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Prefecture List > 福岡県 > 久留米市 > 国指定史跡筑後国府跡

国指定史跡筑後国府跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131653
For Citation 久留米市市民文化部文化財保護課 2023 『久留米市文化財調査報告書447:国指定史跡筑後国府跡』久留米市教育委員会
久留米市市民文化部文化財保護課 2023 『国指定史跡筑後国府跡』久留米市文化財調査報告書447
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File
Title 国指定史跡筑後国府跡
Participation-organizations 久留米市 - 福岡県
Store Page https://www.city.kurume.fukuoka.jp
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative くにしていしせき ちくごこくふあと
Subtitle 国司館地区2
Volume
Series 久留米市文化財調査報告書
Series Number 447
Author
Editorial Organization
久留米市市民文化部文化財保護課
Publisher
久留米市教育委員会
Publish Date 20230331
Publisher ID 40203
ZIP CODE 8308520
TEL 0942309225
Aaddress 福岡県久留米市城南町15番3
Report Type Codes
史跡-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 筑後国府跡 国司館地区
Site Name Transcription ちくごこくふあと
Order in book
Address 福岡県久留米市合川町233番地1外
Address Transcription ふくおかけんくるめしあいかわまち233ばんち1ほか
City Code 40203
Site Number 30112
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331846
East Longitude (WGS) 1303229
Dd X Y 33.312777 130.541388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19780714-20020116
Research Space
9965
Research Causes 記録保存遺構確認調査
OverView
Site Type
官衙
Main Age
飛鳥白鳳
奈良
平安
Main Features
竪穴建物 24軒
掘立柱建物 70棟
柵列 2条
築地 5条
溝 20条
土坑 36基
道路遺構 1条
井戸 4基
土壙墓 7基
火葬墓 1基
Main Foundings
土師器
須恵器
施釉陶器
陶硯
輸入陶磁器
土製品
石製品
金属製品
古瓦
Remark 筑後国府跡推定国司館地区のうち、風祭・井葉地区における未整理・未報告調査の再整理成果を報告。9世紀後半代に存続し、4区画からなる国司館のうち、井葉地区に広がる南区画、および西側に広がる風祭地区の遺構群について出土遺物や遺構を検討・整理した。
Abstract  本書は、筑後国府跡Ⅱ期政庁期に伴う国司館が広がる、合川町柿ノ内・ギャクシ・風祭・井葉地区を対象とした37地点に及ぶ発掘調査のうち、風祭・井葉地区の発掘調査成果の本報告書である。
 この地区では、7世紀中~後半代には竪穴建物からなる集落が存在し、風祭地区の周辺を通過する大溝からは鍛冶関係遺物や漆工芸関係遺物が多量出土し、付近に工房の存在が想定される。7世紀末~8世紀前半代になるとそれまでの方形プランに加え、長方形プランの比較的大型の竪穴建物、同時に計画方位を5~9°東偏させ、小規模ながら柱筋を揃えた建物群が出現する。8世紀後半代~10世紀前半頃には大型の建物が5°東偏した方位に建物方位を揃え計画的に造営される。以後、14°東偏、真北と計画方位を変えて計画的に配置された建物群が営まれる。9世紀後半になると、周囲を築地、もしくは土塁で囲んだ3つの区画と、その南に隣接し、溝で囲まれた南北半町規模の区画が4区画並んだ国司館が成立する。風祭・井葉地区には、そのうち中央区画の西部と南区画、南地区が存在する。また風祭地区の区画築地外にも、四面廂建物を中心として配置された官衙的な建物群が存在する。国司館は元慶4(883)年6月に発生した筑後国守都御酉殺害事件により廃絶したと考えられる。その後10世紀中頃に政庁が阿弥陀地区から朝妻地区へ移転すると、この地は土壙墓が散在する場所となる。12世紀後半代~15世紀代には、立石地区に所在する中世居館から南方の水源地を結ぶ南北道路が通過し、火葬墓が営まれるという変遷が見られる。

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