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下田遺跡5

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/140143
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.140143
For Citation 埼玉県坂戸市教育委員会 2022 『下田遺跡5』埼玉県坂戸市教育委員会
埼玉県坂戸市教育委員会 2022 『下田遺跡5』
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=良太|last=山本|first2=亮太|last2=後藤|first3=恭朗|last3=加藤|title=下田遺跡5|origdate=2022-03-31|date=2022-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140143|location=埼玉県坂戸市千代田一丁目1番1号|ncid=BD03482173|doi=10.24484/sitereports.140143}} 閉じる
File
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Title 下田遺跡5
Participation-organizations 坂戸市 - 埼玉県
Alternative しもだいせき5
Subtitle 下田遺跡6区発掘調査報告書
Volume
Series
Series Number
Author
Editorial Organization
埼玉県坂戸市教育委員会
Publisher
埼玉県坂戸市教育委員会
Publish Date 20220331
Publisher ID 11239
ZIP CODE 3500292
TEL 0492831331
Aaddress 埼玉県坂戸市千代田一丁目1番1号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 下田遺跡6区
Site Name Transcription しもだいせき
Order in book
Address 埼玉県坂戸市西インター二丁目2番1、2番2
Address Transcription さいたまけんさかどしにしいんたーにちょうめ2ばん1、2ばん2
City Code 11239
Site Number 27-155
North Latitude (JGD) 355802
East Longitude (JGD) 1392246
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 35.9704 139.3763
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20210108-20210702
Research Space
15300
Research Causes 物流倉庫建設
OverView
Site Type
集落
その他
Main Age
縄文
Main Features
Main Foundings
縄文土器
打製石斧
Remark
Site Type
集落
その他
Main Age
古墳
Main Features
掘立柱建物跡 1棟
竪穴状遺構 2基
土坑21基
溝状遺構 6条
ピット 468基
Main Foundings
吉ヶ谷式土器
土師器
打製石斧
Remark
Site Type
集落
その他
Main Age
奈良
平安
Main Features
竪穴建物 2基
竪穴状遺構 2基
土坑 25基
道路状遺構 4条
溝状遺構 30条
ピット 5基
流路 16条
Main Foundings
須恵器
土師器
ロクロ土師器
灰釉陶器
土製紡錘車
砥石
Remark
Site Type
集落
不明
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
土坑 1基
Main Foundings
Remark
Abstract  下田遺跡6区は平成26・27年度調査の2区-C2と、コの字状に三方を隣接する。検出された遺構は地点によって偏りが生じているが、古墳時代、奈良・平安時代の2時期に大別できる。最も古い遺物は、縄文時代後期の土器が出土しているが、器面に重度の摩滅を受けていることから、周辺からの流入物と考えられる。また、2区-C2南西部で確認された、弥生時代中期と吉ヶ谷期の遺物を伴う遺構は、今回の調査では発見されなかった。
 古墳時代は、調査区の南西部にあたる6区-2で、2基の竪穴状遺構を主に調査した。このうち、4号竪穴状遺構からは4世紀の所産と思われる、高坏の坏部が出土した。出土遺物の年代観及び、炭化物の年代測定結果から、2区-C2の1号住居と同時期に併存していた可能性があり、2区-D1より広がる集落の南東端部に属すると考えられる。また、調査区東部の6区-1、調査区北西部の6区-3では遺構は殆ど確認されず、砂礫層、礫層が露出したことから、当地域は流路内、あるいは高麗川の氾濫原に属していたと考えられる。
 奈良・平安時代では、主に平安時代前期の遺構・遺物が確認された。6区-1では2軒の竪穴建物、2基の竪穴状遺構が流路の上部、あるいは近接する形で確認された。
 2軒の竪穴建物は使用痕跡が希薄である点から、恒常的に居住していた可能性は低いと考えられる。また、6区ー1南端部で確認された、2号竪穴状遺構からは多数の土師器・須恵器とともに完形に近い黒色土器、灰釉陶器が出土した。遺構内には、掘り込みを伴わない焼土集中範囲が確認されることから、複数回に渡り火を焚く行為が行われていたことが示唆され、祭祀的性格を持つ遺構である可能性が考えられる。
 6区-2では、主に南から北方向に走る溝状遺構、および断面形が波板状を呈する道路状遺構を調査した。
 大半の遺構は6区-2の北側に隣接する2区-C2で確認された遺構との接続関係が認められ、流路に沿う形で構築されたものも認められた。
 道路状遺構については他市でも調査例が増加し、新たな課題が提示されてきた。下田遺跡では流路を中心とする自然環境と共存した人々の営みが存在していたことは確かである。

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