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中田遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/121931
For Citation 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター 2017 『東京都埋蔵文化財センター調査報告322:中田遺跡』公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター 2017 『中田遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告322
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File
Title 中田遺跡
Participation-organizations (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
Alternative なかだいせき
Subtitle 都営中野山王三丁目団地(5-2期)埋蔵文化財発掘調査
Volume 3
Series 東京都埋蔵文化財センター調査報告
Series Number 322
Author
Editorial Organization
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
Publisher
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
Publish Date 20171130
Publisher ID 13224
ZIP CODE 2060033
TEL 0423748044
Aaddress 東京都多摩市落合一丁目14番2
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 中田遺跡
Site Name Transcription なかだいせき
Order in book
Address 東京都八王子市中野山王三丁目2349番地1外
Address Transcription とうきょうとはちおうじしなかのさんのうさんちょうめ2349ばんち1ほか
City Code 13201
Site Number 92
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 354028
East Longitude (WGS) 1391912
Dd X Y 35.674444 139.32
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20160601-20170131
Research Space
4200
Research Causes 都営中野山王三丁目団地(5-2期)建替えに伴う調査
OverView
Site Type
集落
散布地
Main Age
縄文
Main Features
竪穴建物跡1
陥穴状土坑2
土坑19
集石4
ピット50
Main Foundings
Remark 縄文集落の展開と河川の関係。
Site Type
集落
散布地
Main Age
古墳
Main Features
竪穴建物跡11
土坑12
ピット28
Main Foundings
土師器(杯、甕、高坏、鉢など)
須恵器(瓶類、甕など)
Remark 河川と集落展開、生業と土地利用状況。
Site Type
集落
散布地
Main Age
奈良
平安
Main Features
竪穴建物跡5
土坑8
柱穴列3
掘立柱建物跡3
ピット7
Main Foundings
土師器(杯、甕、鉢など)
須恵器(杯、蓋、瓶類、甕など)
金属製品
Remark 河川と集落展開、生業と土地利用状況。
Site Type
集落
散布地
Main Age
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
竪穴状遺構1
溝17
道路状遺構3
集石1
土坑2
ピット2
Main Foundings
中世:舶載磁器(青磁・白磁、青 花)
国産陶器
近世:国産陶磁器 (瀬戸、美濃、肥前、京・信楽な ど)
金属製品
銭貨
木製品(杭、板)
Remark 中・近世遺物と土地利用状況。
Abstract  縄文時代については竪穴建物跡1軒、集石4基、陥し穴2基などを検出した。竪穴建物跡は勝坂式期に属し、これまでの調査でも数軒発見されている。一方で、集石から出土した炭化物を分析した結果は平成22・23年調査と同様に、中期末から後期初頭という成果を得た。
 古墳時代については後期の竪穴建物跡11軒、土坑、ピットなどを検出し、このうち、竪穴建物跡4軒は新規発見である。今回調査によって中田遺跡はかつて南北が河川に挟まれた土地であったことが確認され、古墳時代の集落もこれに制限されて広がっていたと推測される。今回新たに発見された竪穴建物跡は、集落の北限に当たると考えられる。
 古代については奈良時代の竪穴建物跡2軒、平安時代の竪穴建物跡3軒、その他土坑やピットなどを検出した。新規発見の竪穴建物跡はない。今回調査では、従前通り、古墳時代の集落の広がりを受け継ぐ形で奈良時代前半に集落が展開し、その後縮小していく傾向を追認することができた。
 中世以降については、溝、道路状遺構、土坑、ピットなどと中国からの舶載磁器などを検出した。地境を示す大溝や旧河川跡の検出は前回調査分と合わせ、中世以降の土地利用を考える上で重要な成果となった。

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