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Report Type List > 史跡-発掘調査・分布調査・資料調査等 > 金沢城跡切石積石垣確認調査報告書

金沢城跡切石積石垣確認調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131100
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.131100
For Citation 石川県金沢城調査研究所 2022 『金沢城史料叢書42:金沢城跡切石積石垣確認調査報告書』石川県金沢城調査研究所
石川県金沢城調査研究所 2022 『金沢城跡切石積石垣確認調査報告書』金沢城史料叢書42
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File
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Title 金沢城跡切石積石垣確認調査報告書
Participation-organizations 石川県金沢城調査研究所 - 石川県
Store Page http://www.pref.ishikawa.lg.jp/joho/koukai/yuusyou.html
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative かなざわじょうあときりいしづみいしがきかくにんちょうさほうこくしょ
Subtitle
Volume
Series 金沢城史料叢書
Series Number 42
Author
Editorial Organization
石川県金沢城調査研究所
Publisher
石川県金沢城調査研究所
Publish Date 20220331
Publisher ID 172014
ZIP CODE 9200918
TEL 0762239696
Aaddress 石川県金沢市尾山町10-5
Report Type Codes
史跡-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 金沢城跡
Site Name Transcription かなざわじょうあと
Order in book
Address 石川県金沢市丸の内
Address Transcription いしかわけんかなざわしまるのうち
City Code 17201
Site Number 130200
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 363358
East Longitude (WGS) 1363935
Dd X Y 36.566111 136.659722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20170619-20170831
20180521-20180831
20190507-20190903
Research Space
20
38
15
Research Causes 保存目的調査
OverView
Site Type
城館
Main Age
江戸
Main Features
石垣
Main Foundings
陶磁器
石製品
金属製品
Remark
Abstract  切石積石垣確認調査は、埋没している初期の切石積石垣を発掘して、出現期の実態(場所・意匠・技術等)を明らかとすることで、外観や意匠を重視した「見せる石垣」が生み出された技術的・社会的背景を探ることを目的として行われた。 
 数寄屋屋敷北調査区では、対象とした雛土蔵下石垣と数寄屋屋敷北石垣はともに17世紀後半、寛文期に構築されたことを確認した。雛土蔵石垣は最下部の根石から天端に至るまで厳密な企画性を有するが、数寄屋屋敷北石垣は寛永期の古材を転用するなどし、正面を多角形に成形し、面加工も荒々しさを残す。対照的な二つの石垣を配することで、それぞれの意匠を際立たせることを意図した石垣と考えられる。
 玉泉院丸南東調査区周辺は、当初玉泉院丸庭園が作庭された頃は池がこのあたりまで迫っていたが、寛文期の庭園の再整備に際して、粗加工石積を切石積石垣に改築したことを確認した。石垣は現地表下約3.8mまで続いており、地上部と埋没部の大部分は切石積(5期)で積まれているが、基部の3段分は粗加工石積(4期)であった。
 玉泉院丸北調査区では、色紙短冊積石垣は平面的なプランも含め17世紀後半に新設されたことを確認した。色紙短冊積石垣の東面石垣は、粗加工石積で築かれているが、その基部に至るまで5期の様相であった。また、隣接する納戸土蔵下石垣の基部についても同時期に構築されたことを確認した。
 これらの調査から、切石積石垣が玉泉院丸庭園において出現したのは、17世紀後半とみられ、それは、前田家五代綱紀によって行われた庭園の再整備と一体的に進められたと考えられる。

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