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Prefecture List > All Prefecture > 枚方上之町遺跡1

枚方上之町遺跡1

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31787
For Citation (公財)枚方市文化財研究調査会 2014 『枚方市文化財調査報告74:枚方上之町遺跡1』(公財)枚方市文化財研究調査会
(公財)枚方市文化財研究調査会 2014 『枚方上之町遺跡1』枚方市文化財調査報告74
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File
Title 枚方上之町遺跡1
Participation-organizations 枚方市 - 大阪府
Alternative ひらかたかみのちょういせきいち
Subtitle 枚方市立枚方小学校校舎増築工事に伴う枚方上之町遺跡第92次調査報告書
Volume
Series 枚方市文化財調査報告
Series Number 74
Author
Editorial Organization
(公財)枚方市文化財研究調査会
Publisher
(公財)枚方市文化財研究調査会
Publish Date 20140314
Publisher ID
ZIP CODE 573-0155
TEL 072-858-2852
Aaddress 大阪府枚方市藤阪天神町5番1号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 枚方上之町遺跡(第92次)
Site Name Transcription ひらかたかみのちょういせき
Order in book
Address 大阪府枚方市枚方上之町9番21号
Address Transcription おおさかふひらかたしひらかたかみのちょうきゅうばんにじゅういちごう
City Code 27210
Site Number 108
North Latitude (JGD) 344834
East Longitude (JGD) 1353841
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 34.8127 135.6419
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20130805-20131001
Research Space
112
Research Causes 校舎増築
OverView
Site Type
集落
Main Age
奈良
Main Features
土器が投棄された落込みなど
Main Foundings
土器など
Remark 土師器甕の一括廃棄
Site Type
Main Age
室町
Main Features
火葬土坑2基
柱穴1基など
Main Foundings
土器
陶磁器
人骨
鉄製品など
Remark 棺台を有する火葬土坑を1基、それと同性格の土坑が1基
Site Type
集落
Main Age
江戸
Main Features
井戸
溝など
Main Foundings
土器
陶磁器など
Remark 斜面地を埋めて平坦面を拡大
Abstract [枚方上之町遺跡(第92次) 要約]
枚方上之町遺跡は、市域南西に位置する枚方丘陵の北辺部に立地し、室町時代末期(16世紀中葉〜後半頃)には、隣接して中世都市・枚方寺内町が展開していたことが明らかとなっている。調査地は、丘陵の東側縁辺部であったが、奈良時代後半頃(8世紀後半頃)の遺構面を始め、室町時代末期(16世紀中葉〜後半頃)、江戸時代前期から中期初頭頃(17〜18世紀初頭頃)の各遺構面を検出した。 奈良時代後半頃には、丘陵肩部から斜面地にかけて、土器が投棄された落込みが検出されるなど、調査地周辺において宅地的土地利用がなされていた様子を窺い知ることができた。 室町時代末期には、斜面地に平坦面を造成して火葬土坑が造営されるなど、枚方寺内町に関連する生活面が形成される。火葬土坑は、柱や薪を組んで棺台を築く構造を有しており、大多量の燃料を用いて効率よく火葬を行った施設とみられる。絵図や文献史料にみられる寺院や僧侶が関与する火葬の儀礼に基づいて運営されたものと理解され、枚方寺内町の中心寺院である順興寺の僧侶が関与したものと考えられる。順興寺の最上位の僧侶は火葬されたことが明らかであり、本火葬場における被葬者は、それらの僧侶や枚方寺内町の居住者が候補者となるであろう。 江戸時代前期の内には、前代に機能していた火葬場は廃絶し、平坦面をさらに造成して新たな生活面が成立する。このような丘陵上から斜面地にかけての土地開発は、丘陵北側の低地部において設置された枚方宿の初期整備と連動した形で進められ、以降、現代まで発展的に継続していくものと理解される。

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