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大島八重川遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25594
For Citation (財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ− 2012 『東京都埋蔵文化財センター調査報告271:大島八重川遺跡』(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ− 2012 『大島八重川遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告271
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File
Title 大島八重川遺跡
Participation-organizations (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
Alternative おおしまやえがわいせき
Subtitle 東京都教職員大島(八重川第二)(仮称)住宅建設工事に伴う調査
Volume
Series 東京都埋蔵文化財センター調査報告
Series Number 271
Author
Editorial Organization
(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
Publisher
(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
Publish Date 20120331
Publisher ID
ZIP CODE 206-0033
TEL 042-373-5296
Aaddress 東京都多摩市落合1-14-2
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 大島八重川遺跡
Site Name Transcription おおしまやえがわいせき
Order in book
Address 東京都大島町元町三丁目15の5
Address Transcription とうきょうとおおしままちもとまちさんちょうめ15の5
City Code 13361
Site Number 35
North Latitude (JGD) 344444
East Longitude (JGD) 1392135
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 34.7489 139.3566
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20110427-20110812
Research Space
1187
Research Causes 東京都教職員大島(八重川第二)(仮称)住宅建設工事
OverView
Site Type
古墳
散布地
Main Age
古代(細分不明)
Main Features
溝2
土坑7
土器埋設坑1
ピット17
遺物集中地点12
Main Foundings
土師器
須恵器
石器(砥石
敲石
磨石
台石)
不明銅製品
Remark 祭祀跡と思われる遺物集中部の検出。駿河東部から伊豆半島・相模から武蔵地域からの搬入土器。
Site Type
散布地
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
墓跡1
溝1
集石2
土坑12
ピット48
Main Foundings
銭貨
鉄釘
Remark 周溝を伴う墓跡の検出
Site Type
Main Age
近世(細分不明)
Main Features
畝1
溝1
Main Foundings
陶磁器
土器
石製品(火打石)
銅製品(煙管吸口)
Remark
Abstract [大島八重川遺跡 要約]
遺跡は三原山外輪山の西側山麓の急斜面地から続く、南北を2本の谷に区画された緩傾斜地に立地し、調査区は東側の急崖から西側の平坦部にかけて広がっている。伊豆大島では活火山である三原山の噴火による厚い火山灰堆積が見られるが、調査では地層年代の鍵層となる「白ママ」層(838年の神津島天上山または886年の新島向山の噴火による火山灰層)を確認した。古墳時代後期から古代では、6世紀後葉から8世紀第2四半期にかけての祭祀跡と思われる遺物集中部や埋設土器が検出され、湖西産の須恵器とともに、「駿東型甕」や堝形土器などの駿河東部から伊豆半島地域の土器、「比企形坏」「有段口縁坏」をはじめとする相模から武蔵地域の土器が出土した。一方、中世では14世紀後葉から15世紀前葉に比定される、円形の周溝(1号溝跡)と墓壙(4号土坑)からなる墓跡が検出された。周溝内からは渡来銭が出土し(洪武通宝と天聖元宝)、また墓壙からは鉄釘片が出土したことから、木棺の存在が想定される。さらに、周溝の内外に位置する2基の集石は、石塔の基礎となる可能性も考えられる。

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