沼田城跡 石垣調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/143364
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.143364
引用表記 沼田市教育委員会 2024 『沼田城跡 石垣調査報告書』沼田市教育委員会
沼田市教育委員会 2024 『沼田城跡 石垣調査報告書』
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書名 沼田城跡 石垣調査報告書
発行(管理)機関 沼田市 - 群馬県
書名かな ぬまたじょうあと いしがきちょうさほうこくしょ
副書名 沼田公園長期整備構想に伴う沼田城跡調査報告書
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
沼田市教育委員会
発行機関
沼田市教育委員会
発行年月日 20240324
作成機関ID 102067
郵便番号 3788501
電話番号 0278232111
住所 群馬県沼田市下之町888
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 総括
英語タイトル
著者
永井 三郎
ページ範囲 75 - 80
NAID
都道府県 群馬県
時代 戦国 安土桃山 江戸
文化財種別 歴史資料 考古資料 埋蔵文化財
史跡・遺跡種別 城館 その他の生産遺跡
遺物(材質分類)
学問種別 考古学 文献史学
テーマ 技法・技術 編年
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引用表記
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抄録(内容要約)  沼田城の石垣は、本丸東面石垣と西櫓台石垣の2か所が残されているが、どちらも打ち欠く加工によって整形を行い、石垣の表面を整える意思が強く表れている。また、石材の表面積を大きく見せるように積むなど石垣の見栄えを重視した構造をしている。横長大型の石材を弧状に積む点も特徴である。これらの石垣の構築された年代は明らかではないが、本丸東面石垣よりも西櫓台石垣の方が垂直に近い勾配をしており古い要素を持っている。石垣の石材は文献史料から、現在の奈良町奈良坂及び下久屋町観音坂で採取したものと考えられる。
所収遺跡
遺跡名 沼田城跡
遺跡名かな ぬまたじょうあと
本内順位
遺跡所在地 沼田市西倉内町
所在地ふりがな ぬまたしにしくらうちまち
市町村コード 102067
遺跡番号 N0145
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 363855
東経(世界測地系)度分秒 1390220
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.648611 139.038888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20230706
20230721
20221102
調査面積(㎡)
64
217.7
130
調査原因 保存目的の調査
遺跡概要
種別
城館
時代
戦国
安土桃山
江戸
主な遺構
石垣
主な遺物
特記事項  昭和58年に実施した西櫓台石垣修復工事について併せて報告した。櫓台整地土中に柱や根太木の沈み込みを防ぐためと考えられる石積を検出し、使用石材中にに「由良」墨書が確認された。
要約  沼田城跡は、三方を大規模な河岸段丘によって区画された沼田台地北西端に位置する城館跡である。沼田公園長期整備構想に伴う調査・保存整備事業により6年計画で調査を実施しており、現存する2箇所の石垣を調査した。
 本丸東面石垣は現在観察可能な31.5mを測量図化し、併せて地中レーダー探査により築石控え長の計測、石垣背面構造の探査、本丸南東部の探査を行った。築石は控え長が短いが、石垣面及び胴部に対し十分な加工が行われ、石垣の美観と安定化が図られている。配石は弧状を呈する配石状況が見られる。
 西櫓台石垣は南面・西面・北面の3面を測量図化し、平成10年(1998)の発掘調査で確認した東面石垣について測量図を再掲した。4面の石垣はそれぞれ様相が異なり、新旧関係は不明である。また、昭和58年(1983)に実施した西櫓台南面及び西面石垣の修復工事について、工事記録と工事を指導した山崎一による記録を再構成して報告した。南面石垣には修復の痕跡があり、裏込から瓦が出土したことから、修復履歴があることが明らかである。また、櫓台整地土中に、柱や根太木の沈み込みを防ぐ機能を有したと考えられる石積を確認した。この石積に使用された石材の中に「由良」の墨書が確認され、沼田城において真田氏以外による普請が行われたことを示唆するものとして注目される。

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