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中ノ坪遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/65661
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.65661
For Citation 公益財団法人大阪府文化財センター 2017 『公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書277:中ノ坪遺跡』公益財団法人大阪府文化財センター
公益財団法人大阪府文化財センター 2017 『中ノ坪遺跡』公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書277
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=正博|last=新海|title=中ノ坪遺跡|origdate=2017-03-31|date=2017-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/65661|location=大阪府堺市南区竹城台3丁21番4号|ncid=BB23546296|doi=10.24484/sitereports.65661|series=公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書|volume=277}} 閉じる
File
※モバイル対応のPDFは解像度を下げているため、画像が粗く文章が読みにくい場合があります。
Title 中ノ坪遺跡
Participation-organizations 大阪府文化財センター - 大阪府
Store Page https://www.occh.or.jp/?s=book
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative なかのつぼ いせき
Subtitle (仮称)GLP吹田物流施設建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
Volume
Series 公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書
Series Number 277
Author
Editorial Organization
公益財団法人大阪府文化財センター
Publisher
公益財団法人大阪府文化財センター
Publish Date 20170331
Publisher ID
ZIP CODE 5900105
TEL 0722998791
Aaddress 大阪府堺市南区竹城台3丁21番4号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 中ノ坪遺跡
Site Name Transcription なかのつぼいせき
Order in book
Address 大阪府吹田市岸部南
Address Transcription おおさかふすいたしきしべみなみ
City Code 27205
Site Number 97
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 344612
East Longitude (WGS) 1353220
Dd X Y 34.769999 135.538888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20151201-20160329
Research Space
7992
Research Causes (仮称)GLP吹田物流施設建設
OverView
Site Type
集落
Main Age
弥生
古墳
奈良
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
掘立柱建物
土坑
落ち込み
流路
粘土採掘坑
井戸
溜池
坪境
Main Foundings
突帯文土器
結晶片岩製石棒
弥生土器
石鏃
石錐
磨製石包丁
太型蛤刃石斧
砥石
敲石
台石
梯子
平鍬
炭化米
碧玉製管玉
土師器
須恵器
木錘
有頭棒
和同開珎
万年通寶
国産陶磁器
輸入磁器(青磁)
瓦器
漆器
Remark ・中期後半~後期初頭頃を中心とする掘立柱建物が多数検出された。出土土器の中には他地域からもたらされた外来系土器がみられた。流路から碧玉製管玉が1点出土。
・出土土器の中には他地域からもたらされた外来系土器もみられる。
・流路から「大寶」と書かれた墨書土器が出土。
Abstract  大型物流施設に伴う発掘調査で、弥生時代から古墳時代にかけての集落域を検出し、掘立柱建物を31棟。柵列、土坑や溝等を確認した。出土遺物から、概ね弥生時代前期末~中期初頭、中期後葉~後期前半、古墳時代前期の3時期が主体となる。建物は掘立柱建物しか確認できなかった。周辺で行われた第1次調査や近接する他の同時期の目俵遺跡でも竪穴建物が検出されておらず、集落の立地条件により掘立柱建物が主体となる可能性がある。検出した掘立柱建物の複数棟に柱材が遺存していたことから、放射性炭素年代測定を実施した。その結果、上述した3時期にわかれるのではなく、中期後葉~後期初頭頃に限定されるものであった。また弥生中期後半~古墳時代前期の出土土器の中には広範な地域からもたらされた外来系土器が複数存在していることから、淀川水系を利用した物流拠点の一角を占める集落と推察される。
 古墳時代中期以降に関しては明瞭な遺構が検出されず、遺物も僅少であることから中世以降の土地改変により、失われてしまったものと推定される。しかしながら、調査区北端で古代の流路が検出でき、その流路から「大寶」と書かれた墨書土器が出土したことは注目される。また、包含層出土ではあるが、和同開珎や万年通寶があり、古代においても何らかの活動が行われていたことは疑いない。
 近世期においては耕作に関わる井戸や水溜状遺構、溜池等を検出した。また、断面観察ではあるが、嶋下郡南部条里の坪境と推定されるものを3条確認した。

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