古代九州北部における馬匹生産の展開と鞠智城
河野 保博
古代国家にとっての馬とはどのような存在なのかということから出発し、支配に直結する馬をどのように確保するのか、官牧の分布や歴史的変遷から検討した。さらに西海道における官牧の存在を地域ごとに確認し、令制以前からの継続性や生業との関わり、または交通路との関係性を指摘した。