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富山市四方背戸割遺跡・四方荒屋遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/138518
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.138518
引用表記 有限会社毛野考古学研究所富山支所 2023 『富山市埋蔵文化財調査報告111:富山市四方背戸割遺跡・四方荒屋遺跡発掘調査報告書』富山市教育委員会埋蔵文化財センター
有限会社毛野考古学研究所富山支所 2023 『富山市四方背戸割遺跡・四方荒屋遺跡発掘調査報告書』富山市埋蔵文化財調査報告111
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書名 富山市四方背戸割遺跡・四方荒屋遺跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 富山市 - 富山県
書名かな とやまし よかた せとわり いせき・よかた あらや いせき はっくつ ちょうさ ほうこくしょ
副書名 店舗建設に伴う埋蔵文化財発掘調査
巻次
シリーズ名 富山市埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 111
編著者名
編集機関
有限会社毛野考古学研究所富山支所
発行機関
富山市教育委員会埋蔵文化財センター
発行年月日 20230930
作成機関ID 16201
郵便番号 9392798
電話番号 0764652146
住所 富山県富山市婦中町速星754 婦中行政サービスセンター
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
考古資料-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 総括
英語タイトル
著者
常深 尚 , Tsunemi Sho
ページ範囲 47 - 52
NAID
都道府県 富山県
時代 弥生 平安 中世(細分不明) 近世(細分不明)
文化財種別 考古資料
史跡・遺跡種別 集落 田畑
遺物(材質分類) 石器 土器
学問種別 考古学
テーマ
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 四方背戸割遺跡
遺跡名かな よかたせとわりいせき
本内順位 1
遺跡所在地 富山県富山市四方荒屋
所在地ふりがな とやまけんとやましよかたあらや
市町村コード 16201
遺跡番号 2010023
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 364505
東経(世界測地系)度分秒 1371157
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.751388 137.199166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220829-20221121
調査面積(㎡)
660
調査原因 店舗建設
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
弥生
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
弥生土坑
ピット
平安土坑
ピット
中世道路
近世畑
地震跡
主な遺物
弥生土器
弥生石鏃
打製石斧
平安土師器
須恵器
白磁
中世土師器皿
中世珠洲
江戸越中背戸
肥前系陶磁器
瀬戸美濃
特記事項 弥生時代中期~後期前半の天王山式土器が出土した。
中世の道路跡と、中世~近世にかけての畑跡を検出した。
遺跡名 四方荒屋遺跡
遺跡名かな よかたあらやいせき
本内順位 2
遺跡所在地 富山県富山市四方荒屋
所在地ふりがな とやまけんとやましよかたあらや
市町村コード 16201
遺跡番号 2010026
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 364514
東経(世界測地系)度分秒 1371204
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.753888 137.201111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220829-20221121
調査面積(㎡)
1060
調査原因 店舗建設
遺跡概要
種別
田畑
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
四方荒屋遺跡
主な遺物
特記事項 中世~近世にかけての畑跡を検出した。
要約  四方背戸割遺跡・四方荒屋遺跡は旧神通川とその支流の分岐点近くに位置し、度重なる洪水により形成された自然堤防上に存在する。標高はおよそ 3.0m である。
 上層遺構面では、平安時代以降の土坑・溝・ピット・畑跡・地震痕が確認された。
 平安時代では、灯明皿として使用された土師器埦(9 世紀後半)を出土した土坑、白磁碗(11 世紀後半~12 世紀前半)を出土した土坑があるものの、遺物量は少なく、畑地としての利用が始まっていたと考えられる。
 中世では東西方向の畝溝からなる畑跡が確認され、既往の調査とあわせ、畑地の広がりが把握できるようになった。畑地の南側には、数度の掘り直しのある側溝をもつ道路跡が東西に延びており、旧神通川の対岸に位置する打出遺跡との関連が窺われた。また畑地の中央を南北に延びる道路跡もあり、北側にある四方荒屋遺跡の中世屋敷へ向かうと考えられた。
 近世には畝溝が南北方向に変化した畑跡が確認され、畑地の拡大と長期間の利用が推測された。また畑跡と
切り合う噴砂が確認され、1858 年発生の飛越地震の痕跡と考えられた。
 下層遺構面(四方背戸割遺跡)では、弥生時代中期の土坑、ピット群を確認した。遺構外出土の土器には、中期の貝田町式、後期前半の天王山式といった他地域の土器も含まれた。ピット群が建物の痕跡であるか確定できなかったが、周囲では打製石斧の製作が行われていた。

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