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Prefecture List > 長崎県 > 雲仙市 > 伊古遺跡

伊古遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/46581
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.46581
For Citation 雲仙市教育委員会 2008 『雲仙市文化財調査報告書(概報)5:伊古遺跡』雲仙市教育委員会
雲仙市教育委員会 2008 『伊古遺跡』雲仙市文化財調査報告書(概報)5
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=美郷|last=山下|title=伊古遺跡|origdate=2008-03-31|date=2008-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/46581|location=長崎県雲仙市千々石町戊582|ncid=BA85571218|doi=10.24484/sitereports.46581|series=雲仙市文化財調査報告書(概報)|volume=5}} 閉じる
File
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Title 伊古遺跡
Participation-organizations 雲仙市 - 長崎県
Alternative いこいせき
Subtitle 古江地区県営圃場整備事業に伴う発掘調査概報
Volume 1 : 中世編
Series 雲仙市文化財調査報告書(概報)
Series Number 5
Author
Editorial Organization
雲仙市教育委員会
Publisher
雲仙市教育委員会
Publish Date 20080331
Publisher ID
ZIP CODE 854-0492
TEL 0957-37-3113
Aaddress 長崎県雲仙市千々石町戊582
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
情報源上に表示がないため、巻次は推定により補記
Articles
Site
Site Name 伊古遺跡
Site Name Transcription いこいせき
Order in book 1
Address 長崎県雲仙市瑞穂町西郷伊古名
Address Transcription ながさきけんうんぜんしみずほちょうさいごういこみょう
City Code 42213
Site Number 33-3/85-60
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 325157
East Longitude (WGS) 1301440
Dd X Y 32.865833 130.244444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20060420-20070320
Research Space
4100
Research Causes 圃場整備
OverView
Site Type
散布地
Main Age
縄文
Main Features
石器集中
Main Foundings
Remark 今回は、中世について報告するので主な遺物には縄文時代草創期・弥生時代・古墳時代を除く。


種別:包含地
主な時代:縄文草創期
Site Type
散布地
Main Age
弥生
Main Features
土坑
柱穴群
ウッドサークル
Main Foundings
Remark 種別:包含地
Site Type
散布地
Main Age
古墳
Main Features
Main Foundings
土師質土器
Remark 種別:包含地
Site Type
散布地
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
Main Foundings
青磁
白磁
石鍋
瓦器椀
Remark 種別:包含地
Site Name 伊古遺跡
Site Name Transcription いこいせき
Order in book 2
Address 長崎県雲仙市瑞穂町西郷伊古名
Address Transcription ながさきけんうんぜんしみずほちょうさいごういこみょう
City Code 42213
Site Number 33-3/85-60
North Latitude (JGD) 325157
East Longitude (JGD) 1301440
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 32.8692 130.2422
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20060420-20070320
Research Space
4100
Research Causes 圃場整備
OverView
Site Type
散布地
Main Age
縄文
Main Features
石器集中地点
Main Foundings
Remark 今回は,中世について報告するので主な遺物には縄文時代草創期・弥生時代・古墳時代を除く。


種別:包含地
主な時代:縄文草創期
Site Type
散布地
Main Age
弥生
Main Features
土坑
柱穴群
ウッドサークル
Main Foundings
Remark 種別:包含地
Site Type
散布地
Main Age
古墳
Main Features
Main Foundings
土師質土器
Remark 種別:包含地
Site Type
散布地
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
Main Foundings
青磁
白磁
石鍋
瓦器椀
Remark 種別:包含地
Abstract [伊古遺跡 要約]
伊古遺跡は,島原半島北側に広がる雲仙普賢岳の麓扇状台地上に位置し,西には西郷川が流れ,東には比高差5mほどの舌状丘陵がのびる,水田地帯にあたる。細石器集中地点が検出されたのは,まさに丘陵崖下の伊古遺跡D2区北東部分である。マイクロ・コアやマイクロ・ブレイドやチップなど約1550点を超える土層堆積がみられ,黒曜石の石器の様相から縄文時代草創期と想定できる。他の区にも縄文時代,弥生時代,中世と石器の包含がみられるが,遺構には伴っておらず,伊古遺跡D2区の崖下脇に奇跡的に石器が集中する文化層が残存している。また,伊古遺跡C区の丘陵下には,中世の墓域の下層より,龍泉窯系青磁椀の副葬品が出土し,貿易が盛んに行われていたことが,旧河川堆積跡が検出された伊古遺跡D2区,D3区,D4区,D5区,D6区の遺跡からも見て取られる。伊古遺跡D6区の旧河川堆積跡の岸辺には,土師器の祭祀遺構や竪穴状遺構が検出され,伊古遺跡E区には,道路状遺構や製鉄炉跡が検出されている。その他,弥生時代の包含層として,伊古遺跡H区に木製品水漬遺構(ウッドサークル),伊古遺跡I区に環濠などの遺構や伊古遺跡F区に3基の甕棺やすべての調査区全体的に壷・甕・高杯・管玉・勾玉・鏡などの遺物が豊富に出土している。古墳時代の包含層として,伊古遺跡G区旧河川堆積跡より,銀環・須恵器の杯・蓋などが出土している。本書は,今回中世の遺構および遺物の出土状況を報告するにとどまっているが,伊古遺跡は,縄文時代草創期から,弥生時代,古墳時代,中世と複合している遺跡であり,その遺構・遺物の多さからも極めて重要かつ島原半島の古代人の生活を知る上で最も手がかりとなる地域であり,周辺遺跡や類以例などを踏まえ,さらなる分析・検討を行う必要性がある。
[伊古遺跡 要約]
【要約】伊古遺跡は,島原半島北側に広がる雲仙普賢岳の麓扇状台地上に位置し,西には西郷川が流れ,東には比高差5mほどの舌状丘陵がのびる,水田地帯にあたる。細石器集中地点が検出されたのは,まさに丘陵崖下の伊古遺跡D2区北東部分である。マイクロ・コアやマイクロ・ブレイドやチップなど約1550点を超える土層堆積がみられ,黒曜石の石器の様相から縄文時代草創期と想定できる。他の区にも縄文時代,弥生時代,中世と石器の包含がみられるが,遺構には伴っておらず,伊古遺跡D2区の崖下脇に奇跡的に石器が集中する文化層が残存している。また,伊古遺跡C区の丘陵下には,中世の墓域の下層より,龍泉窯系青磁椀の副葬品が出土し,貿易が盛んに行われていたことが,旧河川堆積跡が検出された伊古遺跡D2区,D3区,D4区,D5区,D6区の遺跡からも見て取られる。伊古遺跡D6区の旧河川堆積跡の岸辺には,土師器の祭祀遺構や竪穴状遺構が検出され,伊古遺跡E区には,道路状遺構や製鉄炉跡が検出されている。その他,弥生時代の包含層として,伊古遺跡H区に木製品水漬遺構(ウッドサークル),伊古遺跡I区に環濠などの遺構や伊古遺跡F区に3基の甕棺やすべての調査区全体的に壷・甕・高杯・管玉・勾玉・鏡などの遺物が豊富に出土している。古墳時代の包含層として,伊古遺跡G区旧河川堆積跡より,銀環・須恵器の杯・蓋などが出土している。本書は,今回中世の遺構および遺物の出土状況を報告するにとどまっているが,伊古遺跡は,縄文時代草創期から,弥生時代,古墳時代,中世と複合している遺跡であり,その遺構・遺物の多さからも極めて重要かつ島原半島の古代人の生活を知る上で最も手がかりとなる地域であり,周辺遺跡や類以例などを踏まえ,さらなる分析・検討を行う必要性がある。

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