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Prefecture List > All Prefecture > 東京都文京区 伝通院裏貝塚 第2地点

東京都文京区 伝通院裏貝塚 第2地点

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/138332
For Citation 文京区教育委員会 2022 『B-184:東京都文京区 伝通院裏貝塚 第2地点』文京区
文京区教育委員会 2022 『東京都文京区 伝通院裏貝塚 第2地点』B-184
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File
Title 東京都文京区 伝通院裏貝塚 第2地点
Participation-organizations 文京区 - 東京都
Alternative とうきょうとぶんきょうく でんづういんうらかいづか だい2ちてん
Subtitle (仮称)文京区児童相談所建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
Volume
Series
Series Number B-184
Author
Editorial Organization
文京区教育委員会
Publisher
文京区
Publish Date 20221220
Publisher ID 13105
ZIP CODE 1128555
TEL 03-5803-1305
Aaddress 東京都文京区春日1-16-21
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 伝通院裏貝塚 第2地点
Site Name Transcription でんづういんうらかいづか
Order in book
Address 東京都文京区小石川3-14
Address Transcription とうきょうとぶんきょうくこいしかわ3-14
City Code 13105
Site Number 11
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 354243
East Longitude (WGS) 1394447
Dd X Y 35.711944 139.746388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20211025-20220214
Research Space
600
Research Causes 区施設建設に伴う事前調査
OverView
Site Type
その他
Main Age
弥生
古墳
Main Features
竪穴建物跡2基
Main Foundings
縄文土器
弥生時代後期~古墳時代前期土器
土師器
須恵器
中世の陶器
Remark 種別:包蔵地 175点、1,422g
弥生時代後期~古墳時代前期
・遺跡内で初めて縄文土器と中世の陶器が出土。
Site Type
社寺
Main Age
近代(細分不明)
Main Features
大型土坑7基
溝3条
礎石基礎3基
植栽痕3基
土坑31基
小穴列1基
小穴31基
Main Foundings
近世の陶磁器
炻器
土器
土製品
自然遺物(骨、貝)
金属製品
骨角貝製品
ガラス製品
石製品等
Remark 29,584点、5,694,959g
・近世~近代初期の大型の土坑から瓦が大量に出土。陶磁器土器は少なく、喫茶用が目立つ。
Abstract  本調査地点は武蔵野台地東端部の豊島台の東端近く、文京区では南寄りの小石川台地の南端近くの台地上に立地する。60m東に位置する第1地点と同様に、弥生時代後期~古墳時代前期の竪穴建物跡2軒を検出した。同じ集落の西側の続きと考えられる。
 遺跡の主体を占めるのは、近世~近代初期の遺構である。本調査地点は無量山伝通院の境内の南側の一角にあたる。伝通院は徳川家康の生母を弔うために元和3(1617)年に当地に創設された。以後徳川家の子女を中心に祀られている。検出された遺構の分布は総じて粗であり、大型の土坑が目立つ。これらの大型土坑は、廃棄のために作られた土坑と考えられ、規模は約3.5~5m、深さ1~2mであるが、中には長さ約10m、深さ4m以上の超大型のものもある。これらの大型土坑は、概ね大量の瓦が廃棄されており、伝通院内の建物の修理や解体、あるいは地震等の災害による破損破棄と推定される。瓦種は丸瓦・平瓦・桟瓦等の他に、大型の三葉葵文の鬼瓦や鳥伏間瓦がみられる。一方、陶磁器等の日常雑記類は、通常の江戸遺跡と比べると少ない。揃いの茶碗、土瓶、急須が目立つのは、接待用の器を想定させる。また仏飯器や高炉、灯火具が量的に多くみられるのは、宗教的な場であったことを示している。なお、これらの遺物の年代は19世紀前半に集中しており、この時代になり本調査地点が廃棄空間として使われ始めたことを物語っている。

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