天神山古墳群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/33087
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.33087
引用表記 福井県教育庁埋蔵文化財調査センター 2012 『福井県埋蔵文化財調査報告126:天神山古墳群』福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター 2012 『天神山古墳群』福井県埋蔵文化財調査報告126
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Title 天神山古墳群
Participation-organizations 福井県埋蔵文化財調査センター - 福井県
Alternative てんじんやまこふんぐん
Subtitle 一般県道三尾野鯖江線道路改良工事に伴う発掘調査
Volume
Series 福井県埋蔵文化財調査報告
Series Number 126
Author
Editorial Organization
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
Publisher
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
Publish Date 20120217
Publisher ID 180009
ZIP CODE 9102152
TEL 0776413644
Aaddress 福井県福井市安波賀町4-10
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
所収論文
Site
Site Name 天神山古墳群
Site Name Transcription てんじんやまこふんぐん
Order in book 1
Address 福井県鯖江市入町/福井市三尾野町/花守町
Address Transcription ふくいけんさばえしいりちょう ふくいしみおのちょう はなもりちょう
City Code 18207
Site Number 02001
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 355949.3
East Longitude (WGS) 1361003.3
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.997027 136.167583
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20021101-20030731
20040701-20041228
20090401-20090430
Research Space
1280
1600
480
Research Causes 記録保存調査
OverView
Site Type
散布地
Main Age
縄文
Main Features
遺構なし
Main Foundings
土器
石器
Remark 調査対象地内の古墳の名称・号数を確定するため、天神山古墳群を改めて踏査した。
種別 : 包含地
Site Type
Main Age
弥生
Main Features
墳丘墓3
Main Foundings
土器
管玉
Remark
Site Type
古墳
Main Age
古墳
Main Features
古墳4
Main Foundings
須恵器
土師器
ヤリガンナ
Remark
Site Type
散布地
Main Age
古代(細分不明)
Main Features
遺構なし
Main Foundings
墨書土器
風字硯
Remark 種別 : 包含地
Site Type
不明
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
井戸1
Main Foundings
陶磁器
土師皿
Remark
Abstract  A区では古墳1基(44号墳)、B区では古墳3基(41~43号墳)が確認された。いずれも古墳時代前期の古墳である。42・43号墳は盛土の流失が激しく、44号墳は大きく削平され、埋葬施設が残存しない。41号墳は、平面的に埋葬施設を確認し得なかったが、墳丘断面図から墓壙と棺のおおまかな位置が復元できた。その付近から棺外副葬したとみられる鉇が出土した。この他、B区では点在する平安時代の須恵器が確認された。また、縄文時代の遺物も確認された。
 C区では墳丘墓3基(27~29号墓)を確認した。終末期中葉・末葉の墳丘墓である。27・29号墓は各1基、28号墓は2基の埋葬施設がある。副葬品は28号墓第2埋葬の管玉2点がある。なお、28号墓の祭式土器の状況は、埋葬儀礼(土器祭式)の一端を窺い得るものである。また、C区にも点在する平安時代の須恵器が確認された。
 D区は、過去の圃場整備以前に丘陵から尾根が延びていた地点であり、削平部分を挟んで北側(平成16年度調査分)と南側(平成21年度調査分)にそれぞれ谷状地形を確認した。平成16年度の調査では古代の須恵器や中世の越前焼などが出土した。平成21年度の調査では多量の弥生~古墳時代の土器と古代の須恵器などを確認した。須恵器の中には墨書の認められるものや転用硯、風字硯片が確認された。丘陵上を含めた広い範囲で9世紀代を中心とする須恵器が出土し、墨書土器などが確認されたことなどから、付近に古代寺院の存在したことが推測される。また、山頂支群の古墳が中世墓に改変されていること、近辺で空風輪が採取されたこと、過去に13世紀後葉とみられる宝塔塔身が出土していることから、中世にも寺院が存在したことが考えられる。

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