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Prefecture List > All Prefecture > 小松市 浄水寺跡

小松市 浄水寺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/24635
For Citation (財)石川県埋蔵文化財センタ− 2008 『小松市 浄水寺跡』石川県教育委員会他
(財)石川県埋蔵文化財センタ− 2008 『小松市 浄水寺跡』
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=祐司|last=柿田|title=小松市 浄水寺跡|origdate=2008-03-31|date=2008-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/24635|location=石川県金沢市中戸町18番地1|ncid=BA86782285}} 閉じる
File
Title 小松市 浄水寺跡
Participation-organizations (公財)石川県埋蔵文化財センター - 石川県
Alternative こまつし きよみずでらあと
Subtitle 一般国道8号小松バイパス改築工事にかかる埋蔵文化財発掘調査報告書
Volume
Series
Series Number
Author
Editorial Organization
(財)石川県埋蔵文化財センタ−
Publisher
石川県教育委員会
(財)石川県埋蔵文化財センター
Publish Date 20080331
Publisher ID
ZIP CODE 920-1336
TEL 076-229-4477
Aaddress 石川県金沢市中戸町18番地1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 浄水寺跡
Site Name Transcription きよみずでらあと
Order in book
Address 石川県小松市
Address Transcription いしかわけんこまつし
City Code 17203
Site Number 03185
North Latitude (JGD) 362317
East Longitude (JGD) 1362930
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 36.3911 136.4887
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19850717-19851214
19840502-19840320
20000817-20010109
Research Space
45,000
7,000
2,100
Research Causes 道路建設
OverView
Site Type
社寺
Main Age
奈良
平安
Main Features
掘立柱建物
埋納ピット
大溝
Main Foundings
土師器
須恵器
緑釉陶器
灰釉陶器
白磁
木製品
木簡
Remark 種別:社寺

墨書土器大量出土+越州窯青磁+長沙窯水注+銅板製品
Site Type
社寺
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
礎石建物
掘立柱建物
室状遺構
埋納ピット
Main Foundings
土師器
珠洲焼
青磁
白磁
陶磁器
金属製品
Remark 種別:社寺

大型礎石建物
Abstract [浄水寺跡 要約]
 7世紀前半の遺物が出土していることから、当遺跡範囲内で何らかの開発行為があったと考えられるが、継続はしない。再び活動が確認できるのは8世紀前半のことで、5-1テラス湧水地点を使った祭祀行為が確認できる。この祭祀行為も継続はせず、8世紀前半だけのものである。湧水地点は浄水寺成立以後、再び祭祀の場と成ったと考えられ、中世段階の造成で埋められるまで機能したものであろう。  浄水寺が成立するのは9世紀後半のことと考えられる。それは2-3・4テラス3号溝・大溝から出土した大量の墨書土器中に「浄水寺」と書かれたものが多数見られることから判明した。浄水寺は、地元で雨乞い信仰を通して伝承されてきた「キヨミズデラ」と一致するものであり、伝承と発掘調査によって明らかとなった遺跡が結びついた稀有な例となった。  「浄水寺」の墨書土器から、寺院が成立するのは9世紀後半のことで、10世紀後半までその活動は継続したと考えられる。遺構は中世の大規模な造成のため、井戸2基のほか、小規模な掘立柱建物が確認されているに過ぎないが、墨書土器と共に出土した遺物は豊富であり、越州窯青磁、長沙窯水注、戯画土器、兜金・鳳凰の金属製品、杖などの木製品等、特殊品が多数出土している。平安時代の浄水寺は、有力な在庁官人の庇護のもと成立した山間寺院と考えられる。  11世紀前半には大規模な造成が行われ、その様子を一変したと考えられる。大型礎石建物が4-4テラスに建てられ、その建物を中心として各テラスに僧坊と考えられる掘立柱建物が建てられる。12世紀後半頃には火災により焼失し、その後しばらくは仮設的な掘立柱建物が建てられ、再び活動が盛んとなるが、出土する遺物は同時代の集落遺跡と似た生活用具が多くなり、村堂的な寺院へ変質したものと見られる。そして15世紀後半以降は出土する遺物も少なくなり、礎石も他所へ搬出され、寺院としての活動は終焉した。

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