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富津市川島遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31179
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.31179
For Citation 財団法人千葉県文化財センター 1998 『千葉県文化財センター調査報告339:富津市川島遺跡』財団法人千葉県文化財センター他
財団法人千葉県文化財センター 1998 『富津市川島遺跡』千葉県文化財センター調査報告339
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File
Title 富津市川島遺跡
Participation-organizations (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
Alternative ふっつしかわしまいせき
Subtitle 一般国道465号線埋蔵文化財調査報告書
Volume
Series 千葉県文化財センター調査報告
Series Number 339
Author
Editorial Organization
財団法人千葉県文化財センター
Publisher
財団法人千葉県文化財センター
千葉県土木部
Publish Date 19980327
Publisher ID
ZIP CODE 284-0003
TEL 043-422-8811
Aaddress 千葉県四街道市鹿渡809-2
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 川島遺跡
Site Name Transcription かわしまいせき
Order in book
Address 千葉県富津市西大和田字川島870ほか
Address Transcription ちばけんふっつしにしおおわだあざかわしま870ほか
City Code 12226
Site Number 5
North Latitude (JGD) 351728
East Longitude (JGD) 1395150
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 35.2944 139.8607
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19940601-19950331
Research Space
4800
Research Causes 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
竪穴住居跡46
方形周溝墓3
溝状遺構5
土坑5
Main Foundings
弥生土器(後)
抉入片刃石斧
砥石
管状土錘
軽石
石皿
土製勾玉
Remark 弥生時代の軽石が大量に出土。製鉄関連遺物が多量に出土。
Site Type
古墳
Main Age
古墳
Main Features
方形周溝墓5
円墳3
方墳1
Main Foundings
土師器
須恵器
刀子
滑石製紡錘車
Remark
Site Type
Main Age
奈良
平安
Main Features
竪穴住居跡13
井戸状遺構2
溝状遺構7
土坑3
Main Foundings
土師器
須恵器
香炉蓋
羽口
鉄斧
鉄滓
Remark
Site Type
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
溝状遺構18
Main Foundings
瀬戸・常滑陶器
Remark
Abstract [川島遺跡 要約]
川島遺跡は岩瀬川によって形成された標高10mの河岸段丘上に立地する。集落が弥生時代後期から古墳時代前期と奈良・平安時代にみられ、遺構の分布密度も高い。弥生時代後期から古墳時代前期の遺構は、竪穴住居46軒・方形周溝墓8基・溝状遺構5条・土坑5基である。この時期は本遺跡が最も栄えた時代であるが、周辺の遺跡でも同様である。四隅が切れる古い方形周溝墓群は、弥生後期の集落域と区画されている。続く一隅が切れるものと全周する周溝墓群は前時期の集落域に入り込むが、集落域が縮小したとみられる。古墳時代後期は小規模な古墳3基が築造された。周溝の形が不整であるが、円墳1基・方墳2基と思われる。時期は円墳と方墳1基が5世紀後半、方墳1基が7世紀代であろう。集落はみられず、これも周辺遺跡は同様の状態であるが、近隣に内裏塚古墳群があり、当該期の集落がどこにあるかが大きな課題である。奈良・平安時代の遺構は、竪穴住居13軒・井戸跡2基・溝状遺構7条・土坑3基・掘立柱建物1棟である。遺物は通常品のほかに鉄滓が多く出土し、羽口もみられる。鍛冶関係遺構の存在が考えられるが、鉄滓量が製鉄遺跡と比べると少なく、隣接地により密度の濃い製鉄関連遺構が存在すると思われる。周囲には当該期の集落が少ないことから、奈良・平安時代の集落は製鉄関連という特殊技術集団により形成されたと考えられる。中世は検出された遺構が道路と溝のみで、集落は断絶する。以後、集落が再び形成されるのは近世になってからである。

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