福岡県
九州歴史資料館 企画展「重要文化財が語る古代大宰府」の紹介
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YouTube:九歴動画チャンネル
大宰府は、飛鳥・奈良・平安時代の九州北部にあって、西海道と呼ばれた九州地方の九国三島の統治と国防と外交を掌った、律令制における最大の地方官衙(役所)です。大宰府政庁跡とその周辺官衙、観世音寺や筑前国分寺等の古代寺院、水城跡や大野城跡、基肄城跡など関連する遺跡が国の特別史跡や史跡に指定されており、大宰府条坊跡も含めた遺跡からの多くの出土資料のうち、古代大宰府の活動によって生み出された考古資料1,770点が、令和5年度に国の重要文化財に指定されました。これを記念して、当館では、重要文化財に指定された考古資料のうち選りすぐりの逸品を展示します。
展示品には、新羅と畿内、九州の文化が融合して創造されたとみられる、大宰府式鬼瓦をはじめ、飛鳥・奈良の都城の瓦の影響のもとに作られた老司式や鴻臚館式と呼ばれる軒瓦、官衙の活動を物語る青磁や白磁などの陶磁器、須恵器、土師器、硯、墨書土器や刻書土器、木器の生活用品や農具、祭祀具、銅や鉄などの金属製品、武具、墓地の副葬品、漆製品、石製品など多様な考古資料が含まれます。
さらに、令和元年に重要文化財に指定された「大宰府跡出土木簡」も展示し、重要文化財を通してみることができる古代大宰府のすべてを紹介します。
展示品には、新羅と畿内、九州の文化が融合して創造されたとみられる、大宰府式鬼瓦をはじめ、飛鳥・奈良の都城の瓦の影響のもとに作られた老司式や鴻臚館式と呼ばれる軒瓦、官衙の活動を物語る青磁や白磁などの陶磁器、須恵器、土師器、硯、墨書土器や刻書土器、木器の生活用品や農具、祭祀具、銅や鉄などの金属製品、武具、墓地の副葬品、漆製品、石製品など多様な考古資料が含まれます。
さらに、令和元年に重要文化財に指定された「大宰府跡出土木簡」も展示し、重要文化財を通してみることができる古代大宰府のすべてを紹介します。