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Prefecture List > 岡山県 > 岡山県教育委員会 > 岡山城本丸跡・二の丸跡

岡山城本丸跡・二の丸跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/129963
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.129963
For Citation 岡山県古代吉備文化財センター 2022 『岡山県埋蔵文化財発掘調査報告258:岡山城本丸跡・二の丸跡 』岡山県教育委員会
岡山県古代吉備文化財センター 2022 『岡山城本丸跡・二の丸跡 』岡山県埋蔵文化財発掘調査報告258
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File
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Title 岡山城本丸跡・二の丸跡
Participation-organizations 岡山県教育委員会 - 岡山県
Alternative おかやまじょうほんまるあと・にのまるあと
Subtitle 旭川内山下地区河川改修工事に伴う発掘調査
Volume
Series 岡山県埋蔵文化財発掘調査報告
Series Number 258
Author
Editorial Organization
岡山県古代吉備文化財センター
Publisher
岡山県教育委員会
Publish Date 20220318
Publisher ID 331015
ZIP CODE 7008570
TEL 0862242111
Aaddress 岡山県岡山市北区内山下2‒4‒6
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 岡山城本丸跡 二の丸跡
Site Name Transcription おかやまじょうほんまるあと にのまるあと
Order in book
Address 岡山県岡山市北区丸の内2丁目3番909ほか
Address Transcription おかやまけんおかやましきたくまるのうち2ちょうめ3ばん909
City Code 33101
Site Number 332012292
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 343951
East Longitude (WGS) 1335613
Dd X Y 34.664166 133.936944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20210106-20210219
Research Space
280
Research Causes 記録保存調査
OverView
Site Type
城館
Main Age
江戸
Main Features
石垣
溝状遺構
Main Foundings
陶磁器
鉄釘
土錘
Remark 中水手門調査区では石垣根石に接して金箔貼り滴水瓦出土。
Abstract  調査地点は岡山城本丸の東側河川敷にあたる。この地点には絵図等の記録から、内堀東辺石垣、本丸下の段東辺石垣、二の丸内郭東辺石垣と弓櫓台石垣、及び城内から旭川河川敷に通じる中水手門、下水手門を構成する石垣の存在が予想された。そこで4か所の調査区を設定して調査に着手した。
 中水手門調査区は本丸本段の南東に位置する。調査地点には一部石垣が露出していため、その付近を掘り下げたところ、中水手門を構成する石垣を検出した。中水手門石垣は宇喜多期の瓦が出土する洪水砂層を根切りして築かれていた。併せて、石垣に沿うように掘削された溝状の遺構も検出した。なお、石垣最下層の捨て石に接して宇喜多期の金箔貼り滴水瓦が出土していることから、その構築が慶長5(1,600)年の宇喜多氏改易以後であると想定した。また、枡形石垣の下部構造を被覆する粘土層を確認した。これはその堆積状況から石垣下部構造の流出を防ぐ土居(土塁)であったと考える。この粘土層からは前期池田期の家紋瓦が出土しており、その構築年代は同時期にあたると想定した。また、粘土層の直上に、19 世紀代の瓦や漆喰を含む廃城に伴うとみられる瓦堆積層を確認した。そのため、江戸時代を通じて前期池田期の石垣構造が維持されていたと考える。一方、調査区南部では河川敷へ向かって下る雁木を検出した。この雁木は廃城時のものと考えられる瓦堆積層の上層に構築されているだけでなく、戦災焼土層を切り込んで築かれていることから、現代のものと考えた。
 その他、弓櫓調査区、下水手門調査区では護岸石垣の根石と下部構造を確認した。内堀調査区では現代の護岸工事により石垣の下部構造まで削平が及んでいた。

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