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高倉山遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/71018
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.71018
For Citation 東北大学大学院文学研究科考古学研究室 2016 『東北文化資料叢書9:高倉山遺跡』東北大学大学院文学研究科考古学研究室
東北大学大学院文学研究科考古学研究室 2016 『高倉山遺跡』東北文化資料叢書9
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File
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Title 高倉山遺跡
Participation-organizations 東北大学 - 宮城県
Alternative たかくらやま いせき
Subtitle 最上川流域の後期旧石器文化の研究 ; 3
Volume
Series 東北文化資料叢書
Series Number 9
Author
Editorial Organization
東北大学大学院文学研究科考古学研究室
Publisher
東北大学大学院文学研究科考古学研究室
Publish Date 20160315
Publisher ID 041009
ZIP CODE 9808576
TEL
Aaddress 宮城県仙台市青葉区川内27-1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 高倉山遺跡
Site Name Transcription たかくらやまいせき
Order in book
Address 山形県最上郡舟形町冨田字高倉山1933
Address Transcription やまがたけんもがみぐんふながたまちとみたあざたかくらやま1933
City Code 06363
Site Number 363-029
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 384120
East Longitude (WGS) 1401656
Dd X Y 38.688888 140.282222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20101103-20101107
20110827-20110907
20120824-20120904
Research Space
17
32
39
Research Causes 学術調査
OverView
Site Type
Main Age
旧石器
縄文
Main Features
石器集中地点(後期旧石器2)
礫群(後期旧石器2)
窪み状遺構(後期旧石器1)
土器埋設土坑(縄文晩期1)
焼土土坑2
土坑7
Main Foundings
ナイフ形石器56
エンド・スクレイパー77
彫刻刀形石器18
彫刻刀スポール28
裏面掻器2
船底状石器1
二次加工ある石刃26
石刃242
剥片90
砕片479
ハンマー1
石鏃2
石核2
石錐1
縄文土器65
Remark
Abstract ①遺跡は低位段丘上に位置するが、その場所はその後の隆起活動によって、河川との比高差が大きくなったと考えられる。
②堆積層の形成過程の点では、遺物包含層の直下の4 層が浸食を受けており、そこに不整合が認められる。土壌学的分析では、各層間に化学組成の明瞭なギャップが認められず、土壌堆積の過程で大規模な母材の供給がなかったことを示している。おそらく風成塵のような軽微な堆積作用の中に遺物が残されたのであろう。また、火山灰分析では、幾つかの広域テフラの火山ガラスが検出された。それらは、遺物から予想される包含位置よりも上層から検出される傾向にあった。出土資料のファブリック解析では、遺物分布が自然営力により幾らかの改変を受けていることが予想された。一方で、遺物の平面分布には一定のまとまりがあり、ある程度の活動の場を想定できる。垂直分布には50cm 前後の上下差があり、垂直方向への拡散運動があったことが予想される。
③後期旧石器時代の遺跡内活動の点では、石刃の生産活動には乏しいが、トゥールの使用、再加工、トゥールの製作による補給、礫群の使用などが狭い空間で繰り返されたと考えられる。このような活動は、狩猟前後の活動であり、遺跡が狩猟場に近い立地であったと考えられる。
④この場所は、その後、縄文時代晩期に再度利用され、土器埋設土坑、焼土土坑が1b 層から2 層にかけて残されている。このような後世の人為的影響によって、後期旧石器時代の包含層も土壌の攪乱や炭化物の二次的な混入などの影響を受けている。さらに、近代の開墾と圃場整備によって丘陵上の広い範囲が削平され、遺物包含層が残された場所は、丘陵の縁辺部に限られることが明らかになった。

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