馬具・刀剣からみた中原 4 号墳の被葬者像
大谷 宏治
中原4号墳の馬具と刀剣類は初葬者(6世紀後半)と追葬者(6世紀末)に副葬されたものである。初葬者と追葬者の副葬品を比較すると、数量に差異があるものの同じような文物が副葬されていることがわかり、階層的にはそれほど高くはないものの馬匹生産、鍛冶生産など様々な手工業技術をもち、広域の交流も行いながら畿内王権に奉仕した集団を直接指揮したような被葬者像を描ける。
大谷宏治 2018「馬具・刀剣からみた中原 4 号墳の被葬者像」 『『中原第4 号墳の被葬者に迫る』資料集』
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