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首里当蔵旧水路

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70220
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70220
For Citation 沖縄県立埋蔵文化財センター 2020 『沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書106:首里当蔵旧水路』沖縄県立埋蔵文化財センター
沖縄県立埋蔵文化財センター 2020 『首里当蔵旧水路』沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書106
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File
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Title 首里当蔵旧水路
Participation-organizations 沖縄県立埋蔵文化財センター - 沖縄県
Alternative しゅりとうのくらきゅうすいろ
Subtitle 龍潭線街路整備に伴う発掘調査報告書
Volume
Series 沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書
Series Number 106
Author
Editorial Organization
沖縄県立埋蔵文化財センター
Publisher
沖縄県立埋蔵文化財センター
Publish Date 20200325
Publisher ID 470007
ZIP CODE 9030125
TEL 0988358752
Aaddress 沖縄県中頭郡西原町上原193-7
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 首里当蔵旧水路
Site Name Transcription しゅりとうのくらきゅうすいろ
Order in book
Address 沖縄県那覇市首里真和志町1丁目
Address Transcription おきなわけんなはししゅりまわしちょう1ちょうめ
City Code 47201
Site Number
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 261327
East Longitude (WGS) 1274257
Dd X Y 26.224166 127.715833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20171205-20180331
Research Space
168
Research Causes 沖縄県土木建築部による龍潭線街路整備事業
OverView
Site Type
交通
Main Age
近世(細分不明)
近代(細分不明)
Main Features
水路
Main Foundings
銭貨
陶磁器
ガラス瓶
Remark 記録保存目的で実施したが、工事計画再検討のため現状保存のまま埋め戻されている。
Abstract  首里当蔵旧水路は、平成24年度に龍潭線街路(県道29号線)整備事業に伴って新規発見された遺跡である。これまで、同事業に伴って部分的に工事立会、記録保存調査が実施されており、本報告書では平成29年度の調査成果を掲載している。本調査は龍潭北側の擁壁工事に伴うもので、事前の立会でコンクリート製暗渠で遺構は破壊されていたと判断していたが、工事着手後に良好な姿で石積みの水路遺構が発見された。関係機関との調整により記録保存調査後に工事を再開することとして、沖縄県立埋蔵文化財センターが発掘調査を実施した。
 今回の調査で確認された水路遺構は、調査区全体に約60mにわたって良好に残存しており、幅50~90㎝、深さは60㎝を測り、地盤の標高が低い西方に緩やかに下っている。遺構は、水路を形作る両壁面は主に長さ30~60㎝の長方形の切石を横積みに、床面はそれより小さめで加工が粗い石を敷き詰めて構築されている。水路南壁はさらに南側に面がある幅80㎝の両面積みとなっており、戦前の写真から北側より約1m高くなった石垣であったことが確認された。そのことを裏付けるように南壁の積み方が上下段で大きく異なっており、石の積み替えがあったことが想定される。また、水路遺構を横断する形で設定したサブトレンチにより、両壁面は造成土により支えられ、その下部は40㎝ほど埋め殺しにされており、床石より先に造られたことが確認できた。また、その造成土から銭貨や近世の染付、瓦などが出土している。その中の仙台通寳(初鋳1784年)と、最も龍潭の石垣が写る古い写真の年代から19世紀代に構築されたものと思われる。さらに年代を絞るならば、近接する中城御殿が建設された1870年代前後の19世紀後半ごろが想定される。
 さて、この水路遺構はその残存状況が良好なことから、調査中に開催した現地説明会には多くの県民が見学に訪れたり、沖縄考古学会などの有識者からの反響があったことも考慮され、現行の工事計画は中断されることになり、その遺構は埋め戻され現状保存されている。

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