮の官人の朝座が設けられることになっていた。大臣(西第一堂に朝座をもつ親王も)とそれ以外の者を区別する意識が、こうした建物構造の違いに反映されたとみることができよう。
 しかしながら、最終的な朝堂の建物としては、東第二堂と第三堂との間にも建物規模に差がある点を見逃してはならない。すなわち、東第二堂は梁行5間であるのに対して、東第三堂は梁行4間にすぎないのである。
 「儀式」『延喜式』によれば、朝堂では、諸司の常政と太政官の公卿聴政がおこなわれた。東第三堂では中務省とその被官官司による常政がなされたのに対して、東第一堂では大臣が着座すると、東第二堂にいた大納言以下がそこに移り、弁官や諸司・諸使による上申文書の続申に対して決済を与える公卿聴政がなされた。また大臣が不参であった際には、東第二堂が公卿聴政の場となった。すなわち、東第一堂・東第二堂は公卿聴政の場であったのに対して、東第三堂は常政の場にすぎなかったのであり、これが建物規模の差になったと考えられる。
 ところで、前期難波宮でも第一堂→第二堂→第三堂以下という建物規模の差が認められる。一方、平城宮の12棟の朝堂(東区朝堂院)は、下層の掘立柱建物と上層の礎石建物の2時期あるが、掘立柱建物の段階で第二堂と第三堂以下との規模の差は失われている。さらに礎石建物の段階になると、第一堂と第二堂以下との格差までも解消される。平安宮では第一堂と第二堂以下とで規模の差は認められない。大きな流れとして、第一堂や第二堂の特殊な位置づけが徐々に失われていったのである。
 このような朝堂の変遷をたどってみると、藤原宮造営当初の段階では、第一堂と第二堂以下とを区分する新たな動きがみられたものの、造営途中での計画変更という形で、第二堂と第三堂以下との間も区分するという従来の方式に戻されたとみられる。

遺跡名かな:ふじわらのみやちょうどういんひがしだいさんどう・とうめんかいろう
遺跡名 石神遺跡(第17次)
遺跡名かな いしがみいせき
本内順位 5
遺跡所在地 明日香村飛鳥
所在地ふりがな あすかむらあすか
市町村コード 294021
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342858.01
東経(世界測地系)度分秒 1354907.29
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.48278 135.818691
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040401-20041007
調査面積(㎡)
654
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
宮都
時代
弥生
古墳
飛鳥白鳳
奈良
主な遺構
沼沢地(自然流路)
土坑
主な遺物
土器
鋳造関連遺物
玉類
石製品
土製品
ガラス小玉鋳型
特記事項 134次。調査地区5AMD-R・Q。
 石神遺跡区画施設北方で、飛鳥時代前半段階の整地土、土坑を確認し、当該段階にな自然の谷地形が整地により平坦な地形に整えられていく状況を確認した。天武朝~持統朝期に該当する石神遺跡B期には南北方向の掘立柱塀1列、南北溝2条を確認した。また、藤原宮期の石神C期の遺構として南北溝1条、土坑1基を確認した。さらに奈良時代以降のものとして東西溝1条がある。
遺跡名 キトラ古墳
遺跡名かな きとらこふん
本内順位 6
遺跡所在地 明日香村阿部山
所在地ふりがな あすかむらあべやま
市町村コード 294021
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342702.99
東経(世界測地系)度分秒 1354818.87
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.45083 135.805241
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040401-20040727
調査面積(㎡)
2.5
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
飛鳥白鳳
鎌倉
主な遺構
石室
主な遺物
漆塗木棺片
玉類
金属製品
動植物遺存体
土器
刀装具
特記事項 135次。
 キトラ古墳の石室内の発掘調査である。石室内に盗掘坑から流れ込んだ流入土、漆片堆積層、泥土を除去して石室の床面を検出した。石室内からは人骨や歯牙のほかに。漆塗木棺に附属した金銅製・銅製の金具、玉類、刀装具などが出土した。
遺跡名 藤原宮朝堂院東第六堂
遺跡名かな ふじわらきゅう
本内順位 7
遺跡所在地 橿原市高殿町
所在地ふりがな かしはらしたかどのちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342955.78
東経(世界測地系)度分秒 1354828.86
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.498827 135.808016
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041015-00000000
調査面積(㎡)
2062
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
宮都
時代
飛鳥白鳳
平安
主な遺構
藤原宮朝堂院東第六堂
建物
通路
土坑
主な遺物
土器
金属製品
銭貨
木簡
鋳造関連遺物
土製品
動植物遺存体
特記事項 136次。調査地区5AJA-M。
成果と課題
「新城」段階の建物  東第六堂の下層で、ほぼ正方位にのる掘立柱建物を検出することができ、藤原宮造営以前の「新城」段階の可能性がでてきた。東第六堂の遺構を保全するため、部分的な検出にとどめざるを得なかったが、少なくとも2時期分の建物が想定される。同様の下層柱穴は東第三堂の調査でも3基みつかっており、うち2基はやはり重複していた。また東第二堂の調査でも、柱穴であるとは評価しなかったが、先行する土坑状の遺構を複数検出しており、そのうちのいくつかは柱穴であった可能性がある。これら東第二堂・東第三堂に存在した下層柱穴(もしくは、その可能性のあるもの)は、基壇外周部で検出したもので、大きく2層に分かれる整地土の下層の上面から切り込み、上層の整地土によって覆われるという共通性をもっている。今回の調査で検出した10基の下層柱穴は宮以前の地形が高かった場所に存在したものであった。そのため、第1次整地との前後関係をおさえることはできなかったが、第1次整地が「新城」に関わるものであった可能性を含めて、今後の調査で明らかにしていく必要があろう。
「造営溝」の性格  今回。藤原宮朝堂の調査としては初めて、外周部全体を広く調査することができ、東第六堂の周囲にめぐらされた造営期の溝(以下「造営溝」)の全容を明らかにすることができた。同様の性格をもつ溝は、朝堂院地区の複数の箇所で検出されている。今回の調査で造営期の溝について、①排水路としての機能、②水をはって建物の水準を得るための機能、の2つがあったと想定したが、朝堂院全体で改めて検証してみたい。
 ①について、東第六堂の周囲の造営溝については、南から北、東から西へ流れていたとみて不自然ではない。朝堂院全体でみると、「造営溝」の底面の標高から考えて、東第一堂と第二堂の間に向かって水が流れていたことがわかる。
 朝堂の東半部の調査では、地盤となる造営以前の土壌は、多くの場所で湿潤な状態であったことが明らかにされており、朝堂建物造営に際して、湿気抜きの機能を期した排水溝を設定したとみても問題はない。しかし、そのような土壌であったとすれば、造営の途中、おそらく朝堂建物の瓦葺き工程の終了後に完全に埋め立ててしまい、しかも建物に伴う明確な雨落溝の形跡はなく、基壇周囲の礫敷に雨水を受ける散水的な機能を想定しうるなどの自然排水のありようであったことを考えると、排水のみの機能をもっていたと理解すべきではなかろう。
 ②について、すでに述べたように、東第六堂に限ってみれば、水準溝としての機能を十分に想定しうるが他所ではどうであろうか。
 東第二堂では、東第六堂と同じように建物の四周を造営溝が巡っていたと推定できるが、ここでの場合、建物南側の東西溝SD9780の溝底の標高が72.24m(溝肩は72.57m)であるのに対して、建物北側の東西溝SD9680の溝肩は72.06m(溝底は71.90m)である。この状態ではSD9680の溝底を浸した水を外方に流さない限り、北側では溢れることになる。ただし、東第六堂での造営溝が埋め立てられた後に建物周囲に敷設された整地層と礫敷により完全に被覆されていたので、埋め立て当時の状態のままで遺存していたのに対して、東第二堂の場合は藤原宮廃絶後の削平作用を多少とも蒙っているために、本来の溝肩が明らかではない。その点を考慮すれば、東第二堂にあっても、その造営溝が水準溝としての機能を果たしたとみることもできるが、確証に欠ける。
 また、東第六堂と東第二堂相互で比較すると、造営溝の溝底の標高差は最大で1.27mの違いがあり、少なくとも一連の水平面を確保することは不可能であると判断できる。また東第三堂の調査では、想定される位置にこの種の遺構のないことが確認されている。
 以上、「造営溝」が①②双方の機能をもっていたことは十分に想定できるが、問題点も多く残されているのが現状であり、今後の調査をまつ必要がある。
朝堂の建物形態  藤原宮の朝堂としては初めて建物全体の発掘をおこない、東第六堂とその周囲の遺構を極めて良好な状態で検出することができた。その結果、古文化研究所による戦前における調査所見を訂正することができた。これまでの調査では、個々の発掘区の事情もあって、個別に建物形態を復元していくには困難な問題が残されているが、調査成果を相互に補い合わせて考えると、以下のように整理できるのではなかろうか。
<東第一堂> 太政大臣・左大臣・右大臣の座  国政の重要事項を審議する場
・南北棟入母屋造あるいは寄棟造(四面庇)
・桁行9間(118尺):身舎14尺×7間、南北庇各10尺
 梁行4間(48尺):身舎14尺×2間、東西庇各10尺
・土間床もしくはセン敷 椅子の使用
・凝灰岩を用いた基壇外装
<東第二堂> 大納言・中納言・参議の座  国政を審議する場
・南北棟切妻造(二面庇)
・桁行15間(210尺):身舎14尺×15間
 梁行5間(48尺):身舎10尺×2間 東西庇各9尺、西孫庇10尺
・床張り建物 蓆の使用
・木製基壇?
<東第三堂> 中務省・図書寮・陰陽寮の官人の座
・南北棟切妻造(二面庇)
・桁行15間(210尺):身舎14尺×15間
 梁行5間(48尺)から4間(38尺)に計画変更 身舎10尺×2間 東西庇各9尺
・床張り建物 蓆の使用
・木製基壇?
<東第六堂> 民部省・主計寮・主税寮の官人の座
・東西棟切妻造(二面庇)
・桁行12間(168尺):身舎14尺×12間
 梁行4間(38尺) 身舎10尺×2間 南北庇各9尺
・床張り建物 蓆の使用
・木製基壇?
 上記のようにまとめることができ、東第二堂以下は基本的に同じような建築様式であったと考えられる。しかし、細部をみると、若干の相違点も認められる。たとえば基壇を築成する際、石が多数入れられた東第六堂、そうではない東第二堂・東第三堂といった相違が認められる。また「造営溝」を掘削した東第二堂・東第六堂、掘削しなかった東第三堂という違いもある。こうした状況を造営技術の相違の現れであると捉えるならば、後の国ごとに造営対象を割り当てる「国充て」の源流をみいだしうる可能性もあろう。
平安時代の集落の一形態  東第三堂の調査と同様、朝堂の基壇の高まりを利用して、9世紀頃に屋敷地が形成されていたことが判明した。今回、建物群の外側において、瓦を盛り上げてつくった通路を検出でき、屋敷地どうしを結んでいたことが考えられる。藤原宮の廃絶後、宮の一部は荘園となることが知られており(宮所庄、高殿庄、飛騨庄など)、その集落、もしくは管理施設となる可能性がある。なかでも「宮所庄」は、藤原宮西北隅部の調査の際に井戸から出土した木簡によって、「弘仁元年」(810年)・「弘仁二年」に存在していたことがわかっており、今回検出した遺構と時期的にほぼ重なりあうだけに注目される。今回検出した平安期の遺構が宮所庄に直接関わるかどうかは不明であるが、その可能性を念頭におきながら調査していく必要がある。

遺跡名かな:ふじわらのみやちょうどういんひがしだいろくどう
遺跡名 高松塚古墳
遺跡名かな たかまつづかこふん
本内順位 8
遺跡所在地 明日香村平田高松
所在地ふりがな あすかむらひらたたかまつ
市町村コード 294021
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342744.30
東経(世界測地系)度分秒 1354822.56
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.462305 135.806266
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041001-20050331
調査面積(㎡)
656
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
飛鳥白鳳
主な遺構
墳丘
周溝
地震痕跡
主な遺物
土器
鉄滓
銭貨
特記事項 137次。調査地区5ALI-J・H。
まとめ
墳丘の規模や形態をはじめ、古墳の築造方法や壁画の保存環境の一端が明らかになった。
①墳丘裾をめぐる周溝を発見したことにより、従来不確定であった古墳の規模と形態が明らかになった。古墳は下段が直径23m、上段が18mの二段築成の円墳となる可能性が高い。
②墳丘規模は、昨年、墳形が六角形であることが明らかになったマルコ山古墳の規模(下段の対角長23.6m、上段18m前後)に近い点が注目される。
③墳丘の築造時期は、版築最下層から出土した土器から、藤原宮期(7世紀末~8世紀初頭)を中心とした時期と推定される。
④墳丘は中世以降に大きく削られており、築造当初の姿を失っている。この改変は、出土土器から、12世紀の後半を中心に、13世紀にかけておこなわれたと推定できる。
⑤過去の緊急保存対策に伴う調査によって、墳丘北東部の土中水分が他の箇所よりも多く、含水率の高い土壌分布が指摘されてきたが、今回の発掘調査により、その原因を具体的に解明することができた。
⑥墳丘北東部の土中水分の多い理由は、古墳が築造された丘陵地山の土層構造に起因すると推測される。すなわち古墳の背面に、透水性の低い灰白色粘土地山が存在し、この粘土層にそって雨水が南方に流下し、粘土層を切って据えられた石槨に水分を供給している可能性が高い(旧トレンチの南北断ち割り部において、墳丘下の地山粘土と砂層が青灰色に酸化変色しており、この部分の滞水生の高さを肉眼でも観察できる)。
⑦さらに、古墳の西半部は、後世の畑地造成に伴う地下げによって、下段の墳丘封土や粘土層が失われ、削平面に透水性の高い砂礫層が露出する。しかも削平面は石槨底石よりも低位にあるため、北の丘陵側から流下した雨水は、版築盛土に浸透することなく、丘陵下に排水される。
 これに対して、古墳の東半部は、古墳の周溝が埋没した後に、墳丘の崩壊土や腐植土が1m以上堆積して平坦化し、水はけの悪い環境を生じている。このため墳丘や北・東方の丘陵斜面から流下した雨水が滞留し、版築盛土に浸透する結果となっている。
⑧また、地震に伴う墳丘の亀裂や断層が多数発見され、これまで版築の堰板痕跡と想定されてきた昭和47・49年発見の墓道部の溝状遺構(土層陥没)も、地震による断層と推定できるようになった。これらの地震痕跡は、過去に周期的に発生した南海地震の痕跡とみられ、地震に伴う亀裂や断層が墳丘の各所に存在する可能性が高い。
⑨墳丘に損傷を与えた地震に関しては、現地を視察した「国宝高松塚古墳壁画恒久保存対策検討会」委員の京都大学防災研究所三村衛助教授と、地震考古学の専門家である産業技術総合研究所寒川旭主任研究員の所見(別添資料)を参照のこと。
⑩墳頂部にはモチノキの木株が3ヵ所に存在し、現在も墳丘内に深く根を張る。また記録によると、江戸時代に高い松の木が存在し、昭和10年代には藤の木が存在したが、今回の発掘調査ではその痕跡を確認できなかった。植物は、軟質土が充満する地震痕跡の亀裂にそって、根をはる状況が確認されており、こうした亀裂が雨水の浸透や、石槨内への虫の侵入通路となっている恐れがある。
 以上、今回の発掘成果により、高松塚の築造時の規模や形態、構造などが明らかになるとともに、後世の墳丘の改変や地震による墳丘の損傷状況が明らかになり、古墳の埋没環境や古墳が築造された丘陵の土層構造などが、複合的に壁画保存環境へ影響を及ぼしている可能性が明らかになった。
遺跡名 藤原京左京七条一坊
遺跡名かな ふじわらきょう
本内順位 9
遺跡所在地 橿原市上飛騨町
所在地ふりがな かしはらしかみひだちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342941.71
東経(世界測地系)度分秒 1354829.40
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.494919 135.808166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040405-20040524
調査面積(㎡)
242
調査原因 市営駐車場建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
中世(細分不明)
主な遺構
自然流路
沼沢地
主な遺物
特記事項 133-1次。調査地区5AJF-N。
市営駐車場建設に伴う発掘調査。調査地は飛鳥藤原第115次調査区の北方に位置する。調査区全面にわたり自然流路と中世以降の沼沢地の堆積層を確認したが、古代の遺構は検出できなかった。
遺跡名 本薬師寺
遺跡名かな もとやくしじ
本内順位 10
遺跡所在地 橿原市城殿町
所在地ふりがな かしはらしきどのちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342937.33
東経(世界測地系)度分秒 1354801.45
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.493702 135.800402
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040614-20040617
調査面積(㎡)
18
調査原因 公民館倉庫建設
遺跡概要
種別
社寺
時代
近世(細分不明)
主な遺構
井戸
主な遺物
特記事項 133-2次。調査地区5BMY-K。
城殿町公民館の倉庫建設に伴う事前調査。調査地は本薬師寺金堂跡の北方に位置し、平城薬師寺伽藍から想定すると食堂東半部にあたる。調査区は、近世以降の包含層のほぼ直下が地山(赤褐色砂礫層・粗砂層)であり、近世以降の井戸2基を確認したほかは、古代の遺構は検出できなかった。
遺跡名 本薬師寺
遺跡名かな もとやくしじ
本内順位 11
遺跡所在地 橿原市城殿町
所在地ふりがな かしはらしきどのちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342938.11
東経(世界測地系)度分秒 1354801.99
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.493919 135.800552
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040617-20040701
調査面積(㎡)
32
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
社寺
時代
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
溝溝
主な遺物
土器
特記事項 133-3次。調査地区5BMY-K。
本薬師寺僧房域にあたる本調査区では、創建期の遺構は検出できず、中世の溝を検出したのみであった。しかし、遺物には創建瓦が相当量含まれており、創建期の近傍における瓦葺建物の存在が示唆される。なお、13~14世紀の所産とみられる溝2条は、僧房廃絶後に開削された環濠と考えられる。
遺跡名 藤原宮外周帯
遺跡名かな ふじわらきゅう
本内順位 12
遺跡所在地 橿原市高殿町
所在地ふりがな かしはらしたかどのちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342953.73
東経(世界測地系)度分秒 1354846.53
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.498258 135.812925
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040712-20040715
調査面積(㎡)
25
調査原因 ガレージ建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
飛鳥白鳳
主な遺構
柱穴
主な遺物
特記事項 133-4次。調査地区5AJC-U。
個人住宅のガレージ新築に伴う事前調査。調査地は藤原宮東辺の外周帯であり、遺構のない空白地帯と想定されていた。調査区西方に近接する飛鳥藤原第27‐3次調査では、藤原宮東面大垣と外濠のほかに弥生時代の土坑を3基検出しており、今回の調査区でも藤原宮期以前の遺構の検出が期待されたが検出できなかった。しかし、調査区の東北部で柱穴を検出したことにより、近隣に遺構が存在する可能性がでてきた。

遺跡名かな:ふじわらのみやがいしゅうたい
遺跡名 水落・石神遺跡
遺跡名かな みずおち・いしがみいせき
本内順位 13
遺跡所在地 明日香村飛鳥
所在地ふりがな あすかむらあすか
市町村コード 294021
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342850.83
東経(世界測地系)度分秒 1354903.52
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.480786 135.817644
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調査期間
20040802-20040810
調査面積(㎡)
177
調査原因 道路拡幅
遺跡概要
種別
宮都
時代
明治
主な遺構
井戸
主な遺物
特記事項 133-5次。調査地区5AMJ-F。
道路拡幅に伴う事前調査。調査区は水落・石神遺跡の延長部であり、7世紀には遺構があったものと想定されるが、飛鳥川の氾濫によって、遺構面が破壊され砂礫層が順次堆積したものである。検出した井戸や台所洗い場は明治以降のものである。
遺跡名 藤原宮西面大垣
遺跡名かな ふじわらきゅう
本内順位 14
遺跡所在地 橿原市縄手町
所在地ふりがな かしはらしなわてちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343013.90
東経(世界測地系)度分秒 1354808.10
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.503861 135.80225
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040818-20040830
調査面積(㎡)
70
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
平安
鎌倉
主な遺構
自然流路
主な遺物
特記事項 133-6次。調査地区5AJK-A。
個人住宅の新築に伴う事前調査。昭和42年に当地の南方で奈良県がおこなった発掘調査では、地山直上で藤原宮の西面大垣を構成する柱列を検出しており、この延長部の検出を目的として調査区を設けた。しかし、北東方向へ流れる平安~鎌倉時代の自然流路を検出したのみで、大垣を構成する遺構は発見できなかった。

遺跡名かな:ふじわらのみやさいめんおおがき
遺跡名 藤原京左京六条二坊
遺跡名かな ふじわらきょう
本内順位 15
遺跡所在地 橿原市木之本町
所在地ふりがな かしはらしきのもとちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342954.74
東経(世界測地系)度分秒 1354855.83
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.498538 135.815508
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040904-20041025
調査面積(㎡)
343
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
宮都
時代
弥生
古墳
飛鳥白鳳
主な遺構
主な遺物
土器
特記事項 133-7次。調査地区5AJC-N・M。
藤原庁舎建設にともなう発掘調査(第45次調査)時に検出した、藤原宮期の南北塀SA4170の北端2穴を検出し、これより北に延びないことを確認した。
遺跡名 藤原京左京七条一坊
遺跡名かな ふじわらきょう
本内順位 16
遺跡所在地 橿原市上飛騨町
所在地ふりがな かしはらしかみひだちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342941.02
東経(世界測地系)度分秒 1354827.08
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.494727 135.807522
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041012-20041104
調査面積(㎡)
230
調査原因 市道整備
遺跡概要
種別
宮都
時代
主な遺構
主な遺物
特記事項 133-8次。調査地区5AWH-H。
市道整備に伴う事前調査。調査区は丘陵の裾部に位置し朱雀大路が近接する。周辺調査では藤原京に関わる遺構や横穴墓などの遺構が見つかっており、関連遺構の発見が期待された。しかし、調査区は近世以降に地山まで及ぶ著しい削平を受けており、期待された遺構は検出できなかった。
遺跡名 豊浦寺
遺跡名かな とゆらでら
本内順位 17
遺跡所在地 明日香村豊浦
所在地ふりがな あすかむらとゆら
市町村コード 294021
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342855.88
東経(世界測地系)度分秒 1354845.00
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.482188 135.8125
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041012-20041027
調査面積(㎡)
13
調査原因 向原寺納骨堂建設
遺跡概要
種別
社寺
時代
飛鳥白鳳
近世(細分不明)
主な遺構
基壇版築土
バラス敷
土坑
主な遺物
土器
特記事項 133-9次。調査地区5BTU-R。
豊浦寺講堂北辺部において基壇版築土を検出したが、北縁は確定していない。このことから、豊浦寺講堂の基壇南北長が20mないしそれ以上になる可能性が高いことが判明した。また、基壇版築土の下層で検出したバラス敷は、豊浦宮にともなうものと考えられる。
遺跡名 甘橿丘遺跡
遺跡名かな あまかしのおかいせき
本内順位 18
遺跡所在地 明日香村川原
所在地ふりがな あすかむらかわら
市町村コード 294021
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342837.40
東経(世界測地系)度分秒 1354854.98
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.477055 135.815272
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041207-20041227
調査面積(㎡)
214
調査原因 公園整備
遺跡概要
種別
宮都
時代
主な遺構
主な遺物
特記事項 133-10次。調査地区5AKG-J。
国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区の公園整備に伴う事前調査。眼下に飛鳥寺や伝飛鳥板蓋宮跡を望む丘陵東端に位置するが、近年の重機による削平が著しく、古代に遡る遺構や遺物は全く認められなかった。掘立柱建物など顕著な構造物は当初から存在しなかったとみられる。
遺跡名 藤原宮朝堂院東地区・内裏東官衙地区
遺跡名かな ふじわらきゅう
本内順位 19
遺跡所在地 橿原市高殿町
所在地ふりがな かしはらしたかどのちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343002.96
東経(世界測地系)度分秒 1354834.24
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.500822 135.809511
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050111-20050202
調査面積(㎡)
270
調査原因 水路改修
遺跡概要
種別
宮都
時代
飛鳥白鳳
主な遺構
建物
暗渠
主な遺物
土器
埴輪
特記事項 133-11次。調査地区5AJF-E・F,5AJG-A。
東西に横切る生活道路により、北区と南区に分かれる。北区では、内裏東官衙地区の最南端の官衙区域(官衙C)の南限を区画する塀の検出が期待されたが、調査区が狭隘なこともあり検出できなかった。なお、官衙Cにかかる第127-8次調査において検出していた、藤原宮期の掘立柱南北棟建物の南限を確定した。南区では、朝堂院東地区の一画を構成する掘立柱建物、掘立柱塀、石組暗渠を検出したが、官衙区画を構成するものかどうかは不明である。

遺跡名かな:ふじわらのみやちょうどういんひがしちく・だいりひがしかんがちく
遺跡名 川原寺
遺跡名かな かわらでら
本内順位 20
遺跡所在地 明日香村川原
所在地ふりがな あすかむらかわら
市町村コード 294021
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342820.60
東経(世界測地系)度分秒 1354901.59
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.472388 135.817108
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050202-20050307
調査面積(㎡)
103
調査原因 庫裏建替
遺跡概要
種別
社寺
時代
飛鳥白鳳
近世(細分不明)
主な遺構
川原寺礎石建物
土坑
便槽
主な遺物
塼仏
壁土
特記事項 133-12次。調査地区5BKH-E。
『紀要2005』中金堂北西にある光福寺庫裏建て替えに伴う事前調査。鐘楼もしくは経楼の推定位置で、直径約1mの円柱座をもつ礎石6このほか、基壇外装にあたる凝灰岩切石列を検出。南北3間・東西2間の建物の東半と考えられる。詳報は次年度の紀要に掲載予定。
『紀要2006』当初の想定通り、川原寺の経楼もしくは鐘楼の遺構と考えられる、礎石建物やそれにともなう凝灰岩基壇外装や雨落溝を検出した。また、文献にある通り、9世紀中~後半および建久2年(1191)の2度の火災の痕跡を確認し、礎石建物が2度にわたり再構築されたことが判明した。
遺跡名 藤原京左京六条三坊
遺跡名かな ふじわらきょう
本内順位 21
遺跡所在地 橿原市木之本町
所在地ふりがな かしはらしきのもとちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342954.74
東経(世界測地系)度分秒 1354855.83
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.498538 135.815508
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050307-20050406
調査面積(㎡)
200
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
宮都
時代
飛鳥白鳳
中世(細分不明)
主な遺構
礎石
建物
井戸
土坑
主な遺物
特記事項 133-13次。調査地区5AJC-N・F。
飛鳥藤原第45・47・133-7次調査区に囲まれた東西約29m、南北約7mの調査区。礎石1基、藤原京期の掘立柱南北棟建物SB4175、7世紀代の掘立柱南北塀SA4170、井戸2基(7世紀代と中世)、流路1条、斜行溝1条、土坑12基、小穴22期などを検出。
遺跡名 藤原宮朝堂院東地区
遺跡名かな ふじわらきゅう
本内順位 22
遺跡所在地 橿原市高殿町
所在地ふりがな かしはらしたかどのちょう
市町村コード 292052
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343003.81
東経(世界測地系)度分秒 1354836.85
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.501058 135.810236
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050307-20050309
調査面積(㎡)
4.5
調査原因 農業用倉庫兼車庫改築
遺跡概要
種別
宮都
時代
飛鳥白鳳
主な遺構
柱穴
主な遺物
特記事項 133-14次。調査地区5AJF-F。
農業用倉庫兼車庫の改築に伴う事前調査。調査区の西に近接する飛鳥藤原第41‐8調査では、藤原宮期の東西柱列を検出しており、その4間東に相当すると考えられる柱穴1基を検出した。

遺跡名かな:ふじわらのみやちょうどういんひがしちく
遺跡名 山田道
遺跡名かな やまだみち
本内順位 23
遺跡所在地 桜井市山田
所在地ふりがな さくらいしやまだ
市町村コード 292061
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342859.61
東経(世界測地系)度分秒 1354928.28
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.483225 135.824522
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050307-00000000
調査面積(㎡)
3.6
調査原因 飛鳥資料館看板設置
遺跡概要
種別
宮都
時代
主な遺構
主な遺物
特記事項 133-15次。調査地区5AEM-U。
飛鳥資料館の看板設置に伴う立会調査。調査地は飛鳥資料館南方の県道5号線に面する。掘削深さは1mにおよぶが、旧耕作中におさまり遺構面には到達しなかった。
遺跡名 平城宮朝集殿院
遺跡名かな へいじょうきゅう
本内順位 24
遺跡所在地 奈良市佐紀町
所在地ふりがな ならしさきちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344119.75
東経(世界測地系)度分秒 1354749.96
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.688819 135.797211
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040401-20040701
調査面積(㎡)
964
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
宮都
時代
古墳
奈良
主な遺構
掘立柱建物
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
埴輪片
瓦器
陶磁器
特記事項 370次。調査地区6AAW-K。
今回の調査では、先述のように、SX18735を除くと、基礎の下層に顕著な遺構は確認できなかった。ただし、調査範囲が極めて限定されているため。現段階では基壇下層には、礎石建の東朝集殿と同規模かつ同位置に掘立柱建物がないことを確認したのみで、ここから考えられる考えられる可能性は以下の3つである。

遺跡名かな:へいじょうきゅうちょうしゅうでんいん
遺跡名 興福寺旧境内
遺跡名かな こうふくじきゅうけいだい
本内順位 25
遺跡所在地 奈良市登大路町
所在地ふりがな ならしのぼりおおじちょう
市町村コード 29201
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344058.96
東経(世界測地系)度分秒 1354946.15
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.683044 135.829486
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040401-20040426
調査面積(㎡)
88
調査原因 建物建設
遺跡概要
種別
社寺
時代
江戸
主な遺構
柱穴
土坑
主な遺物
土師器
緑釉陶器
土師器
瓦器
瓦質土器
青磁
陶磁器
特記事項 371次。調査地区6BKF-K・L。
本調査で確認された遺構と遺物の出土状況によると、調査区周辺は、15世紀以降、他に地形を整地した上で本格的に利用されはじめたと考えられる。興福寺が中世寺院へと転成する過程で、寺城緑辺部の利用が、はじまったのであろう。
遺跡名 平城京左京七条一坊十六坪
遺跡名かな へいじょうきょう
本内順位 26
遺跡所在地 奈良市八条町
所在地ふりがな ならしはちじょうちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344000.82
東経(世界測地系)度分秒 1354757.22
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.666894 135.799227
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040607-20040723
調査面積(㎡)
704
調査原因 建物建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
奈良
平安
主な遺構
掘立柱建物
東西溝
素掘溝
柱穴
南北塀
廃棄土坑
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 372次。調査地区6AHH-H。
今回の調査では坪南西部の北辺を区画する南西塀3条を検出した。これらの塀もSD8875から一定の間隔で並行して設けられている。このことから遺構の時期、SD8875の溝としての継続期間などに問題が残るが、坪内の南北の区分においては、先の調査で指摘された六条大路心と七条条間北小路心の心々距離を二分した線が、何らかのかたちで継続して意識されていた可能性を考えておきたい。
遺跡名 平城京左京一条二坊九坪
遺跡名かな へいじょうきょう
本内順位 27
遺跡所在地 奈良市法華寺町
所在地ふりがな ならしほっけじちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344142.67
東経(世界測地系)度分秒 1354811.49
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.695186 135.803191
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調査期間
20040705-20040709
調査面積(㎡)
27
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
奈良
主な遺構
主な遺物
特記事項 373次。調査地区6AFC-G。
住宅建設にともなう発掘調査。奈良時代の遺物を含む落ち込みなどを確認した。
遺跡名 旧大乗院庭園
遺跡名かな きゅうだいじょういんていえん
本内順位 28
遺跡所在地 奈良市高畑町
所在地ふりがな ならしたかばたちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344042.25
東経(世界測地系)度分秒 1355002.28
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.678402 135.833966
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調査期間
20040726-20041029
調査面積(㎡)
680
調査原因 史跡整備
遺跡概要
種別
社寺
時代
飛鳥白鳳
奈良
平安
鎌倉
南北朝
室町
戦国
安土桃山
江戸
主な遺構
東西溝
石列
土器溜まり
石敷遺構
石組
石列
ラシマ
小島
魚溜まり
埋甕遺構
南北溝
杭列
石組井戸
水槽
主な遺物
軒瓦
四重弧文軒平瓦
丸瓦
平瓦
土師器皿
瓦器椀
染付椀
天目茶碗
竹製品
金属製品
銭貨
石製品
土製品
ガラス製品
貝製品
自然遺物
特記事項 374次。調査地区6AGN-B・C。
調査の結果、西小池中央部は、複雑に入り組んだ汀線を持ち、中島や岩島を伴った変化のある景観を呈していたことを確認した。今回の調査で、西小池は西南の一部を残してほぼ完掘したこととなり、その全
体像がより具体的に明らかになった。西小池は、3つの形の異なる池をつなげた形状で、全体は、最大で南北約60m、東西約30mである。岸には護岸石をめぐらせ、大小3つの中島や、岬、州浜、岩島などによって構成され、池底には埋甕や魚溜りが設けられていた。これまでの調査
で、西小池の平面形状は、『興福寺旧大乗院庭苑図』(『風景』第6巻第3号掲載)に描かれた形状とほぽ相違ないことが推測されていたが、構成要素の詳細や、池底で検出した遺構など、絵図からは読み取れない重要な情報を得ることができた。また、既に確認されている東大池と比較すると、規模、構成要素、造成状況などが大きく異なり、両池は異なる空間を作り出していたと考えられる。南北両区において、12世紀前半に遡る遺構の存在を確認した。北区では、西小池西岸の整地土の下層に、瓦器片を含む暗灰色土層および、溝の遺構を検出した。また、南区では第365次調査で検出した蝶敷面の時期が判明した。禅定院は、隆禅によって永久年中に伽藍の整備がおこなわれており、今回検出した12世紀前半の遺構は、この時の造営に関わる可能性が高い。特に、南区検出の牒敷遺構は、禅定院時代の園池の存在を証明するものであり、今後の発掘調査による禅定院伽藍の解明が期待される。 
遺跡名 平城京左京二条二坊十四坪
遺跡名かな へいじょうきょう
本内順位 29
遺跡所在地 奈良市法華寺町
所在地ふりがな ならしほっけじちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344119.38
東経(世界測地系)度分秒 1354817.17
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.688716 135.804769
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040726-20040820
調査面積(㎡)
120
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
鎌倉
南北朝
室町
戦国
主な遺構
掘立柱塀
掘立柱建物
東西溝
南北溝
柱列
主な遺物
鬼瓦
墨書土器
特記事項 375次。調査地区6AFF-D。
調査地周辺ではこれまでにも数次の調査がおこなわれている。数期にわたる遺構が重視し、建物が密に配置されているという、宮と近接する京内の重要地域にふさわしい利用状況が確認されている。
遺跡名 平城宮中央区朝堂院
遺跡名かな へいじょうきゅう
本内順位 30
遺跡所在地 奈良市佐紀町
所在地ふりがな ならしさきちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344127.52
東経(世界測地系)度分秒 1354740.12
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.690977 135.794477
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041005-20041224
調査面積(㎡)
1700
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
宮都
時代
古墳
奈良
主な遺構
流路
側溝
掘立柱建物
東西棟建物
柱穴
悠紀院北面紫垣
悠紀院東面紫垣
柱列
主な遺物
須恵器
土師器
須恵器杯
土師器杯
軒丸瓦
軒平瓦
鬼瓦
面戸瓦
熨斗瓦
丸瓦
平瓦
凝灰岩
特記事項 376次。調査地区6ABS-C・6ABT-T。
今回の調査は、中央区朝堂院の中央を占める朝廷部分についての初の本格的な調査である。調査区は、朝廷中央の北方に位置する。

遺跡名かな:へいじょうきゅうちゅうおうくちょうどういん
遺跡名 平城京左京二条二坊十四坪
遺跡名かな へいじょうきょう
本内順位 31
遺跡所在地 奈良市法華寺町
所在地ふりがな ならしほっけじちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344119.90
東経(世界測地系)度分秒 1354818.73
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.688861 135.805202
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040811-20040903
調査面積(㎡)
81
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
飛鳥白鳳
奈良
平安
主な遺構
柱穴
土坑
掘立柱建物
主な遺物
瓦器
須恵器
軒丸瓦
軒平瓦
鬼瓦
面戸瓦
特記事項 377次。調査地区6AFF-D・E。
調査地の現地表面の標高は約63.2m。基本層序は、上から順に造成土、耕土、床土、古代の遺物包含層、奈良時代の遺構面、地山。遺構面の標高は60.4m~60.5mである。主な検出遺構は柱穴・土坑・溝がある。
遺跡名 西隆寺
遺跡名かな さいりゅうじ
本内順位 32
遺跡所在地 奈良市西大寺東町
所在地ふりがな ならしさいだいじひがしまち
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344139.33
東経(世界測地系)度分秒 1354703.50
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.694258 135.784305
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041001-20041015
調査面積(㎡)
93
調査原因 建物建設
遺跡概要
種別
社寺
時代
古墳
奈良
主な遺構
柱穴
土坑
主な遺物
小型丸底土器
軒丸瓦
軒平瓦
鬼瓦
熨斗瓦
刻印付き平瓦
須恵器
土師器
特記事項 378次。調査地区6BSR-N・O。
今回の調査地は中心伽藍である回廊の外側に位置していたため、西隆寺に直接関わる遺構を検出することはできなかった。多数検出した柱穴や溝は正方位に乗らず、古墳時代の遺構である可能性が高い。これらの西隆寺下層遺構は、北東に展開する佐紀楯列古墳群の造営主体を探る重要な手がかりとなるであろう。
遺跡名 平城京左京三条一坊十五坪
遺跡名かな へいじょうきょう
本内順位 33
遺跡所在地 奈良市二条大路南
所在地ふりがな ならしにじょうおおじみなみ
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344104.35
東経(世界測地系)度分秒 1354758.22
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.684541 135.799505
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041018-20041029
調査面積(㎡)
96
調査原因 建物建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
奈良
主な遺構
小土坑
掘立柱建物
井戸
主な遺物
須恵器
土師器
特記事項 379次。調査地区6AFJ-E・F。
この調査は、店舗新築にともなう事前の調査として実施した。調査地は右京三条一坊十五坪の南端付近にあたる。東側の隣接地はすでに奈良市教委によって発掘調査がおこなわれている。調査面積は96.0㎡。調査期間は2004年10月18日~10月29日である。
遺跡名 西大寺浄土院
遺跡名かな さいだいじじょうどいん
本内順位 34
遺跡所在地 奈良市西大寺小坊町
所在地ふりがな ならしさいだいじこぼうちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344141.91
東経(世界測地系)度分秒 1354645.00
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.694974 135.779166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041109-20041124
調査面積(㎡)
29
調査原因 確認調査
遺跡概要
種別
社寺
時代
奈良
安土桃山
江戸
主な遺構
柱穴
流路
主な遺物
瓦片
特記事項 380次。調査地区6BSD-P。
西大寺旧境内にあたる浄土院は、周辺の水田・畑よりも高い土盛上にある。その位置から、土盛が西大寺薬師金堂を起源とする可能性が指摘されていたため、土盛の性格や基壇、堀込地業等、薬師寺金堂に関わる痕跡の有無を確かめるために調査をおこなった。調査区は土盛上を西区、土盛の東側下を東区とした。東区で奈良時代に属す可能性が高い柱穴、近世に属す流路を発見したが、西大寺薬師寺金堂に関わる遺構は認められなかった。
遺跡名 平城宮東院地区西北部
遺跡名かな へいじょうきゅう
本内順位 35
遺跡所在地 奈良市佐紀町
所在地ふりがな ならしさきちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344127.77
東経(世界測地系)度分秒 1354802.42
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.691047 135.800672
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050105-20050412
調査面積(㎡)
1050
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
宮都
時代
奈良
主な遺構
柱穴
主な遺物
特記事項 381次。調査地区6ALR-F・G。
今回の調査では、4期にわたる遺構変遷を確認した。各遺構の解釈及び周辺の調査成果との整合性については、さらに詳細な検討が必要であるが、検出した遺構について概説する。まず、南側の調査でみつかった総柱の掘立柱建物が、当時の所見よりも北に2間分のび、梁桁、桁行6間の正方形の平面プランをとくことがわかった。さらに北側に、同規模かそれ以上の規模の掘立柱建物が並ぶことも明らかとなった。

遺跡名かな:へいじょうきょうとういんちくせいほくぶ
遺跡名 興福寺旧境内
遺跡名かな こうふくじきゅうけいだい
本内順位 36
遺跡所在地 奈良市登大路町
所在地ふりがな ならしのぼりおおじちょう
市町村コード 29201
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344111.23
東経(世界測地系)度分秒 1355001.59
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.686452 135.833775
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20051124-20051203
調査面積(㎡)
63
調査原因 庁舎建設
遺跡概要
種別
社寺
時代
鎌倉
主な遺構
斜行地
整地
主な遺物
土器
特記事項 382次。調査地区6BKF-I。
奈良合同庁舎の車庫増築に伴う事前調査。調査区の大半は庁舎建設時に掘削されていたため、遺物包含層が残存したのは調査区の両端のみであった。包含層からは多量の木炭とともに12世紀末頃の土器が多量に出土した。したがってこの包含層は12世紀末頃の火災の後、北側へ続く傾斜地を整地した際に形成されたと考えられる。この所見は調査地西側の一乗院旧境内(現奈良地方裁判所)の状況と一致し、火災後の整地がこの付近まで及んでいたことが明らかになった。
遺跡名 興福寺一乗院跡
遺跡名かな こうふくじいちじょういんあと
本内順位 37
遺跡所在地 奈良市登大路町
所在地ふりがな ならしのぼりおおじちょう
市町村コード 29201
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344107.30
東経(世界測地系)度分秒 1354950.61
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.685361 135.830725
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041204-20041209
調査面積(㎡)
64
調査原因 庁舎建設
遺跡概要
種別
社寺
時代
鎌倉
南北朝
室町
戦国
安土桃山
江戸
主な遺構
土坑
主な遺物
近世瓦
特記事項 383次。調査地区6BKF-F。
今回の調査は奈良地方・家庭・簡易裁判所の建て替えにともなう緊急調査で、調査地は興福寺の子院・一乗院の東北隅にあたる。調査面積は63㎡、調査期間は2004年12月5日~12月9日であった。
遺跡名 平城京右京三条一坊十六坪
遺跡名かな へいじょうきょう
本内順位 38
遺跡所在地 奈良市二条大路南
所在地ふりがな ならしにじょうおおじみなみ
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344109.91
東経(世界測地系)度分秒 1354719.93
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.686086 135.788869
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050105-20050114
調査面積(㎡)
28
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
時代
弥生
主な遺構
南北溝
主な遺物
土器片
特記事項 384次。調査地区6AGP-Q。
住宅建設に伴う事前調査。東西7m、南北4mの調査区を設定し、標高65.6m付近で奈良時代以前の遺構面を検出した。遺構面には細かい凹凸が多数あり、出土した土器片がいずれも強く摩滅していることから、河川(秋篠川)の氾濫によって浸食されていると考えられる。また幅の一定しない南北溝1条を検出し、この埋土から弥生時代の土器片が多数出土した。
遺跡名 平城宮西北地域
遺跡名かな へいじょうきゅう
本内順位 39
遺跡所在地 奈良市佐紀市
所在地ふりがな ならしさきし
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344142.28
東経(世界測地系)度分秒 1354726.34
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.695077 135.79065
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050114-20050117
調査面積(㎡)
4
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
鎌倉
南北朝
室町
戦国
安土桃山
江戸
主な遺構
堆積土
主な遺物
磁器片
特記事項 385次。調査地区6ACO-P。
住宅建設に伴う事前調査。濠ないし苑池の一部を確認した。堆積土には中世から近世にかけての瓦、磁器片を含む。

遺跡名かな:へいじょうきゅうせいほくちいき
遺跡名 平城宮内裏北外郭北辺
遺跡名かな へいじょうきゅう
本内順位 40
遺跡所在地 奈良市佐紀町
所在地ふりがな ならしさきちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344142.32
東経(世界測地系)度分秒 1354747.93
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.695088 135.796647
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050119-20050209
調査面積(㎡)
49
調査原因 道路拡張
遺跡概要
種別
宮都
時代
飛鳥白鳳
奈良
平安
主な遺構
土坑
掘立柱掘形
掘立柱抜取穴
主な遺物
特記事項 386次。調査地区6AAO-B。
道路拡張に伴う事前調査。地山を掘り込む土坑2基、東西に並ぶ掘立柱の堀形6基、掘立柱の抜取穴6基を検出した。

遺跡名かな:へいじょうきゅうだいりきたがいかくほくへん
遺跡名 平城宮内裏北外郭北辺
遺跡名かな へいじょうきゅう
本内順位 41
遺跡所在地 奈良市佐紀町
所在地ふりがな ならしさきちょう
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344142.40
東経(世界測地系)度分秒 1354745.31
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.695111 135.795919
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050301-20050303
調査面積(㎡)
9
調査原因 道路拡張
遺跡概要
種別
宮都
城館
時代
奈良
主な遺構
東西溝
L字形溝
柱穴
主な遺物
瓦片
特記事項 387次。調査地区6ABA-E。
住宅建設に伴う事前調査。東西2m、南北4.5mの調査区を設定し、奈良時代の整地土上、標高74.0m付近で遺構を検出した。検出した遺構は、瓦片を大量に含む東西溝とそれを切り込む東西溝、北から西へ曲がるL字形の溝などである。調査区南半は内裏北外郭の北面区画塀の想定位置にあたるため、これに相当する柱穴や築地の存在が期待されたが、今回の調査区内ではそれらを確認できなかった。

遺跡名かな:へいじょうきゅうだいりきたがいかくほくへん
遺跡名 平城京右京三条一坊八坪
遺跡名かな へいじょうきょう
本内順位 42
遺跡所在地 奈良市二条大路南
所在地ふりがな ならしにじょうおおじみなみ
市町村コード 292010
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344108.98
東経(世界測地系)度分秒 1354731.07
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.685827 135.791963
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調査期間
20050314-20050315
調査面積(㎡)
6
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
宮都
時代
弥生
主な遺構
土坑
主な遺物
土器
特記事項 388次。調査地区6AGF-H。
住宅建設に伴う事前調査。建物位置に2×3mの調査区を設置し、地表から60㎝ほどで遺構面に達する。埋土に弥生時代の土器を含む土坑を1基検出した。
要約

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