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原遺跡第4次発掘調査概要報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/91796
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.91796
For Citation 岩沼市教育委員会 2020 『宮城県岩沼市文化財調査報告書24:原遺跡第4次発掘調査概要報告書』岩沼市教育委員会
岩沼市教育委員会 2020 『原遺跡第4次発掘調査概要報告書』宮城県岩沼市文化財調査報告書24
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File
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Title 原遺跡第4次発掘調査概要報告書
Participation-organizations 岩沼市 - 宮城県
Alternative はらいせきだいよじはっくつちょうさがいようほうこくしょ
Subtitle
Volume
Series 宮城県岩沼市文化財調査報告書
Series Number 24
Author
Editorial Organization
岩沼市教育委員会
Publisher
岩沼市教育委員会
Publish Date 20200331
Publisher ID 04211
ZIP CODE 9892480
TEL 0223221111
Aaddress 宮城県岩沼市桜一丁目6番20号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 原遺跡
Site Name Transcription はらいせき
Order in book
Address 岩沼市南長谷字原
Address Transcription いわぬましみなみはせあざはら
City Code 04211
Site Number 15053
North Latitude (JGD) 380638
East Longitude (JGD) 1405040
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 38.1135 140.841
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20191101-20191228
Research Space
336
Research Causes 範囲・内容確認調査
OverView
Site Type
集落
官衙
Main Age
古墳
飛鳥白鳳
奈良
平安
Main Features
掘立柱建物跡
竪穴建物跡
溝跡
土坑
Main Foundings
須恵器
土師器
金属製品
石製品
Remark 官衙関連施設の一端と考えられる掘立柱建物跡を確認した。また、須恵器円面硯、墨書土器などを発見した。
Abstract  原遺跡が所在する岩沼市玉崎地区は、『延喜式』に記載される「玉前駅家」、多賀城跡出土木簡にみられる「玉前剗」の比定地とされてきた。平成28 年度の圃場整備事業に伴う第1次調査では、掘方規模の大きい柱穴跡、美濃地方で生産されたと考えられる須恵器円面硯が発見され、また翌29 年度に実施した第2次調査では墨書土器や材木塀が発見されたことから、官衙関連施設の可能性が考えられるようになった。さらに平成30 年度に実施した第3 次調査では、主軸が真北方向となる桁行10 間、梁行3間の長舎が同位置で建て替えが行われていることが判明し、建物の機能した時期は8世紀前半から後半と考えられるなどの成果が得られ、さらに遺跡の重要性が高まった。
 第4次調査では、初めてJR常磐線東側の地点で調査を実施した。調査は幅4 mのトレンチを3箇所設定して行ったが、第3次調査区に近い南側に設定した1トレンチ・2トレンチにおいて掘立柱建物跡が展開していることが明らかとなった。また、北側に設定した3トレンチでは竪穴建物跡が多く確認され、土地利用の一端が把握できた。遺物には須恵器円面硯をはじめ、墨書土器、刀子などの金属製品、砥石、鹿の角などが出土したほか、凝灰岩塊に文様を線刻した線刻礫も出土している。なお、第4次調査では遺構面が2時期存在していることが確認されたことから、この地が古代において地域の拠点であることを強く裏付けるものとなった。

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