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長者山城跡(第4地点第2次)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122786
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122786
引用表記 株式会社地域文化財研究所 2020 『水戸市埋蔵文化財調査報告118:長者山城跡(第4地点第2次)』水戸市教育委員会
株式会社地域文化財研究所 2020 『長者山城跡(第4地点第2次)』水戸市埋蔵文化財調査報告118
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書名 長者山城跡(第4地点第2次)
発行(管理)機関 水戸市 - 茨城県
書名かな ちょうじゃやまじょうあと(だい4ちてんだい2じ)
副書名 渡里揚水機場吐出し水槽工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 水戸市埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 118
編著者名
編集機関
株式会社地域文化財研究所
発行機関
水戸市教育委員会
発行年月日 20200310
作成機関ID 082015
郵便番号 310-8610
電話番号 029-306-8132
住所 茨城県水戸市中央1丁目4番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 長者山城跡
遺跡名かな ちょうじゃやまじょうあと
本内順位
遺跡所在地 茨城県水戸市渡里町字長者山3154-5〜7、10、43、50、字アラヤ3041-1
所在地ふりがな いばらきけんみとしわたりちょうあざちょうじゃやま3154-5〜7、10、43、50、あざあらや3041-1
市町村コード 08201
遺跡番号 100
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 362439.62
東経(世界測地系)度分秒 1402605.98
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.411005 140.434994
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190729-20191101
調査面積(㎡)
1100
調査原因 渡里揚水機場吐出し水槽工事
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
土坑
主な遺物
縄文土器:早・前・中・康熙
石器:二次加工のある剥片
特記事項
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
遺構なし
主な遺物
弥生土器:壺・甕類
特記事項
種別
集落
時代
飛鳥白鳳
奈良
平安
主な遺構
竪穴建物跡
性格不明遺構
溝跡
土坑
ピット
主な遺物
土師器:坏・盤・蓋・鉢・甕
須恵器:坏・盤・高坏・高盤・蓋・平瓶・壺・瓶類・瓶
灰釉陶器
古瓦:軒丸瓦・丸瓦・平瓦・文字瓦
銅製品:帯金具(鉈尾)
石製品:砥石
土製品:羽口・坩堝・坩堝蓋
炉壁
銅塊
鉄製品:不明
鉄滓
特記事項 古代では製鉄(精錬)及び金属加工,漆に関わる工房が営まれていた可能性が極めて高い。特に内外面及び割れ口に漆が付着した壺・瓶類が出土し,漆の原液を輸送する容器として用いられ,取り出す際に壊したとみられる。
種別
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
土塁
堀跡
溝跡
大型土坑
土坑
ピット
主な遺物
貿易陶磁:青磁連弁文鉢
古瀬戸:平碗
渥美・湖西系:壺・甕類
常滑:捏鉢・甕
土師質土器:皿・香炉・擂鉢・内耳鍋
瓦質土器:鉢類・風炉ヵ
鉄製品:釘
石製品:石製品:石臼・碁石
特記事項 中世では16世紀末の幅7.20m,深さ4.67mの空堀が発掘され,封印との印象を持つ埋め戻しによって機能が停止し,破城行為が行われていた。
要約 長者山城跡は,眼下に那珂川を望む比高20mの台地を利用して築かれている。今次調査は城域中央東部の台地縁辺において実施され,縄文時代早期を最古に中世までの遺物が出土した。遺構からみた土地の利用は,縄文時代早期に猟場となり,7世紀末~8世紀前半には製鉄(精錬)及び金属加工と漆を扱う工房,中世末には城郭として機能し,破城によって終焉を迎えたことが明らかになっている。なお,工房は帯金具の出土から官営の可能性が指摘される。

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