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岐阜県
国史跡 元屋敷陶器窯跡

「元屋敷陶器窯跡(もとやしきとうきかまあと)」は3基の「大窯(おおがま)」と1基の「連房式登窯(れんぼうしきのぼりがま)」の4つの窯跡からなる国指定史跡です。

千利休(せんのりきゅう)や古田織部(ふるたおりべ)の登場により、安土桃山時代から江戸時代初頭にかけて、京都や大阪で茶の湯が流行しました。それを支えるように、国内の窯場では茶の湯のための器である「茶陶(ちゃとう)」の生産が盛んになります。
岐阜県土岐市が位置する東美濃地域では、「瀬戸黒(せとぐろ)」「黄瀬戸(きぜと)」「志野(しの)」「織部(おりべ)」といった、とりわけ華やかな茶陶が焼かれ、これらを「美濃桃山陶(みのももやまとう)」と呼んでいます。

「元屋敷陶器窯跡」の4つの窯跡からは、生活の器から美濃桃山陶へと生産の主体が移り変わっていった様子を捉えることができます。
中でも美濃最古の連房式登窯と伝わる「元屋敷窯」は、陶工加藤景延(かとうかげのぶ)が唐津から技術導入して築窯したとされ、その背景には当時の領主妻木氏(つまぎし)の後ろ盾があったと考えられています。

昭和42年に連房式登窯が国史跡に指定、その後6次にわたる調査を経て大窯3基と作業場所も含めた一帯の保存整備が進められ、平成25年には窯跡の出土品のうち2,431点が国重要文化財に指定されました。

「元屋敷陶器窯跡」は一般公開を行っており、「織部の里公園」で見学できます。
出土品の一部は、近くにある「土岐市美濃陶磁歴史館」でご覧いただけます(詳しくは土岐市美濃陶磁歴史館ホームページよりご確認ください)。

土岐市文化振興事業団ホームページ(土岐市美濃陶磁歴史館)
http://www.toki-bunka.or.jp/history

土岐市文化振興事業団ホームページ(織部の里公園)
http://www.toki-bunka.or.jp/oribe/poi...
データ登録機関 : 土岐市
文化財所在地 : 岐阜県
動画種別 : 文化財紹介・解説
対象 : 大人向け
文化財種別 : 史跡・遺跡
時代 安土桃山
総覧登録日 : 2023-05-30
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wikipedia 出典テンプレート : {{cite video|title=国史跡 元屋敷陶器窯跡|url=https://youtu.be/HgAXao1f5fk|publisher=土岐市}} 閉じる
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