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Prefecture List > All Prefecture > 首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書

首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31117
For Citation 財団法人千葉県教育振興財団 2010 『千葉県教育振興財団調査報告638:首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書』国土交通省関東地方整備局他
財団法人千葉県教育振興財団 2010 『首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団調査報告638
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File
Title 首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書
Participation-organizations (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
Alternative しゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどうまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
Subtitle 袖ケ浦市上宮田台遺跡 2: 旧石器・縄文時代 第1分冊 : 本文編
Volume 10
Series 千葉県教育振興財団調査報告
Series Number 638
Author
Editorial Organization
財団法人千葉県教育振興財団
Publisher
国土交通省関東地方整備局
財団法人千葉県教育振興財団
Publish Date 20100325
Publisher ID
ZIP CODE 284-0003
TEL 043-424-4848
Aaddress 千葉県四街道市鹿渡809-2
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 上宮田台遺跡
Site Name Transcription かみみやただいいせき
Order in book
Address 千葉県袖ケ浦市上宮田台字羽雄190ほか
Address Transcription ちばけんそでがうらしかみみやたあざはゆう190
City Code 12229
Site Number 030
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 352123
East Longitude (WGS) 1400055
Dd X Y 35.356388 140.015277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20021114-20040319
Research Space
Research Causes 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
散布地
Main Age
旧石器
Main Features
包蔵地
Main Foundings
石器(石槍・剥片)
Remark 種別:包蔵地
Site Type
集落
貝塚
Main Age
縄文
沖縄貝塚
Main Features
中央窪地(晩期遺物包含層)
集積遺構
竪穴住居跡・竪穴状遺構97
土坑45
溝状遺構2
貝層
小ピット300
Main Foundings
縄文土器(早・中・後・晩期、釣手土器・異形台付土器・手燭形土器)
土製品(土偶・動物形土製品・土版・有孔土製円盤・耳飾り)
石器
石製品(石鏃・掻器・消器・石錘・石錐・石核・石剣・石棒・敲石・磨石・石斧・石皿・砥石・浮子・玉類など洞
獣骨
Remark 早期は押型文土器が出土。 晩期は大洞C2〜A式が多量に出土したほか、東海系土器も出土した。 石器は製品のほか石核が特に多い。 土偶は中央窪地を中心に多量に出土、晩期のものが多い。
Abstract [上宮田台遺跡 要約]
上宮田台遺跡は小櫃側の支流である槍水川に面した標高約65mの台地上に所在する。縄文時代後期から晩期にかけての集落遺跡である。 遺構群は直径約100mの環状に構築され、100軒近い竪穴住居跡や土坑、小ピットが多数検出された。 住居は後期堀ノ内1式から晩期初頭まで継続して営まれている。また、後期の住居群が埋まった後の覆土中に晩期中葉の住居の床面が検出され、該期の遺構のあり方の一例を示すものとして注目される。中央部が窪地となっているが、立川ローム層はほぼ水平堆積であり窪地は人為的に削平された可能性が強い。窪地内部の最下層は晩期の包含層、その上に古代以降の表土と思われる黒色土層などが堆積していて、いずれの層からも晩期を主体とする多数の遺物が出土した。また、環状集落外側の谷間には後期の遺物を多数含む土層が堆積しており、後期末以降のいずれかの時期に窪地が形成され、削った土砂を集落外へ排出したと考えられる。後期の地点会層が検出されたほか、晩期の遺構・包含層からは多量の骨片が出土した。後期の貝層は内湾砂底・砂泥底産の貝によって構成されている。また、脊椎動物は後期の遺構・貝層からはイノシシが主体的に出土したのに対し、晩期の遺構・包含層はニホンジカが主体となっている状況も確認された。出土遺物は後期堀之内期から晩期後葉まで幅広く、特に晩期中葉は在地の安行系及び前補系土器とあわせて大洞系土器や東海系土器なども多数出土した。千葉県内の該期の集落ではほとんど例がなく重要な資料といえる。土製品では土偶が多く出土し、特に晩期の土偶が豊富であった。主体となるのは関東地方の伝統的な晩期土偶であるが、東北地方の遮光器土偶及びそれ以降の土偶の影響も認められる。また、人面土版やイノシシ形土製品など、晩期特有の土製品も良好な資料が出土した。後晩期以外では、早期沈線文期の集石遺構が検出された。時期は三戸式に相当すると考えられる。また、山形押型文土器も出土した。前期は遺物・遺構とも確認されなかったが、中期は後半の遺物が出土したほか竪穴住居と思われる遺構も検出された。中世に削平されるまでは該期の遺構が残っていた可能性がある。

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