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東野土居遺跡I

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27730
For Citation (公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ− 2014 『高知県埋蔵文化財センター発掘調査報告書137:東野土居遺跡I』(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ−
(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ− 2014 『東野土居遺跡I』高知県埋蔵文化財センター発掘調査報告書137
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File
Title 東野土居遺跡I
Participation-organizations (公財)高知県立埋蔵文化財センター - 高知県
Alternative ひがしのどいいせきいち
Subtitle 南国安芸道路建設工事に伴う発掘調査報告書VII
Volume
Series 高知県埋蔵文化財センター発掘調査報告書
Series Number 137
Author
Editorial Organization
(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ−
Publisher
(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ−
Publish Date 20140320
Publisher ID
ZIP CODE 783-0006
TEL 088-864-0671
Aaddress 高知県南国市篠原1437-1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 東野土居遺跡I
Site Name Transcription ひがしのどいいせきいち
Order in book
Address 高知県香南市野市町東野・土居
Address Transcription こうちけんこうなんしのいちちょうひがしのどい
City Code 39211
Site Number 200039
North Latitude (JGD) 333317
East Longitude (JGD) 1334301
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 33.5581 133.7143
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20090527-20090803
20101213-20110225
20110425-20120131
Research Space
20752
Research Causes 記録保存調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
近世(細分不明)
Main Features
掘立柱建物跡22
柵列1
土坑316
溝128
井戸1
性格不明遺構72
Main Foundings
須恵器
磁器
陶器
土師質土器
瓦質土器
土製品
石製品
金属製品
Remark  近世の掘立柱建物などで構成される屋敷が検出されており、本地域における当該期の様相を示す貴重な資料を得ることができた。
Abstract [東野土居遺跡I 要約]
 検出遺構・遺物のほとんどは近世に属するものであるが、僅少ながら有舌尖頭器や太形蛤刃石斧が出土していることから遺跡の成立時期は縄文時代草創期や弥生時代に求められることができよう。しかし、古い時代の遺構は後世の開発によって削平されているものと考えられる。  近世遺構は、屋敷跡で方形の区画溝に囲われたなかに掘立柱建物や土坑が見られる。その時期は出土遺物から18世紀代〜19世紀に属する。IA区では区画溝を把握することができなかったが、IC区は一辺65m、IB・D区は一辺25〜30mの長さの方形区画を有しており、屋敷地に大小のあることが判る。この差異は住人の階属性に起因する可能性もあるが、出土遺物には違いを見出すことはできない。これらの屋敷の特徴として肥溜めと考えられる径1.5m前後の円形または方形状の素掘りまたはハンダで固めた密集土坑を挙げることができる。土坑群を覆う掘立柱建物を伴う例も多い。これらの屋敷群は、近世農村を構成するものであるが、先行する中世や近世初期の遺構が見られないことから成立期の村落遺構として捉えることができる。また屋敷地の地割りや区画溝が現在の水田畦畔や畦道に一致することから18世紀に成立した屋敷群が、現在の集落の出発点となっていることが判る。 

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