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牛田廃寺跡(E32a 川除屋敷裏遺跡 1 区)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/140122
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.140122
引用表記 群馬県藤岡市教育委員会 2024 『牛田廃寺跡(E32a 川除屋敷裏遺跡 1 区)』群馬県藤岡市教育委員会
群馬県藤岡市教育委員会 2024 『牛田廃寺跡(E32a 川除屋敷裏遺跡 1 区)』
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書名 牛田廃寺跡(E32a 川除屋敷裏遺跡 1 区)
発行(管理)機関 藤岡市 - 群馬県
書名かな うしたはいじあと(かわよけやしきうらいせき)
副書名 平成30 年度 県営農業競争力強化基盤整備事業 牛田川除地区 埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
群馬県藤岡市教育委員会
発行機関
群馬県藤岡市教育委員会
発行年月日 20240228
作成機関ID 10209
郵便番号 375-0024
電話番号 0274235997
住所 群馬県藤岡市藤岡1485
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
史跡-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 第5章総括
英語タイトル
著者
文挾 健太郎
ページ範囲 160 - 164
NAID
都道府県 群馬県
時代 奈良 平安
文化財種別 史跡
遺跡種別 社寺
遺物(材質分類) 土製品(瓦含む)
学問種別 考古学
テーマ 年代特定
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約) 牛田廃寺跡の総括。
第1 節 瓦から見る牛田廃寺跡1 号建物跡の創建-改修-廃絶
第2 節 山王廃寺系軒丸瓦の相対編年について―創建年代の検討―
第3 節 川除屋敷裏遺跡における牛田廃寺の位置付けと性格
第4 節 藤岡市牛田古墳群出土の馬歯及び牛歯について
所収遺跡
遺跡名 牛田廃寺跡
遺跡名かな うしたはいじあと
本内順位
遺跡所在地 群馬県藤岡市牛田字下毛田
所在地ふりがな ぐんまけんふじおかしうしたあざしもだ
市町村コード 10209
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 361302
東経(世界測地系)度分秒 1390428
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.217222 139.074444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180521-20181228
調査面積(㎡)
7260
調査原因 群馬県営農業基盤整備事業
遺跡概要
種別
集落
社寺
時代
古墳
飛鳥白鳳
奈良
平安
主な遺構
基壇建物跡
整地土
竪穴住居跡
主な遺物
軒丸瓦
軒平瓦
丸瓦
平瓦
文字瓦
須恵器
土師器
鉄釘
特記事項
要約  神流川左岸低地部において8 世紀第2 四半期に創建され、9 世紀後半に廃絶されたと考えられる牛田廃寺跡が見つかった。地山砂礫層のレベルが高い自然堤防上に選地し造営されている。掘り込み地業・版築を持ち、瓦・自然石を用いて外装を施した1 号建物跡と、2箇所の整地土から構成され、明確な伽藍は持たない小規模な寺院跡である。1 号建物跡の基壇外側には、瓦集積が検出された。創建瓦は山王廃寺系である複弁6弁軒丸瓦と重弧文軒平瓦、これらと型式学的特徴が一致する丸瓦・平瓦があり、セット関係が確認された。創建瓦とほぼ同数の補修瓦が見つかっており、弘仁地震(818 年)に起因する大規模な改修があったことが想定される。これらの瓦は藤岡市内の窯跡で焼成されたことが判明している。周辺には、住居・土坑が検出されているが、寺院と時期が重複する遺構は少ない。寺域を画するなんらかの規制があった可能性が高いが、牛田廃寺跡を区画するような施設はなく、集落と完全に隔絶していたわけではない。やや離れた箇所には、多くの住居跡が検出され、大規模な集落が展開していた。牛田廃寺創建前の時期に住居跡が激増しており、計画村落の様相を示す。近接する牛田古墳群では、牛田廃寺と併行する時期に牛馬・須恵器を用いた祭祀を古墳周溝内で繰り返し実施していた。寺院- 集落- 古墳が1 遺跡内に存在しており、それらの有機的な関連性が想定される。

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