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県道広野小高線関連遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122345
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122345
引用表記 福島県文化振興財団遺跡調査部 2022 『福島県文化財調査報告書550:県道広野小高線関連遺跡発掘調査報告』福島県教育委員会他
福島県文化振興財団遺跡調査部 2022 『県道広野小高線関連遺跡発掘調査報告』福島県文化財調査報告書550
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書名 県道広野小高線関連遺跡発掘調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな けんどうひろのおだかせんかんれんいせきはっくつちょうさほうこく
副書名 鹿屋敷遺跡・赤坂D遺跡
巻次 3
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 550
編著者名
編集機関
福島県文化振興財団遺跡調査部
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
福島県土木部
発行年月日 20220324
作成機関ID 070009
郵便番号 9608688
電話番号 0245211111
住所 福島県福島市杉妻町2-16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 鹿屋敷遺跡
遺跡名かな しかやしきいせき
本内順位 1
遺跡所在地 福島県双葉郡浪江町大字棚塩字狐塚
所在地ふりがな ふくしまけんふたばぐんなみえまちおおあざたなしおあざきつねづか
市町村コード 075477
遺跡番号 72
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 372959
東経(世界測地系)度分秒 1410144
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.499722 141.028888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180730-20190204
20190528-20191030
20200519-20200618
調査面積(㎡)
11080
調査原因 道路建設(県道広野小高線)に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
縄文
弥生
古墳
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居跡
掘立柱建物跡
土坑
溝跡
性格不明遺構
周溝状遺構
焼土遺構
小穴
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
須恵器
石器
土製品
石製品
鉄製品
金銅製品
鉄滓
炭化材
特記事項 弥生時代から平安時代にかけての竪穴住居跡が63軒検出されている。外来系の土師器や長さ1.2cmの石製勾玉や土製の仏像螺髪、馬具の鉄製鉸具、金銅製耳環も出土している。
遺跡名 赤坂D遺跡
遺跡名かな あかさかDいせき
本内順位 2
遺跡所在地 福島県双葉郡浪江町大字棚塩字赤坂
所在地ふりがな ふくしまけんふたばぐんなみえまちおおあざたなしおあざあかさか
市町村コード 075477
遺跡番号 145
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 373015
東経(世界測地系)度分秒 1410141
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.504166 141.028055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20191015-20200306
20200423-20200701
調査面積(㎡)
1400
100
調査原因 道路建設(県道広野小高線)に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
製鉄
時代
古墳
奈良
主な遺構
竪穴住居跡
製鉄炉廃滓場
須恵器窯跡
瓦窯跡
木炭窯跡
性格不明遺構
土坑
小穴
主な遺物
須恵器
土師器
土製品
鉄滓
炭化材
特記事項 製鉄炉跡や瓦はいずれも律令制成立期のものと推測される。調査区東側の瓦窯跡群を中心とした区域は重要遺構と判断され、工法変更により調査後埋め戻しを行い、保存されることになった。
要約 鹿屋敷遺跡は、河岸段丘上に立地し、竪穴住居跡63軒をはじめ多くの遺構が検出された。竪穴住居跡は、弥生時代から平安時代にかけてのもので、古墳時代中期までの竪穴住居跡は炉跡を有し、古墳時代後期以降の竪穴住居跡はカマドを有している。時期により竪穴住居跡の数には多寡があり、占地を異にしている。古墳時代前期が最も多く、次いで、後期~終末期にかけてが多い。なお、遺構は検出されていないが、旧石器時代や縄文時代の遺物も出土している。弥生時代には石器が作られ、古墳時代には鉄製品が作られている。
赤坂D遺跡では、西向き斜面から古墳時代終末期~奈良時代にかけての製鉄炉跡廃滓場・瓦窯跡・須恵器窯跡・木炭窯跡が近接して検出された。製鉄炉跡は送風用の羽口を伴わない箱形炉で、木炭窯跡は製鉄炉跡と密接な関係にあり、遺跡内の瓦窯跡で焼成された瓦の中には、県内の瓦の中でも初期の段階に位置付けられる交差鋸歯文縁複弁六葉蓮華文軒丸瓦や重弧文軒平瓦が存在する。須恵器窯跡で焼成された須恵器も同時期のものと推測される。赤坂D遺跡は標葉郡の成立に直接的に関わる複合的な生産拠点であったと推測される。

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