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Prefecture List > 茨城県 > 水戸市 > 東前原遺跡(第8地点第4次)

東前原遺跡(第8地点第4次)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122742
DOI 2D code
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122742
For Citation 株式会社イビソク 千葉営業所他 2016 『水戸市埋蔵文化財調査報告83:東前原遺跡(第8地点第4次)』水戸市教育委員会
株式会社イビソク 千葉営業所他 2016 『東前原遺跡(第8地点第4次)』水戸市埋蔵文化財調査報告83
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File
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Title 東前原遺跡(第8地点第4次)
Participation-organizations 水戸市 - 茨城県
Alternative とうまえはらいせき(だい8ちてんだい4じ)
Subtitle 区画道路6-27号線道路改良及び造成並びに流域関連下水道工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
Volume
Series 水戸市埋蔵文化財調査報告
Series Number 83
Author
Editorial Organization
株式会社イビソク 千葉営業所
水戸市教育委員会
Publisher
水戸市教育委員会
Publish Date 20160930
Publisher ID 082015
ZIP CODE 310-0852
TEL 029-306-8132
Aaddress 茨城県水戸市笠原町978-5
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 東前原遺跡
Site Name Transcription とうまえはらいせき
Order in book
Address 茨城県水戸市東前町1121、1192-4、1209-3・5・6・7・9
Address Transcription いばらきけんみとしとうまえちょう1121、1192-4、1209-3・5・6・7・9
City Code 08201
Site Number 259
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 362028
East Longitude (WGS) 1403137
Dd X Y 36.341111 140.526944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20160308-20160517
Research Space
1670
Research Causes 区画道路6-27号線道路改良及び造成並びに流域関連下水道工事に伴う調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
竪穴建物
Main Foundings
弥生土器
土製品(紡錘車)
石器(磨石)
Remark 那珂川下流右岸域の水戸市域での弥生時代後期前半集落の検出は初。
Site Type
Main Age
Main Features
竪穴建物跡
土坑
ピット
Main Foundings
須恵器
土師器
土製品(羽口・管状土錘)
石製品(支脚)
鉄製品
鉄滓
Remark 奈良・平安時代では墨書のある須恵器・土師器坏類が6点,円面硯の破片が出土。
Site Type
集落
Main Age
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
土坑
ピット
Main Foundings
土器
陶器
土製品(羽口)
鉄製品
鉄滓
Remark
Abstract 東前原遺跡は水戸市の南東端に近い東茨城台地の東端部に位置する。台地の北側の縁辺近くにあり,標高は19mを測る平坦な土地が広がっている。本地点では弥生,奈良・平安,中近世の3時代の遺構が検出された。弥生時代は竪穴建物跡が4軒,それぞれ15m位の間隔でみられる。時期は後期前半の東中根式器である。この時期の集落は那珂川下流右岸域の水戸市域では初出である。奈良・平安時代の竪穴建物跡は13軒検出され,調査区内の散在する。その年代は, 8世紀中葉〜後半と9世紀前・中葉,10世紀後葉から11世紀前葉の3時期に分けられる。8世紀は3軒検出された。中・後葉にかけて点在したと推測する。小規模な隅カマドの竪穴建物が見られる(居住には適さない作業場や,非日常的な行いで使用されたか)。9世紀は6軒検出され,9世紀前葉〜中葉を中心に展開がみられる。この中には一辺約7mの大型の竪穴建物や,規模が小さい隅カマドの竪穴もある。出土遺物では大型の竪穴建物跡からは円面硯の破片,1軒の建物跡からは須恵器坏の体部に2種類と思われる墨書が2個体ずつ認められた。10世紀後葉〜11世紀前葉は4軒である。カマドの向きは東向きとなり,8・9世紀の北向きとは相違する。SI07は内部に小鍛冶跡と推測されるピットが存在し,鉄滓類が出土しており,ムラの鍛冶屋的な存在が窺える。このような様相からは,一定規模の集落として継続していた可能性がある。中近世は溝が4条検出された。奈良・平安時代の竪穴建物跡とは軸方位は違っており,4条共に走行方向は概ね同じで,調査区を東西方向に横断するもので,帰属年代も同じと推測する。伴う遺物は最も大型のSD01では,14・15世紀の陶器大甕と近世の17〜19世紀の土器が出土している。検出範囲が少ないものの,居館の内外を区画するため,敷地境を表わしたり,道路の側溝などの可能性がある。

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