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上林イシガネ遺跡・末松遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131730
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.131730
引用表記 野々市市教育委員会 2023 『野々市市中林土地区画整理事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書1:上林イシガネ遺跡・末松遺跡』野々市市教育委員会
野々市市教育委員会 2023 『上林イシガネ遺跡・末松遺跡』野々市市中林土地区画整理事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書1
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書名 上林イシガネ遺跡・末松遺跡
発行(管理)機関 野々市市 - 石川県
書名かな かんばやしいしがねいせき すえまついせき
副書名 都市計画道路四十万末松線・堀内上林線
巻次
シリーズ名 野々市市中林土地区画整理事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号
編著者名
編集機関
野々市市教育委員会
発行機関
野々市市教育委員会
発行年月日 20230327
作成機関ID 172120
郵便番号
電話番号
住所
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 上林イシガネ遺跡
遺跡名かな かんばやしいしがねいせき
本内順位 1
遺跡所在地 野々市市上林ほか
所在地ふりがな ののいちしかんばやしほか
市町村コード 172120
遺跡番号 1207800
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 363020
東経(世界測地系)度分秒 1363610
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.505555 136.602777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160916-20161130
調査面積(㎡)
1570
調査原因
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
土坑
自然河川
主な遺物
縄文土器
須恵器
土師器
陶磁器
砥石
小刀
特記事項
遺跡名 末松遺跡
遺跡名かな すえまついせき
本内順位
遺跡所在地 野々市市中林ほか
所在地ふりがな ののいちしなかばやし
市町村コード 172120
遺跡番号 1205800
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 363028
東経(世界測地系)度分秒 1363557
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.507777 136.599166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20171107-20180123
20180910-20181212
20200625-20200930
20210726-20211206
調査面積(㎡)
1570
600
589
560
755
調査原因
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
竪穴状遺構
竪穴建物
柵列
土坑
自然流路
主な遺物
縄文土器
須恵器
土師器
青磁
古瀬戸
白磁
鞴羽口
鉄滓
紡錘車
珠洲焼
近世陶磁器
特記事項
要約 上林イシガネ遺跡は、縄文、古代、中世、近世の遺跡である。縄文や古代については、縄文土器や須恵器など遺物は出土しているが、遺構は確認していない。中世は14世紀を中心とした集落の一端を確認した。区画された溝のエリア内からは、土坑2基を検出し、埋土の状況や出土遺物の状況から信仰地の可能性がある。近世は、自然河川が見つかっている。
末松遺跡は、縄文、古代、中世、近世の遺跡である。縄文時代は、少量ではあるが、土器や打製石斧を確認することができた。古代は、8世紀後半と、9世紀中~後半の集落跡を確認した。本報告においては、8世紀後半は土坑1基のみの検出で、集落の中心は確認した土坑の周囲に存在すると考えられる。9世紀中~後半の集落は、本遺跡の北端、中央部、南端でそれぞれ確認しており、掘立柱建物が複数棟建っている。また、集落から離れた箇所では、ピットに土師器埦や皿を埋納するエリアがあり、当該時期の信仰の場であったと思われる。中世では、14世紀を主体とする集落跡を確認した。竪穴状遺構や土坑が計画的に造られ、これらの遺構の北側に側溝を有した道路状遺構を検出した。当該時期の集落の景観を復元するうえで興味深い調査成果となった。

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