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千葉東南部ニュータウン

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31550
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.31550
For Citation 千葉県文化財センター 1999 『千葉県文化財センター調査報告351:千葉東南部ニュータウン』千葉県文化財センター他
千葉県文化財センター 1999 『千葉東南部ニュータウン』千葉県文化財センター調査報告351
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File
Title 千葉東南部ニュータウン
Participation-organizations (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
Alternative ちばとうなんぶにゅーたうん
Subtitle 千葉市有吉遺跡(第4次)・高沢古墳群
Volume 21
Series 千葉県文化財センター調査報告
Series Number 351
Author
Editorial Organization
千葉県文化財センター
Publisher
千葉県文化財センター
住宅・都市整備公団千葉地域支社
Publish Date 19990331
Publisher ID
ZIP CODE 284-0003
TEL 043-422-8811
Aaddress 千葉県四街道市鹿渡809-2
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 有吉遺跡(第4次)
Site Name Transcription ありよしいせき
Order in book
Address 千葉県千葉市緑区南生実町1569-1ほか
Address Transcription ちばけんちばしみどりくみなみおゆみちょう1569‐1ほか
City Code 12105
Site Number 81
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 353343.42
East Longitude (WGS) 1400937.37
Dd X Y 35.562061 140.16038
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19880525-19881110
Research Space
9000
Research Causes 土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
旧石器
Main Features
石器集中地点7
Main Foundings
旧石器
Remark 縄文時代草創期の多縄文土器が炉跡に伴って出土した。また、弥生時代の竪穴住居跡は須和田式期のものである。
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
炉跡3
土坑1
集石遺構1
Main Foundings
縄文土器(草創期・前期・中期)
石器
土器片錐
Remark
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
Main Foundings
弥生土器
Remark
Site Type
集落
Main Age
古墳
Main Features
Main Foundings
土師器
石製勾玉
ガラス小玉
Remark
Site Type
集落
Main Age
平安
Main Features
Main Foundings
刀子
Remark
Site Name 高沢古墳群
Site Name Transcription たかざわこふんぐん
Order in book
Address 千葉県千葉市緑区生実町2703‐1ほか
Address Transcription ちばけんちばしみどりくおゆみちょう2703‐1ほか
City Code 12105
Site Number 84
North Latitude (JGD) 353332
East Longitude (JGD) 1400958
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 35.5621 140.1629
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19820401-19830331
Research Space
Research Causes 土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
古墳
Main Age
古墳
Main Features
Main Foundings
縄文土器
石器
Remark
Site Type
祭祀
Main Age
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
円墳4
Main Foundings
土師器
須恵器
直刀
鉄鏃
馬具
刀子
耳環
空玉
切小玉
Remark 種別:塚
Abstract [有吉遺跡(第4次) 要約]
有吉遺跡は村田川右岸の小支谷によって開析された支谷に面する標高24m前後の台地上に立地する。旧石器時代は4枚の文化層に7地点のブロックが検出された。第1文化層は9層で、石材はメノウが多く、横長剥片を作り出す技術体系に組み込まれる。また敲石から転用の石核がある。第2文化層は7層で、横長剥片・ナイフ形石器がある。第3文化層は6層で、掻器がある。第4文化層は3層で、無駄の少ない剥離技術による剥片や両極打法による剥片のほか、石核もある。総合的にみると、各ブロック間に相関性はなく、また小規模なブロックが多いことから、移動の中継地的な性格がうかがえる。縄文時代の遺構は、草創期・前期?・中期の炉跡3基、前期の集石遺構1基・前期?の土坑1基が検出された。草創期の炉跡は多縄文系土器の時期で、類例が少なく、注目される。前期の集石遺構は花積下層式期で、竪穴住居の可能性がある。中期の炉跡は加曽利E2式期で、屋外炉とみられる。上記の時期のほか、遺構外出土土器に早期(三戸・茅山上層)、後期(安行1)がある。弥生時代の遺構は、中期・須和田式期の竪穴住居が1軒検出された。類例が極めて少なく、重要な資料である。古墳時代は後期の竪穴住居が8軒検出された。奈良・平安時代は竪穴住居8軒・土坑1基・方形区画墓1基・溝状遺構2条が検出された。竪穴住居はすべて平安時代のものである。
[高沢古墳群 要約]
高沢古墳群は村田川に開析された支谷に面する標高33mの台地上に立地する。古墳は後期から終末期の比較的小規模な円墳4基である。1号墳の周溝内土坑は埋葬土坑である。主体部・副葬品はなく、周溝出土土器から、築造が5世紀末〜6世紀前半、追葬が少なくとも6世紀後半まで行われた。2号墳は裾部に木棺直葬土坑2基をもつ。埋葬土坑に遺物はなく、周溝出土須恵器から、築造は6世紀後半とみられる。3号墳は横穴式石室をもつ。直刀・刀子・馬具・鉄鏃・耳環・切小玉など多くの副葬品が出土した。築造は6世紀後半と思われるが、前庭部出土の須恵器から、追葬・墓前祭祀が7世紀中葉から8世紀初頭まで行われている。4号墳は墳頂部から木棺直葬の埋葬施設1基が検出された。撹乱を受け、副葬品は鉄鏃と刀子の2点のみである。それらと出土須恵器から、築造は6世紀後葉〜7世紀前葉とみられる。古墳に続く方形区画墓が1基検出された。遺物がなく、時期が不明瞭であるが、古墳時代終末期から平安時代初頭くらいまでのものであろう。中・近世の遺構として塚2基・土坑1基・竪穴状遺構1基・溝状遺構2条があり、1号塚から中世銭、竪穴状遺構からカワラケ、2号溝から中世銭・内耳鍋が出土した。銭貨は遺構外出土の中世〜近世銭もある。そのほか、縄文時代の遺構はないが、少量の土器・土器片錘・石鏃が出土した。土器の時期は早期(田戸下層・子母口・鵜ヶ島台・茅山)・前期・中期(五領ヶ台・阿玉台2)である。

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