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Prefecture List > 岡山県 > 岡山県教育委員会 > 岡山城二の丸跡

岡山城二の丸跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70104
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70104
For Citation 岡山県古代吉備文化財センター 2019 『岡山県埋蔵文化財発掘調査報告247:岡山城二の丸跡』岡山県教育委員会
岡山県古代吉備文化財センター 2019 『岡山城二の丸跡』岡山県埋蔵文化財発掘調査報告247
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File
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Title 岡山城二の丸跡
Participation-organizations 岡山県教育委員会 - 岡山県
Alternative おかやまじょうにのまるあと
Subtitle 警察本部庁舎車庫整備事業に伴う発掘調査
Volume
Series 岡山県埋蔵文化財発掘調査報告
Series Number 247
Author
Editorial Organization
岡山県古代吉備文化財センター
Publisher
岡山県教育委員会
Publish Date 20190308
Publisher ID
ZIP CODE 7008570
TEL 0862242111
Aaddress 岡山県岡山市北区内山下2-4-6
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 岡山城二の丸跡
Site Name Transcription おかやまじょうにのまるあと
Order in book
Address 岡山県岡山市北区内山下1-5-5
Address Transcription おかやまけんおかやましきたくうちさんげ
City Code 33101
Site Number 332012292
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 343941
East Longitude (WGS) 1335554
Dd X Y 34.661388 133.931666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20170601-20171031
Research Space
780
Research Causes 記録保存調査
OverView
Site Type
城館
Main Age
安土桃山
江戸
Main Features
道路
礎石列
柱穴列
石列
土坑
掘立柱建物
Main Foundings
輸入磁器
国産陶磁器
土器
瓦類
坩堝
木製品
金属製品
石製品
骨製品
土製品
Remark 侍屋敷。道路
Site Type
集落
Main Age
室町
Main Features
Main Foundings
炻器
Remark
Abstract  江戸時代の城下絵図によると調査地は、藩の重臣や上級藩士の屋敷地である岡山城二の丸の中央やや西よりに位置する。調査の結果、近世Ⅰ期~Ⅳ期の4時期に分けた近世の遺構は重層的に検出され、それらからは16世紀後半から17世紀後半までの遺物が多く出土している。
 宇喜多直家~秀家期にあたる近世Ⅰ期は、東西・南北に沿った溝などが検出されているほか、土坑・柱穴などが確認された。また、出土した銅製品製作関連遺物から、調査地近隣に銅細工職人の工房があったと考えられる。
 近世Ⅱ期は宇喜多秀家期から前期池田期までで、「町替え」に伴うと想定する厚い真砂土層の上に残された遺構を主体とする。この時期の遺構には、大形のものが目立つ。
 近世Ⅲ期では、両側に側溝を伴い南北に走る道路を調査区東部で確認した。この道路は、『岡山古図』(寛永9年)に描かれた道路とほぼ一致しており、現在に至る岡山市街地の町割りがこの時期にほぼ形成されていたことが分かった。
 承応3(1654)年の洪水を上限とする近世Ⅳ期には、屋敷地の塀に伴うと想定される柱穴列がそれまで道路であった場所から検出された。このことは、『岡山内曲輪絵図』(宝永5年)に見える屋敷地の拡張が東側であったことを示すものと思われ、それに伴って道路も東へ付け替えられたことが想定される。
 このように、16世紀後半から17世紀後半までの遺構・遺物を多く確認した今回の調査は、城下町整備の変遷をとらえる上で大変貴重である。

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