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Prefecture List > 愛知県 > 豊橋市 > 吉田城址

吉田城址

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122768
For Citation 豊橋市教育委員会 2020 『豊橋市埋蔵文化財調査報告書153:吉田城址』豊橋市教育委員会 教育部美術博物館 文化財センター
豊橋市教育委員会 2020 『吉田城址』豊橋市埋蔵文化財調査報告書153
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File
Title 吉田城址
Participation-organizations 豊橋市 - 愛知県
Store Page http://www.toyohashi-bihaku.jp/?page_id=1469
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative よしだじょうし
Subtitle
Volume 16
Series 豊橋市埋蔵文化財調査報告書
Series Number 153
Author
Editorial Organization
豊橋市教育委員会
Publisher
豊橋市教育委員会 教育部美術博物館 文化財センター
Publish Date 20200323
Publisher ID 23201
ZIP CODE 4400897
TEL 0532566060
Aaddress 豊橋市松葉町三丁目1番地
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 吉田城址 第49次
Site Name Transcription よしだじょうし
Order in book
Address 豊橋市今橋町3番地1
Address Transcription とよはししいまはしちょう3ばんち1
City Code 23201
Site Number 790393
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 344610
East Longitude (WGS) 1372355
Dd X Y 34.769444 137.398611
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20170105-20170330
Research Space
2000
Research Causes 豊橋市陸上競技場メインスタンド改修工事
OverView
Site Type
城館
Main Age
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
土坑
掘立柱建物跡
井戸
道路遺構
Main Foundings
須恵器
灰釉陶器
土師器
山茶碗
陶器
磁器
木製品
金属器
Remark 吉田城址は、東三河を代表する城館址である。調査では近世の道路遺構や武家屋敷地の遺構が検出されたほか、古代の井戸や土坑群などが検出された。
Abstract  今回の報告は、吉田城址の第49次調査に該当し、豊橋市陸上競技場のメインスタンド改修工事に伴う緊急発掘調査である。調査区は長さ120m、幅16mの長大な形状を呈している。
 旧スタンドの基礎や、軍隊設置時代の掘削により調査区の3割ほどは攪乱を受けていたが、全体的に高い密度で遺構は検出されている。調査区が南北に長いため、場所によって帰属時期にまとまりが見られ、調査区の北側一帯で古代から中世前期初頭の遺構が、南端付近で中世前期の遺構が集中して検出された。また、調査区を横断するかたちで近世の道路遺構とそれに伴う側溝や柵(塀)跡が検出され、道路を挟んで北側と南側が個別の武家屋敷地であると判明した。
 古代の遺構は奈良時代のものもあるが、主体は灰釉陶器を伴う平安時代中期のものである。不整形な土坑群が集中する箇所は廃棄土坑群と考えられ、多数の遺物が出土している。さらに平安時代後期まで継続して使用された大型の井戸からは、埋め戻しの段階で多量の土器が廃棄された状態で出土した。吉田城址は古代の遺跡である飽海遺跡と重複しており、渥美郡衙の比定地である。さらに平安時代中・後期にはこの付近に伊勢神宮領の飽海神戸が設定されており、これらはその両者に伴う遺構群と考えられる。
 また、近世の道路遺構は武家屋敷地を東西に貫く川毛通の跡で、その北側は幕末の松平甚右衛門邸及び新井彦左衛門邸、南側には倉垣源左衛門邸に該当する。

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