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Prefecture List > 新潟県 > 新潟県 > 小船渡遺跡

小船渡遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/30870
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.30870
For Citation 財団法人新潟県埋蔵文化財調査事業団 2014 『新潟県埋蔵文化財調査報告書247:小船渡遺跡』新潟県教育委員会
財団法人新潟県埋蔵文化財調査事業団 2014 『小船渡遺跡』新潟県埋蔵文化財調査報告書247
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File
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Title 小船渡遺跡
Participation-organizations 新潟県 - 新潟県
Alternative こふなといせき
Subtitle 一般国道7号新発田拡幅事業関係発掘調査報告書
Volume
Series 新潟県埋蔵文化財調査報告書
Series Number 247
Author
Editorial Organization
財団法人新潟県埋蔵文化財調査事業団
Publisher
新潟県教育委員会
Publish Date 20140314
Publisher ID 15100
ZIP CODE 9560845
TEL 0250253981
Aaddress 新潟県新潟市秋葉区金津93-1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 小船渡遺跡
Site Name Transcription こふなといせき
Order in book
Address 新潟県新発田市中曽根町1丁目150-1ほか
Address Transcription にいがたけんしばたしなかそねちょういっちょうめ
City Code 15206
Site Number 696
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 375751
East Longitude (WGS) 1391855
Dd X Y 37.964166 139.315277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20120903-20121119
20130507-20130610
Research Space
1026
192
Research Causes 一般国道7号新発田拡幅事業
OverView
Site Type
田畑
Main Age
古代(細分不明)
Main Features
畑作溝群
土坑
杭列
ピット
Main Foundings
須恵器
土師器
木製品(柱根
杭)
Remark 8世紀末葉~9世紀前半
Site Type
集落
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
井戸
土坑
ピット
性格不明遺構
Main Foundings
土器・陶磁器(青磁
白磁
青花
珠洲焼
北越窯産瓷器系陶器
常滑焼?
瀬戸焼
美濃焼
土師質土器
瓦質土器)
土製品(坩堝)
石製品(多字一石経
砥石
紡錘車)
金属製品(飾り金具
鉄鍋
蝶番
銭貨)
木製品(漆器
井戸の構築材
曲物
柱根
板材
箸状木製品)
Remark 13世紀~15世紀
Abstract • 小船渡遺跡は、加治川が作り出した扇状地扇端部に立地する。かつて遺跡の前面には湿地帯が広がっていたと見られ、扇状地扇端に相当する起伏の凹凸を検出した。そして、標高の高い範囲畑地や集落、低い範囲には水田が築かれており、地形に応じて土地を使い分けていることが分かった。また、水域近くに遺跡が存在すること、扇端部に舟の付く地名が並ぶように点在することから、付近に内水面交通の拠点があった可能性がある。
• 遺跡の年代は大きく見ると古代(8世紀末葉~ 9世紀前半)と中世(13世紀~ 15世紀)の2時期があり、それぞれを層位的に検出した。
• 古代には土地の起伏が大きく、高い土地に畑地、低い土地に水田を築いたと見られ、その境界には杭列が認められた。遺物は、須恵器が多数出土した。遺存率が高いことが特徴的で、完形またはそれに近い状態に復元できたものが多いことが特徴的である。胎土の分類から推定される産地は、佐渡小泊産が約5割、笹神丘陵産が約4割、その他が約1割である。また、墨書された須恵器が15点あり、「寺」「呂」「王」「卅」が書かれていた。
• 中世には集落が築かれており、井戸や掘立柱建物を構成するピットを検出した。土地の起伏は古代より小さくなるが、中でも高い土地には集落、低い土地には水田を配置した。遺物は、多様なものが存在するが、特に木製品の質・量が充実している。また、陶磁器の一部は優品と見られ、比較的、裕福な集落であったことを想定できる。中でも井戸の覆土中からは多数の遺物が出土しており、埋め戻し時に祭祀が行われた可能性を想定できた。また、多字一石経が2点出土した。いずれも妙法蓮華の一節が書かれており、当地に仏教(日蓮宗または天台宗)が広まっていたことを垣間見ることができた。
• 15世紀以降、近・現代以前に位置付けられる地震痕跡を検出した。史料との照合から、1669(寛文9)年または1833(天保4)年=庄内沖地震に比定できると考えられた。

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