富士塚周辺の礫群について
山本 玄珠
富士塚の礫は富士登山の前に海岸の礫を拾ってきて、砂山に積んでケルン状としたと言い伝えられている。それを証明するため、現在の海岸の礫と富士塚の礫の比較を行った。
富士川河口から千本浜まで続く、富士川系の南アルプスを構成する礫が主であることがわかり、浜から浜礫を運んできて、富士塚に積んだ可能性が非常に大きいと考えられる。
富士川河口から千本浜まで続く、富士川系の南アルプスを構成する礫が主であることがわかり、浜から浜礫を運んできて、富士塚に積んだ可能性が非常に大きいと考えられる。
山本玄珠 2018「富士塚周辺の礫群について」 『鈴川の富士塚』富士市文化財調査報告書
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127212
