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沢部(2)遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/61961
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.61961
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 2018 『青森県埋蔵文化財調査報告書594:沢部(2)遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 2018 『沢部(2)遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書594
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書名 沢部(2)遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな さわべかっこにいせき
副書名 県営小栗山地区通作条件整備事業に伴う遺跡発掘調査報告
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 594
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 20180323
作成機関ID 022012
郵便番号 0380042
電話番号 0177885701
住所 青森県青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 沢部(2)遺跡
遺跡名かな さわべ2いせき
本内順位
遺跡所在地 青森県弘前市大字小栗山字沢部地内
所在地ふりがな あおもりけんひろさきしおおあざこぐりやまあざさわべちない
市町村コード 02202
遺跡番号 02002
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 403326
東経(世界測地系)度分秒 1402836
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.557222 140.476666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20150430-20151112
調査面積(㎡)
8000
調査原因 通作条件整備事業に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
縄文
主な遺構
竪穴建物跡 74
掘立柱建物跡 2
土坑 94
焼土遺構 18
土器埋設遺構 14
捨場 1
主な遺物
土器
石器
土製品
石製品
漆液容器
赤色顔料容器
アスファルト容器
アスファルト塊(前期中葉・中期末葉)
特記事項 ・前期中葉~後葉、中期末葉~後期初頭、後期末葉~晩期初頭の集落跡を確認した。
・前期中葉~後葉、中期末葉~後期初頭の石器製作を確認した。
・早期、前期前葉の土器が出土した。

遺跡名かな:さわべかっこにいせき
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
主な遺物
土器
特記事項 土器が出土した。
種別
散布地
時代
続縄文
主な遺構
主な遺物
土器
特記事項 土器が出土した。
種別
その他の生産遺跡
時代
平安
主な遺構
製炭土坑 7
主な遺物
土師器
特記事項 平安時代以降の製炭土坑を確認した。
要約  沢部(2)遺跡は縄文時代と平安時代の複合遺跡である。昭和48 年に1 度調査が行われている。
 縄文時代早期では鳥木沢式を主体とする貝殻沈線文系の土器群がまとまって出土し、前期前葉では表館式などに比定される土器が出土した。
 縄文時代前期中葉~後葉(円筒下層a~c 式期)では竪穴建物跡が49 棟、土坑墓3基、フラスコ状土坑10 基、土器埋設遺構8基、捨場1 か所などが検出された。フラスコ状土坑は時期比定が困難なものも多いことから、実際の数量はさらに増える可能性が高い。集落は3時期の変遷があり、時期ごとに集落の位置や構成が遷移する様子が看取された。また竪穴建物跡の形態も時期ごとに変化する傾向が捉えられる。特筆される遺物として、捨場から円筒下層b1~b2 式土器(184-4)に包蔵されたアスファルト塊(巻頭写真)が出土した。現状では青森県内最古の事例となる。
 縄文時代中期末葉~後期初頭では竪穴建物跡が14 棟、掘立柱建物跡2棟、土坑・フラスコ状土坑20 基(内推定14 基)、土器埋設遺構5基などが検出された。フラスコ状土坑は時期比定が困難なものも多いことから、実際の数量はさらに増える可能性が高い。諸施設は尾根上に列状もしくは環状に配置され、一部のフラスコ状土坑などが尾根頂部に分布するなど、集落構造に規制が窺える一方で、斜面下にも竪穴建物などの施設が僅かに点在する。竪穴建物跡には廃絶時の儀礼的な行為が認められ、フラスコ状土坑にも土坑墓への転用を含めた廃絶時の儀礼行為が看取された。特筆される遺物として、SI65 床面でアスファルト塊が出土し、同建物の堆積土からアスファルトのパレットが出土した。またSI45a の最下層からは、法量を同じくする赤色顔料容器2点と漆液容器1点がセットで出土した。
 また、本遺跡は珪質頁岩の原産地に位置しており、集落が営まれていた縄文時代前期中葉~後葉および中期末葉~後期初頭に石器製作が行われている。
 弥生時代では主に天王山系土器、続縄文時代では後北C2・D 式土器が少量出土した。
 平安時代以降では製炭土坑を確認し、土師器が少量出土した。

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