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千葉市平和公園遺跡群Ⅲ

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/138856
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.138856
For Citation 千葉市教育委員会 2024 『千葉市平和公園遺跡群Ⅲ』千葉市教育委員会
千葉市教育委員会 2024 『千葉市平和公園遺跡群Ⅲ』
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=雅人|last=西野|first2=高充|last2=岸本|title=千葉市平和公園遺跡群Ⅲ|origdate=2024-03-29|date=2024-03-29|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/138856|location=千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所庁舎7・10階|doi=10.24484/sitereports.138856}} 閉じる
File
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Title 千葉市平和公園遺跡群Ⅲ
Participation-organizations 千葉市埋蔵文化財調査センター - 千葉県
Alternative ちばしへいわこうえんいせきぐんⅢ
Subtitle 木戸作遺跡・内野遺跡・多部田貝塚他
Volume
Series
Series Number
Author
Editorial Organization
千葉市教育委員会
Publisher
千葉市教育委員会
Publish Date 20240329
Publisher ID 12100
ZIP CODE 260-8722
TEL 043-245-5962
Aaddress 千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所庁舎7・10階
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 木戸作遺跡
Site Name Transcription きどさくいせき
Order in book 1
Address 千葉市若葉区多部田町1491ほか
Address Transcription ちばしわかばくたべたちょう1491ほか
City Code 12104
Site Number 3218
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 353545
East Longitude (WGS) 1401214
Dd X Y 35.595833 140.203888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20131001-20131218
20141001-20141222
20151005-20151224
20161024-20170131
20180625-20180831
20190527-20190628
Research Space
4100
6400
5900
900
1100
440
Research Causes 千葉市平和公園 整備
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
住居跡
陥穴
Main Foundings
縄文土器
石製品
Remark 縄文時代前期の住居を調査。遺構外を含め早期~晩期までの土器が出土。
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
住居跡
Main Foundings
弥生土器
石製品
Remark 弥生時代中期の集落を調査。
Site Type
集落
Main Age
古墳
Main Features
住居跡
Main Foundings
土師器
須恵器
Remark 古墳時代中期の小集落を調査。
Site Type
集落
Main Age
奈良
平安
Main Features
住居跡
方形区画墓
Main Foundings
土師器
須恵器
刀 子
鉄鏃
鉄滓
Remark 8~9世紀の集落を調査。土器製作を示す土器が出土。
Site Type
Main Age
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
土壙墓
Main Foundings
骨片
内耳土鍋
銭貨
Remark 中・近世以降の土坑墓群を調査。鍋被りに使用したと思われる内耳土鍋が
出土
Site Type
Main Age
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
Main Foundings
土師器
Remark
Site Type
その他
Main Age
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
Main Foundings
土師器
Remark
Site Name 内野遺跡
Site Name Transcription うちのいせき
Order in book 2
Address 千葉市若葉区多部田町1492ほか
Address Transcription ちばしわかばくたべたちょう1492ほか
City Code 12104
Site Number 3220
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 353534
East Longitude (WGS) 1401208
Dd X Y 35.592777 140.202222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20161024-20170131
20161124-20170125
20180205-20180327
20180625-20180831
Research Space
1300
254
1700
450
Research Causes 千葉市平和公園 整備
OverView
Site Type
その他
Main Age
縄文
Main Features
陥穴
Main Foundings
縄文土器
石製品
Remark 縄文時代の陥し穴を調査。遺構外から中期~後期の土器が出土。
Site Type
集落
Main Age
古墳
古代(細分不明)
Main Features
住居跡
Main Foundings
土師器
須恵器
土製品
刀子
鉄滓
Remark 古墳時代後半から平安時代前半までの集落を調査
Site Type
交通
Main Age
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
Main Foundings
土師器
Remark
Site Type
その他
Main Age
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
Main Foundings
土師器
陶磁器
銭貨
Remark
Site Name 多部田貝塚
Site Name Transcription たべたかいづか
Order in book 3
Address 千葉市若葉区多部田町1,334他
Address Transcription ちばしわかばくたべたちょう 1,334ほか
City Code 12104
Site Number 3217
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 353529
East Longitude (WGS) 1401156
Dd X Y 35.591388 140.198888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19540316-19540325
Research Space
65
Research Causes 学術調査
OverView
Site Type
その他
Main Age
縄文
Main Features
Main Foundings
縄文土器
土製品
石製品
貝製品
骨製品
Remark 加曽利B式期の土器片を多数検出。集落盛行の時期か。
Site Name うならすず遺跡
Site Name Transcription うならすずいせき
Order in book 4
Address 千葉市若葉区多部田町1,173他
Address Transcription ちばしわかばくたべたちょう 1,173ほか
City Code 12104
Site Number 3206
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 353549
East Longitude (WGS) 1401158
Dd X Y 35.596944 140.199444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19860616-19860708
Research Space
330
Research Causes 民間事業
OverView
Site Type
その他
Main Age
縄文
Main Features
Main Foundings
縄文土器
Remark 縄文中期~晩期までの土器。
Site Type
その他
Main Age
奈良
平安
Main Features
Main Foundings
土師器
Remark 古代は8~9世紀の土器片
Site Name 内野古墳群
Site Name Transcription うちのこふんぐん
Order in book 5
Address 千葉市若葉区多部田町1,491他
Address Transcription ちばしわかばくたべたちょう 1,491ほか
City Code 12104
Site Number 3222
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 353537
East Longitude (WGS) 1401212
Dd X Y 35.593611 140.203333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19720205-19720305
20121129-20121203
20140317-20140320
Research Space
51.2
20
Research Causes 千葉市平和公園 整備
OverView
Site Type
その他
Main Age
弥生
Main Features
Main Foundings
弥生土器
Remark
Site Type
古墳
Main Age
古墳
Main Features
古墳
Main Foundings
土師器
Remark 前方後円墳(1号墳)と円墳で形成された古墳群
Abstract 千葉市若葉区多部田町の千葉市平和公園整備に伴う発掘調査報告の3冊目である。公園整備は旧地形を活かしており、遺跡の大半は公園の地下に保存されている。部分的な調査が多いが、周辺の調査が進まない中でこの地域での貴重な史料を提供することになった。
うならすず遺跡:昭和61年度の確認調査時の未報告遺物を所収。縄文時代は中期から晩期前半までの縄文土器が出土。奈良・平    安時代は8世紀末~9世紀前半の土器が出土。
多部田貝塚:昭和46年度調査時の出土遺物を所収。後期前葉~後葉、特に加曽利B式期が中心であり、この時期が集落の盛行していた時期とみる。
内野古墳群:内野古墳群10~14号墳を所収。さらに、既報告分も合わせ、古墳群に常総型古墳が含まれていることを報告。また、5号墳の人骨の鑑定の結果、複数の人物が埋葬されていることが判明した。
木戸作遺跡:昭和46年度、平成25~30年度、令和元年度調査の結果を所収。縄文時代は撚糸紋土器期の住居、陥し穴、石器集中を検出。遺物は早期から晩期までの縄文土器と、中期と思われる石器を確認。弥生時代は中期後半の住居を4軒検出。遺物は当該時期の土器、石製品。古墳時代は中期の住居2軒を検出。奈良・平安時代は8世紀後半から9世紀前半ごろの住居8軒、方形区画墓1基検出。住居の床面から粘土堆積がみられ土器工房の可能性。遺物は底部を不自然に接合した、あるいは底部の切り離し痕を2つ残す甕などが出土。土器製作工人の活動を示すものか。中・近世以降の遺構としては土坑墓、溝を確認。土坑墓からは六道銭と内耳土鍋が出土。
内野遺跡:平成28~30年度調査の結果を所収。陥し穴3基を確認。中期~後期を中心とした縄文土器が出土。弥生時代は中期の土器が出土。奈良・平安時代は8世紀末から9世紀後半までの9軒の住居を確認した。床面の粘土堆積やロクロピットも確認されている。特徴的な遺物は猿面硯片、転用硯、焼成粘土の薄片などである。中・近世以降では溝が出土している。
他の遺跡:ムグリ遺跡の1号窯については再検討の結果、炭焼窯の可能性が高いことがわかった。また1号住居出土の風字硯についても、再度事実記載を行った。

縄文時代:中期後葉以降、活動が本格化し、晩期前半まで見られる。遺物は中期大型貝塚群崩壊後から後期大型貝塚群が形成される過程を検討する資料である。とくにうならすず遺跡で多く出土した石棒は、当時の流通と祭祀の在り方を示すものである可能性がある。
弥生時代:木戸作遺跡で検出した集落は小規模なものであった。一方、近隣の城之腰遺跡や星久喜遺跡は大規模な集落を形成している。市内で接するこれら二つのグループの関係性を探る上で重要な遺跡であると思われる。
古墳時代:内野古墳群の一部が常総型古墳であることが確認された。当該時期の社会構造の一端を明らかにできる資料となる。また、5号墳は墳丘断面の記録より構築方法が推測された。この時期の古墳は墳丘が消失しているものが多く貴重な資料である。一方で、うならすず遺跡で検出された前期の集落以外に生活の場はほとんど見られず、造墓主体は明らかにできなかった。
奈良・平安時代:うならすず遺跡、内野遺跡において、ロクロピットや住居床面の粘土堆積がみられた。これらより、工人のムラであることが示唆された。周辺の生産遺構と合わせ、大規模生産施設である南河原坂窯跡群操業停止直後の下総における土器生産の様相が明らかになった。また、土器だけでなく、鉄器や炭なども生産されていた多岐にわたる生産遺構であるとわかった。
中・近世:木戸作遺跡から土壙墓群が検出された。六道銭と内耳土鍋が出土している。内耳土鍋は使用痕はあるがほぼ完形であり非常に貴重な資料であると思われる。また、直下から人骨が出土しており、「鍋被り」であるとみられ、その時期より、当該習俗の起源を示す一端であると思われる。

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